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ゴースト&キャット8

「エルビス!」

白い空間でネネコは駆け寄る。

エルビス・フォン・アルバーニは倒れていた。

「エルビス・フォン・アルバーニ、起きるんだ」

樹も揺り起こす。

すると、しばらくして目を開けた。

「樹君、愛里ちゃん…」

「違う、ネネコだよ!」

「ネネコちゃん?」

エルビスは状況がわからなかった。

「エルビス・フォン・アルバーニ、何があった?」

「何って?」

「何故倒れていた、睦月とネネコの出現は貴方の仕業か?」

エルビスは起きる。

「睦月君をちゃんと具現化できたのか、良かった…」

それは、エルビス本人が自らの意志でやったという証明でもあった。

「睦月さんが現れたのは貴方の仕業ですか。なら、何故倒れていた?ネネコの方は?」

樹は問う。

「すまない、きっとネネコちゃんは不慮の出来事だろう。睦月君を具現化させた時に彼女の方にも魔力が行ってしまった様だ」

「そうですか…なら、戻してください」

「勿論そうするつもりだよ。だけど、もう少し時間が欲しい」

「何故ですか?」

「今、ちょっと調子が悪くてね」

「わかりました。どれくらい必要ですか?」

「1日、休ませてくれるかい?」

「わかりました。では明日、また来ます」

「すまない。その間、睦月君が家族と過ごす事を願うよ」

「そう伝えておきます」

こうして、樹とネネコは本から出ていった。

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