表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/228

ゴースト&キャット4

「愛里!」

「雪村さん!」

あちこちで声が響く。

陸上部捜索隊は、呼びながら進んでいった。

「愛里、どこ!」

里穂の声は、他の部員同様響く。

だが、部長にかかった電話に一変した。

顧問命令、引き返す様指示があったのだ。

それは他の部員にも伝えられる。

「里穂も引き返して!」

「もう少しだけ!」

部員達は引き返し、里穂だけが残る。

「愛里!」

その時だった。

その声に反応した様に、突然愛里は現れた。

里穂を押し倒すと、頬を舐める。

「愛里、心配したんだよ⁉️」

だが、それにはお構い無しで今度は頬ずりをした。

「関口さん」

葉月は呼び掛ける。

他の生徒が見つける前に本当は捕獲する筈だった。

しかし、先に里穂が見つけてしまっていた。

「理事長…」

「雪村さんは見つけました。ええ、関口さんも一緒です。後はお願いします」

顧問に連絡をつけ、騒動は沈静化した。

「関口さん、こちらです」

愛里を魔法で眠らせ、エレベーターに案内する。

「エレベーター、使えるんですね」

「ええ、普段は使えませんが」

学園を通りすぎ、理事長宅に着く。

そこには、双子が出迎えていた。

「おかえりなさいませ」

双子は頭を下げるとすでに魔法で軽くなっている愛里を皐月が受け取り、雨月は里穂を応接間に案内した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ