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魔法省訓練5

「君は影を使えるんだって?」

「はい」

桑田直澄は問う。

全身が黒く暗い、それは翔とは正反対の見かけだ。

「使ってよ」

「……」

なんとなく、気に入らない。

翔は無言だった。

「これ?」

そう、翔は魔力を既に使っていた。

それは樹が転校した時に使った術。

翔は直澄を影で動けなくしていたのだ。

「それ、君より魔力が高い人には効果無いよ」

そう言うと、直澄は歩いた。

「君も歩いたら?」

「?」

翔は言われた通りしてみる。

「足が上がらない」

「君が使ったものと同じ方法だよ。他には?」

直澄は問う。

直澄はデータとして事件を知っている。

だから、他にも使えると知っているのだ。

「使えません」

実際、翔の魔力は事件の前と同じ量に戻っていた。

「…これ、抜け出したら休憩」

影の能力で倒れさせ、影で手足を縛る。

そして、直澄はトレーニングルームから出ていった。

「抜け出したら教えてよね」

部長に言うと、見学室からも出ていった。


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