イザヤ書第60章、解読文章
イザヤ書第60章
60:1起きよ、光を放て。
あなたの光が臨み、
主の栄光があなたの上にのぼったから。
(その長き眠りから、起きよ、光を放て。)
(あなたの光が臨み、)
(主のご栄光が、あなたの上にのぼったから。)
60:2見よ、暗きは地をおおい、
やみはもろもろの民をおおう。
しかし、あなたの上には主が朝日のごとくのぼられ、
主の栄光があなたの上にあらわれる。
(見よ、暗気は地上を覆い、)
(闇は、もろもろの民を覆うであろう。)
(しかし、あなたのいる場所の上には、主が朝日のごとくのぼられ、)
(主の栄光が、あなたの上に現れる)
60:3もろもろの国は、あなたの光に来、
もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る。
(もろもろの心ある王は、あなたの光に来て、)
(もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る。)
60:4あなたの目をあげて見まわせ、
彼らはみな集まってあなたに来る。
あなたの子らは遠くから来、
あなたの娘らは、かいなにいだかれて来る。
(あなたの目をあげて見まわせ、)
(彼らは、皆あなたに集まってくる。)
(あなたの子らは遠くから来て、)
(あなたの娘らは、かいなに抱かれてくる。)
※その勝利を告げる意味。
60:5その時あなたは見て、喜びに輝き、
あなたの心はどよめき、かつ喜ぶ。
海の富が移ってあなたに来、
もろもろの国の宝が、あなたに来るからである。
(その時、あなたは見て、喜び輝き、)
(あなたの心はどよめき、かつ喜ぶであろう。)
(海の富が移って、あなたに来る。)
(もろもろの国の財宝が、あなたに来るからである。)
60:6多くのらくだ、ミデアンおよびエパの若きらくだは
あなたをおおい、
シバの人々はみな黄金、乳香を携えてきて、
主の誉を宣べ伝える。
(多くのラクダや、年若き使徒たちはあなたを囲み、)
(シバの人々(この世を罪と定めた人達)は皆、黄金、乳香を携えてきて、)
(主の誉を宣べ伝える。)
※ミデアン、モーセの誕生からミデヤンの地に逃れるまでの40年間についての資料は、使徒の働きとあるので。
※この部分の乳香を携えてきて、という意味、その人物がイエスキリストの生まれ変わりと解かると言う意味。
60:7ケダルの羊の群れはみなあなたに集まって来、
ネバヨテの雄羊はあなたに仕え、
わが祭壇の上にのぼって受けいれられる。
こうして、わたしはわが栄光の家を輝かす。
(アラブの一部族の群れは、皆、あなたに集まって来る。)
(その送られた兄弟は、あなたに仕え、)
(わが祭壇の上にのぼって、彼に受け入れられる。)
(こうして、わたしは我が栄光の家を輝かす。)
※ケダル、「東の子ら」の部類に入れられているアラブ人の一部族。
※ネバヨテ、すなわちイシマエルの長子はネバヨテとあるように、アブラハムの息子の子ら。
60:8雲のように飛び、
はとがその小屋に
飛び帰るようにして来る者はだれか。
(雲のように飛び、)
(鳩がその小屋に、)
(飛び帰るようにした来る者は誰か。)
※慌てて、その場所に来る者がいると言う意味。
60:9海沿いの国々はわたしを待ち望み、
タルシシの船はいや先に
あなたの子らを遠くから載せて来、
また彼らの金銀を共に載せて来て、
あなたの神、主の名にささげ、
イスラエルの聖者にささげる。
主があなたを輝かされたからである。
(海沿いの国々は、わたしを待ち望み、)
(渡ってきた船は、いや先に、)
(あなたの子らを遠くから載せて来て、)
(また彼らの金銀を共に載せてくる。)
(あなたの神に、主の名にささげ、)
(イスラエルの聖者にささげる。)
(主があなたを輝かされたからである。)
60:10異邦人はあなたの城壁を築き、
彼らの王たちはあなたに仕える。
わたしは怒りをもってあなたを打ったけれども、
また恵みをもってあなたをあわれんだからである。
(異邦人(ユダヤ人以外の者)は、あなたの城壁を築き、)
(彼らの王たちは、あなたに仕える。)
(わたしは怒りをもって、あなたを打ったけれども、)
(また恵みをもって、あなたを憐れんだからである。)
※一度、過去生で不義を働き、再びこの世に来て、何も知らない時は神の怒りを買い、そして反省をもって、神に憐れみを受けた。
60:11あなたの門は常に開いて、
昼も夜も閉ざすことはない。
これは人々が国々の宝をあなたに携えて来、
その王たちを率いて来るためである。
(あなたの門は常に開いて、)
(昼も夜も閉ざすことはない。)
(これは、人々が国々の宝をあなたに携えて来て、)
(その王たちが、率いて来るためである。
60:12あなたに仕えない国と民とは滅び、
その国々は全く荒れすたれる。
(あなたに仕えない国と民は滅び、)
(その国々は全く、荒れ廃れる。)
60:13レバノンの栄えはあなたに来、
いとすぎ、すずかけ、まつは皆共に来て、
わが聖所をかざる。
またわたしはわが足をおく所を尊くする。
(神の顧みる国、日本の栄えはあなたに来て、)
(イエスキリストを意味する者は、大きな葉をつけるように、向上心があり、憐れみ深く、慈悲に満ち、永遠の命を造り上げる。)
(それらは、彼と共に来る。)
(それは我が聖所を飾る。)
(また、わたしはわが足を置く所を尊くする。)
※レバノン、古代オリエントの意味は、古代ローマ人が、ラテン語で自分たちの住むイタリア半島から見て東方の地域を指した「日の昇るところ」という意味の言葉です。要するに、現代に日本、わたしのいる国である。
※いとすぎは十字架の材料。すずかけ、プラタナスの語源は、ギリシャ語の platys(広い)から。大きな葉に由来する。まつ、花言葉は
「不老長寿」「同情」「向上心」「哀れみ」「かわいそう」「慈悲」「永遠の若さ」「勇敢」
60:14あなたを苦しめた者の子らは、
かがんで、あなたのもとに来、
あなたをさげすんだ者は、
ことごとくあなたの足もとに伏し、
あなたを主の都、
イスラエルの聖者のシオンととなえる。
(あなたを苦しめた者の子らは、)
(かがんで、あなたのもとに来る。)
(あなたを蔑んだ者は、)
(ことごとく、あなたの足元に伏して、)
(あなたを主の都、)
(イスラエルの聖者で、神の契約者と唱えるようになる。)
60:15あなたは捨てられ、憎まれて、
その中を過ぎる者もなかったが、
わたしはあなたを、とこしえの誇、
世々の喜びとする。
(あなたは捨てられ、憎まれて、)
(その中を過ぎる者もなかったが、)
(わたしはあなたを、とこしえの誇りとする。)
(世の中の喜びとする。)
60:16あなたはまた、もろもろの国の乳を吸い、
王たちの乳ぶさを吸い、
そして主なるわたしが、あなたの救主、
また、あなたのあがない主、
ヤコブの全能者であることを知るにいたる。
(あなたはまた、もろもろの国の乳を吸い、)
(王たちの乳房を吸い、)
※その罪を、消し去ると言う意味。
(また、あなたの贖い主、)
(ヤコブの全能者であることを知るにいたる。)
※エレミア書にあるように、ヤコブの正体は万軍の主である。
されど、これを知っても、高慢はならないとある。
60:17わたしは青銅の代りに黄金を携え、
くろがねの代りにしろがねを携え、
木の代りに青銅を、石の代りに鉄を携えてきて、
あなたのまつりごとを平和にし、
あなたのつかさびとを正しくする。
(わたしは、青銅の代りに黄金を携え、)
(くろがねの代りにしろがねを携え、)
(木の代りに青銅を、石の代りに鉄を携えてきて、)
※それだけ、揺らがぬ強固なものにするという意味。
(あなたのまつりごとを平和にし、)
※まつり事、政治のこと。
(あなたに仕える人を正しくする。)
60:18暴虐は、もはやあなたの地に聞かれず、
荒廃と滅亡は、もはやあなたの境のうちに聞かれず、
あなたはその城壁を「救」ととなえ、
その門を「誉」ととなえる。
(暴虐は、もはやあなたの地に聞くことはなく、)
(荒廃と滅亡は、もはやあなたの境には聞かれない。)
(あなたはその出来あがった意味を救いと唱え、)
(その完成したものを誉と唱える。)
60:19昼は、もはや太陽があなたの光とならず、
夜も月が輝いてあなたを照さず、
主はとこしえにあなたの光となり、
あなたの神はあなたの栄えとなられる。
(昼は、もはや太陽があなたの光とならず、)
(夜も月が輝いて、あなたを照らさず、)
(主はとこしえに、あなたの光となり、)
(あなたの神は、あなたの栄えと唱える。)
60:20あなたの太陽は再び没せず、
あなたの月はかけることがない。
主がとこしえにあなたの光となり、
あなたの悲しみの日が終るからである。
(あなたの太陽は再び没せず、)
(あなたの月は欠けることがない。)
(主があなたのとこしえの光となり、)
(あなたの悲しみの日は、赦されて終わるからである。)
60:21あなたの民はことごとく正しい者となって、
とこしえに地を所有する。
彼らはわたしの植えた若枝、わが手のわざ、
わが栄光をあらわすものとなる。
(あなたを取り囲む民は、ことごとく正しい者となって、)
(とこしえに地を所有する。)
(彼らは、わたしがこの世に植えた若い枝で、わが手のわざであり、)
(我が栄光をあらわす者となる。)
60:22その最も小さい者は氏族となり、
その最も弱い者は強い国となる。
わたしは主である。
その時がくるならば、すみやかにこの事をなす。
(その最も小さい者は、その人類の氏族となり、)
(その最も弱い国は、強き国となる。)
(わたしは主である。)
(その時が来るならば、速やかにこの事を完成させる。)