イザヤ書第11章、解読文章
イザヤ書第11章
11:1エッサイの株から一つの芽が出、
(主のおられる株から一つの芽が出、)
※エッサイ、Jesse|「主はおられる」|ヘブライ語
エッサイの項目。
※、『旧約聖書』の登場人物。古代イスラエル王国第2代王ダビデの父。
『旧約聖書』によれば、ルツとボアズの孫で、イスラエル史上最大の繁栄をもたらし、後世理想の王とたたえられたダビデの父。
「エッサイの樹」とはダヴィデ王の父エッサイの家系という意味をなす。
※要するにダビデの子孫がその意味を作り上げる。
その根から一つの若枝が生えて実を結び、
(その根から一つの若い枝が生えて実を結び、)
11:2その上に主の霊がとどまる。
※あらゆる試練を乗り越えると、主の聖霊が降りてくる。
夢に聞こえた言葉である。
「真理の御霊がくだる」
これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、
主を知る知識と主を恐れる霊である。
(これは知恵と悟りの聖霊を与えられ、深慮と才能の聖霊)
(主の意味を知る知識を得て、主を恐れる聖霊である。)
※そして、姿を見ることで、それを調べ上げ、確信を持って「唯一神」であることを知るようになり、主を心より怖れる。
11:3彼は主を恐れることを楽しみとし、
その目の見るところによって、さばきをなさず、
その耳の聞くところによって、定めをなさず、
(このまま)
※要するに、見るところの不正の裁きはせず、
耳で聞いたことに、不正な定めを負わせず、
11:4正義をもって貧しい者をさばき、
公平をもって国のうちの
柔和な者のために定めをなし、
※このまま
その口のむちをもって国を撃ち、
(その口から出る言葉で、国を撃ち)
そのくちびるの息をもって悪しき者を殺す。
(その口をもって、悪しき人々を死に追いやる)
※要するに、言葉だけでその意味が起きる。
11:5正義はその腰の帯となり、
(正義はその腰の帯びとして締められ)
忠信はその身の帯となる。
(神に対する忠信は、その身を守る帯になる)
11:6おおかみは小羊と共にやどり、
(その激しい性格は、イエスキリストの性格を宿し)
ひょうは子やぎと共に伏し、
※ヒョウは、群れを形成せず単独で生活する意味から。
※子ヤギ、特定の人間に問題の責任を負わせ犠牲とすることをスケープゴート(生け贄のヤギ)と言うのは、これにちなんだ表現である。
(誰にも頼ることなく、イエスキリストの意味を調べ、その意味を受け止める)
子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、
※獅子、イスラエルが亡くなる前に、イスラエル12部族の未来に関して個々に預言をした。
その中のユダ部族の預言の中に「獅子」とのことばが出てくるのですが…。
すなわち「獅子」とは、まさにユダ族特有の言葉であると。
そこでこの暗号も、また、日本こそ現代に残るユダ族の子孫であることを神ご自身が確証しているような暗号となっている。
(子牛(エル神の子)を意味し、日本に残るイスラエルの民とともにいる)
小さいわらべに導かれ、
(そして、その心は無邪気であり)
※イエスの遺した福音書の言葉より。
しかし、あなたがたは蛇のように思慮深く、鳩のように無邪気であれ”。
11:7雌牛と熊とは食い物を共にし、
牛の子と熊の子と共に伏し、
ししは牛のようにわらを食い、
11:8乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、
乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。
11:9彼らはわが聖なる山のどこにおいても、
そこなうことなく、やぶることがない。
(如何に苦しくても、約束を破らずに到達する者たちが出る。)
(唯一神を怖れることを楽しみとする。)
水が海をおおっているように、
主を知る知識が地に満ちるからである。
(主の存在を世界に知らしめ、それが満ちて確立させる。)
11:10その日、エッサイの根が立って、もろもろの民の旗となり、もろもろの国びとはこれに尋ね求め、その置かれる所に栄光がある。
(その日、神のおられる根が立ち上がり、もろもろの民のしるしとなり、)
(もろもろの国の人々は、ヤコブ(主の正体を意味する)を尋ねてくる。)
(そのいる場所には、栄光が満ちている)
※エッサイ、Jesse|「主はおられる」|ヘブライ語。
主が内にある人物が立ちあがり、もろもろの民の旗となり、もろもろの民はこれを求めて、その置かれている所に栄光がある。
11:11その日、主は再び手を伸べて、その民の残れる者をアッスリヤ(イラク北部)、エジプト、パテロス(フィリピン)、エチオピヤ、エラム(イランの一部)、シナル(バビロンの生き残り)、ハマテ(シリア西部のオロンテス川中流にある都市)および海沿いの国々からあがなわれる。
※アッシリア、(イラク北部の存在する王国の意味の残る者)の悔い改めた者。
※パテロス、フィリピンの町である。
※「シナルの地」をバビロンの隠語として使っている。ちなみに、「ペテロの第一の手紙」には、ローマのことをバビロンと書いている。
※これらが、救いを求めて日本に来るようになる。
11:12主は国々のために旗をあげて、
イスラエルの追いやられた者を集め、
ユダの散らされた者を地の四方から集められる。
(主は、世界各国のために旗をあげ)
(失われたイスラエルの部族を集める)
(そして、ユダ族の散らされた者らを四方から集められる)
11:13エフライムのねたみはうせ、
ユダを悩ます者は断たれ、
エフライムはユダをねたまず、
ユダはエフライムを悩ますことはない。
(ヨーロッパの人々のねたみはなくなり、)
(ユダ族を悩ます者はなくなり、)
(ヨーロッパの人々はユダ族をねたまず、)
(ユダ族はヨーロッパを悩ますことはない。)
※エフライム(Ephraim)は、旧約聖書の創世記に登場する古代ヘブライ人の族長の一人。ヨセフの息子でエフライム族の始祖となった。彼にちなんでヨーロッパ系の男性名としても用いられ、ロシア人の名前に見られるエフレムに対応する。
11:14しかし彼らは西の方ペリシテびとの肩に
襲いかかり、
※ペリシテ人、パレスチナは「ペリシテ人の土地」という意味だが…
(しかし、彼らはパレスチナに侵略し)
相共に東の民をかすめ、
(それから、東の民をかすめ)
その手をエドムおよびモアブに伸べ、
※エドムはパレスチナの南南東、死海の南からアカバ湾に至る地域で、一般に「エドムの地」と言われる。
※モアブは、モアブとは、古代イスラエルの東に隣接した地域の古代の地名であり、死海の東岸、アルノン川(現ヨルダン・ハシェミット王国のワディ・アル・ムジブ)以南からゼレド川以北(現ヨルダンのワディ・アル・ハサ)の高原地帯に広がる地域を指す。
アンモン(ヨルダンの人々と連合を図り)の人々をおのれに従わせる。
(要するに近隣の諸国を蹂躙する(最後の抵抗を試みる))
11:15主はエジプトの海の舌をからし、
川の上に手を振って熱い風を吹かせ、
その川を打って七つの川となし、
くつをぬらさないで渡らせられる。
(その侵略された者らを救う為に、主はその逃げる道を確保される)
※要するに、民族の移動が行なわれる
11:16その民の残れる者のために
アッスリヤからの大路があり、
(イラク北部から逃れる道があり)
昔イスラエルがエジプトの国から
上ってきた時にあったようになる。
(モーゼが古の頃に、イスラエルがエジプトから逃れた来た時のようになる)
※その生き残った者の通る大路がイラク北部にあり、昔イスラエルがエジプトから逃れてきたときのようになる。