決定版「琵琶湖伝 用語と人物」
みなさん、わざわざ来てくださり、ありがとうございます。
皆様のおかげで、小説家になろう」の2007年1月1日からこの12月
までで、歴史ジャンルのアクセスの数はこの琵琶湖伝がナンバーワンでした。
何とアクセス一位回数三六二回。三六二回も1位にしていただいた読者の皆
様に感謝します。
この琵琶湖伝は三部構成で、中心は二部と三部です。一部は関ヶ原とそれ
以後一六〇二年の二月までを描いています。分量的には琵琶湖伝全体の四分
の一弱です。
一部は二部三部への橋渡し的役割です。二部三部は一六〇二年十一月前後
の徳川家康の家臣団と家康に反対する公家衆との戦いの日々を克明に描いて
ゆきます。
二部から主要人物が全員登場します。
主人公は、一部から出ている本多忠勝の護衛役井原正英、二部から登場の
堅田水舟拳と甲賀流信濃忍法を使う岡本お香。徳川方の準主役は、市来良之
介、本多忠勝、雑賀孫六、霧隠才蔵ほか多数。反徳川の準主役は独鈷比叡剣
の使い手である烏丸中将成幹、高雄山東命寺派の奥義を極める稀代の毒使い
高西暗報ほか多数です。
一部からでも二部から読んでも三部からでもかまいませんのでご自由にお
読みください。一部は関ヶ原の合戦シーンや政治的駆け引き、真田家の行方
など、二部はコメディありアクションあり、三部はアクション、アクション
またアクションです。
では、歴史冒険アクション伝奇ファンタジーそしてコメディの琵琶湖伝ワ
ールドをお楽しみください。
決定版「琵琶湖伝 用語と人物」
琵琶湖伝も第三部まで来て、多くの登場人物や用語などが
出て、再度整理したくなりました。
琵琶湖伝の主な用語
点欠(特定のツボを突いて体内の気の流れを停止させたり回復
させたりする技のこと。相手を行動不能にしたり、病の治
療に使ったりとさまざまな用い方がある。かなりの武術の
達人しか使えない)
内功(ないこう いわゆる気功。身体の内部機能を鍛錬し、体
内の「気」が生み出す内力 (ないりょく)を自由に使う技
のこと。
中国の武侠小説では当然の技。日本なら漫画「ドラゴン
ボール」の各種の技を思い浮かべてもらいたい。場合に
よっては空も飛ぶ)
外功(中国の武侠小説では、体の内面の気を集めてそのエネル
ギーを外に出す内功に対して、純粋に物理的肉体的パワ
ーで相手を攻めるものの総称で、空手などをイメージし
てもらいたい)
暗器師 第59節引用 晴豊ではなく、金地院崇伝が口を開
いた。
「暗器とは手に隠し持った武器のこと。たとえば手裏剣。
そこから派生し、暗器師といえば、敵対するものを毒な
どで自然死にみせかけ殺す人間を指すはず」
武林 武術の世界のこと。
信長の遺書 天下無敵の兵法書。この書物を手に入れた者が
天下を握れると噂される書物。正式名称「天翔将
星記 (てんしょうしょうせいき)」。大田牛一の
手元にあるといわれる。百二十九節参照。
美里拳論会 武林の最高権威。十年ごとに大会があり、そ
の勝者は武林の最高実力者とみなされる。
琵琶湖伝な人々
主要な登場人物の紹介をします。
なおこの物語はフイクションであり、登場する人物、団体、
地名及び時代時間等の名称はすべて架空のものです。
ZTは「実在の人のようです」の意味。ZT注意。
一 本多家とその周辺の人々
井原正英…琵琶湖伝の主人公的人物。第一部、第二部、第三部
と全編を通じて登場。居合いの達人だが、内功も実
は使える。
市来良之介…第二部からの中心人物の一人。十六歳まで善良寺
の竜雲和尚の下で根来山王拳を、それ以後は孫六か
ら雑賀海王拳を学んだ外功の若き達人。お耳役。精
力絶倫。
お香(見返りお香) …第二部からの中心人物の一人で正英の許嫁。
堅田水舟拳と甲賀流信濃忍法を使う。大鷲を操れる。
趣味は指人形。
本多忠勝…第一部の主役的人物。ZT。
雑賀孫六…本多家お耳役元締め。有名な雑賀孫市の実弟。雑賀
海王拳の奥義を極める。二度の牛化により、「牛並
み」の力を得る。ZT。
梶金平…本多家家老。「きんぺい」なのに忠勝はなぜか「こんぺ
い」と呼ぶ。ZT。
筑紫秀綱…本多家重臣。
井原英刀…本多家家臣すでに死亡。正英の父。
竜雲和尚…善良寺の住職で根来山王拳の名手。孫六とは武術上の
ライバル。美里拳論会では八十年準優勝、九十年優勝
とその力は琵琶湖伝中屈指。
風韻の尼(風ねーや) …竜雲和尚の弟子。良之介の姉弟子。楽器に
気を込めて殺人音波を放つ内功を使える。
弥助…竜雲和尚の弟子。良之介の兄弟子。彦根在住の本多家お耳役。
彦根涼単寺からの逃亡の際に死亡。
二 徳川家関係
徳川家康…この物語中で、世間では一番有名な人物かも。第一部の
主役の一人。
松平忠吉…家康の四男、直政の娘婿。ZT。
板倉勝重…京都所司代(第一部五十四節参照)。反徳川集団の動きを
探索する総責任者。ZT。
金地院崇伝…板倉勝重とともに朝廷工作を行う。ZT。
山内記念…京都所司代の同心。剣豪宮本武蔵の父新免無二斎(しん
めんむにさい)の新免流の十手術の継承者。
服部半蔵…伊賀者総支配。お香の実の父。ZT。
喜市包厳…反徳川の公家衆の監視のため、家康の命で所司代付きと
なっていた伊賀者の責任者。鎖鎌の使い手。
霧隠才蔵…所司代付きとなっている伊賀者の一人。その技は猿飛佐
助をしのぐ。
藤堂高虎…三部から登場する伊予今治20万石の大名。ZT。
梶川小兵衛…藤堂高虎の護衛役
三 彦根の人々
井伊直政…文武両道、知勇兼備で悪い人。第二部以降はこの人の死
をめぐって展開していきます。愛唱歌「赤色エレジー」。
ZT。
木俣守勝…井伊家家老。直政没後の彦根城建設者。井伊家の大実力
者。ZT。
木俣家家臣団…木俣守勝と同じ素直な性格です。
広瀬将房…井伊家家臣。井伊家の旧武田家家臣団の指導者的存在。
井伊直政暗殺の容疑濃厚。ZT。
石黒将監…井伊家家臣。旧武田家家臣団。ZT。
石田三成…彦根涼単寺の僧として潜伏。広瀬将房たちと親密な関係
にあり。
ZT。
四 朝廷の人々
勧修寺晴豊…親徳川派の公家の代表者。武家伝奏職。ZT。
九条兼孝…反徳川派の首魁。関白。ZT。
烏丸中将成幹…暗器師。九条兼孝の命で動く。伝教大師最澄様創出
の独鈷比叡剣の使い手。
高西暗報…烏丸中将成幹の家臣。毒使い。空海様からの伝統を受け
継ぐ武林の名門、高雄山東命寺派の奥義を極める。得意
技「木の葉がえし」「黄泉参り」。
宮内平蔵…烏丸中将成幹の家臣。薩摩藩脱藩者。剣の達人。
植山仁斎…大化の改新以前から烏丸中将家に仕える暗殺集団植山衆
の頭領。
菊亭晴季・・豊臣と朝廷のパイプ役であったが、徳川家の台頭で権
勢を失いかけている。ZT。
五 薩摩の人々
島津家の人々…全て実在の人のようです。
島津義弘…えらい人です。
島津豊久…第一部前半の主役の一人。井伊直政に背後から射殺され
ます。
長寿院盛淳…地獄の酒盛りにお連れ申そう。
東郷重位…三部に登場。薩摩藩の剣客。
六 信州の人々
真田信幸…あの有名な幸村のお兄さん。いい人です。ZT。
小松姫…本多忠勝の娘。信幸の妻。ZT。
真田昌幸と幸村…信幸の父と弟。悪い人です。ZT。
戸沢白雲斎…甲賀流の名手であり、信州に隠棲している。正英も一
時期白雲斎の下で修行していた。
猿飛佐助…白雲斎の弟子。真田幸村の家臣。正英やお香の兄弟子に
あたる。固定したものににぶつかることで生れる反作用
の力を利用した「さるとび」の技を使う。
七 独立系の人々
空海…真言宗の祖。空海様の超人伝説は日本各地に存在します。ZT。
表正左衛門…美里村永代名主。美里拳論会の主催者。
平安百勝…伝説化された最強武術家。
大田牛一…織田信長の側近。「信長公記」の著者。「信長の遺書」を
所持している。京都近江周辺にいる模様。ZT。
雑賀孫市…雑賀党の指導者。世を捨て、京都長岡の高明寺の寺男をし
ている。ZT。
岡本邦源…近江堅田(滋賀県大津市堅田)の堅田湖族衆総代。堅田水舟
拳の使い手。「琵琶湖激誘波」を使う。
以上 主要登場人物四十数名これからもさらに増える可能性有り。
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情けをかけておくんなさい。