( ´ ▽ ` )ノ( ´ ▽ ` )ノ( ´ ▽ ` )ノのお話
何でもわたくしが悪いと言う婚約者とは、婚約を解消致します。当然でしょう。
「はぁ?どうしてなんでわたくしが悪い事になっているのよ」
ジェティリア・バルク公爵令嬢は怒りのあまり扇をへし折った。
婚約を結んだレイデル・アーク公爵令息から手紙が来たのだ。
明日の夜会はエスコートできなくなった。
申し訳ない。
従妹のマリーゼが、傍に着いていて欲しいといっているのだ。
心の広い君なら解ってくれるね。
もし、君が許してくれないというのなら、君の心が狭いということで、私は軽蔑する。
君は私の婚約者になる選ばれた令嬢だ。心は海のように広いのだろう。
だから君が悪い。許さないと言うのなら君が悪すぎる。
従って明日の夜会はエスコート出来ない。
申し訳ない。
ジェティリアには婚約者がいる。
レイデル・アーク公爵令息という、黒髪碧眼の美しい婚約者だ。
共に17歳。
婚約を結んで一月過ぎるが、この男、何かあるたびに、悪いのはジェティリアだと言うのだ。
どういうことよ。
どうしてわたくしが悪い事になっているの?
初対面から印象が悪かった。
整った美しい顔のレイデル。
顔見せのお茶会のテーブルで二人きりになった時に、彼は言ったのだ。
「私がレイデル・アークだ。よろしく頼む。今日の君の水色のドレスは地味だな。地味なドレスを選ぶ君のセンスが悪い。もっとセンスの良いドレスを着てこられなかったのか?それからその髪飾り。美しくない。何で黒い宝石を使っているのだ。もっと華やかな髪飾りをしない君が悪い」
心の中で、はぁ?この男は頭が湧いているのかとジェティリアは思った。
普通なら、とても美しい髪飾りとか、ドレスとか褒めるでしょう?お世辞でも。
なんでこんなに貶めてくるのかしら。
ただ、今回の婚約は名門アーク公爵家とどうしても縁を結びたい父、バルク公爵が頼み込んで結んだ婚約だ。
レイデルには前に婚約を結んだ令嬢がいたが、彼女とは婚約解消をしたとの事。
そりゃ、解消するでしょう。こんな物言いをする人ではね。
ただ、ジェティリアは性格がきつい令嬢だった。
だから、しっかりと言い返した。
「あら、こちらの黒の宝石を使った髪飾りは、バルク前公爵夫人のお祖母様から頂いた歴史のある髪飾りですわ。こちらの水色のドレスですけれども、王都の一流デザイナーに頼んで作ってもらったドレスですの。物を見る目がありませんわね。オホホホ」
ぴきっとレイデルの額に青筋が浮かんだような気がして。
扇の影でジェティリアは、口端を引き上げて微笑んだ。
レイデルは、ちらりとジェティリアを見て、
「口が悪い女だな。私の物を見る目を貶すとは、お前が悪い。女は男を立てるものだ」
「立て甲斐があれば立てますけれども、まったく貴方を立てたくもありませんので」
不機嫌にレイデルは席を立った。
この婚約がなくなればいい。そう思った。
だが、婚約は結ばれてしまった。
父が、
「仲がよさそうでよかった」
メイド達からの報告に頷く父。
メイド達は見聞きしたままを正直に報告しているはず。
父に向かってはっきりと、
「何をどう間違ったら、仲が良く見えるのか教えて頂きたいわ。お父様」
「え?喧嘩する程、仲がいいと言うではないか」
「はぁ?一方的に貶めてきた相手に反論しただけですわ。この婚約、なしにできませんの?」
「出来ん。やっとアーク公爵家と縁続きになれるのだ。思いだせば私はアーク公爵夫人に恋をしてだな」
「お父様。亡きお母様が聞いたら悲しみますっ」
兄ベルハートがやって来て、
「父上。あんな屑と可愛いジェティリアとの婚約。ジェティリアが不幸になるのは目に見えております。私は反対です」
兄は反対してくれたが、父が聞く耳持たない。
「この婚約は解消することはならん。もう結んでしまったのだ。ああ、愛しのフェレーナ。娘を通じて君と親戚付き合いできるとは」
フェレーナってアーク公爵夫人の事よね。
確かにアーク公爵夫人は王国一の美人と言われているけれども。
婚約を結ばれてしまったので、仕方が無い。
ジェティリアは諦めるしかなかった。
それからのレイデルの態度は酷かった。
何が起きても、何を約束しても、何でもジェティリアが悪い事にされてしまうのだ。
彼は従妹のマリーゼを可愛がっていて、マリーゼを何をするのも優先している。
マリーゼは16歳。レイデルの家に居候している従妹だ。
レイデルと同様、黒髪碧眼で美しく、そして可愛らしい顔立ちをしている。
レイデルはマリーゼと恋人ではないかという位、行動を共にしている。
婚約を結んでしまったので、ジェティリアが歩み寄ろうした。でも、まったく上手くいかないのだ。
ジェティリアがレイデルに贈り物を贈っても。
ガラスペンをプレゼントしてくれてありがとう。しかし、青色のガラスペンだなんてありえない。私は普通に黒のガラスペンがよかったな。
我が家の紋章をいれてくれたのか。我が家の紋章のワシよりも、私は薔薇を入れて欲しかった。黒のガラスペンに真っ赤な薔薇の花。私のセンスはいいだろう。その話をマリーゼにしたら、ジェティリア様はセンスがないのね。と。センスのないジェティリアが悪い。だが、せっかくのプレゼントだ。受け取っておこう。有難う。
ジェティリアは手紙を床に投げつけて踏みつぶした。ゲシゲシと。
踏みつぶして慌てて拾って、この手紙を父と兄に見せた。
「お父様。これでも婚約を続けろと言うのですか?わたくし、この男と結婚したら心労で倒れてしまいますわ」
父は趣味の陶器の壺を磨きながら、
「倒れるような軟な娘じゃないだろう?ジェティリア」
兄ベルハートが、
「父上。父上の我儘でこの婚約を結びましたが、あまりにも、ジェティリアが可哀そうです。父上は初恋の君と近づきたいが為に婚約を継続したいのでしょう」
「フェレーナは美しいし、いまだに私の憧れだ」
ジェティリアは、父に向かって、
「わたくしはお父様の初恋の犠牲になるのは絶対に嫌です。この婚約は解消して下さいませ」
「不貞をレイデルがしている訳ではあるまい。ちょっと可愛らしく口が悪いだけだろう?」
「はぁ?可愛らしく口が悪いですむ問題ですか。お手紙、読みましたでしょう?何でもわたくしが悪いとおっしゃる人と結婚しても上手くやっていけませんわ」
「そこを上手くやっていくのが公爵令嬢として育ったお前の役目だろう」
父に何を言っても無駄だと理解した。
あれからもレイデルの態度は酷かった。
夜会でマリーゼを優先するから、君との約束はキャンセルすると言って来た。
「婚約者としてあり得ませんわ。何故、従妹を優先してわたくしと夜会に行かないのです?あり得ないでしょう」
と言う手紙を送ったら、
「マリーゼが私にエスコートして欲しいと言うから、私がエスコートをするのは当然だ。嫉妬深いのは女性と最低だな。公爵令嬢として器が狭いお前が全て悪い。だからお前をエスコートする気にはなれない」
という返事が来た。
思い切り床に手紙を投げつけて、ゲシゲシと踏みつけた。
なんでこんな男と婚約を続けなければならないの?
兄のベルハートが、
「私がエスコートしようか?まだ私も婚約者がいないから」
そう言ってくれた。
王宮の王妃様のお誕生日を祝う夜会だ。
絶対に行きたかった。
兄にエスコートを頼んでおき、ドレスを新調することにした。
ロイド・ファレス伯爵令息がザイド商会のデザイナーだ。
この間の水色のドレスも彼がデザインしたドレスだ。
今回もロイドに頼むことにした。
ザイド商会からロイドに来て欲しいと頼むと、ロイドはその日の午後に来てくれた。
ロイドは客間で嬉しそうにジェティリアを見つめながら、
「この間、ジェティリア様から依頼された水色のドレス。貴方様の金の髪に映えて、とても良い仕上がりになりました。ジェティリア様はお美しい。王都で貴族を相手にドレスのデザイナーをやって商売していて、色々な方のドレスをデザインさせて頂いておりますが、私はジェティリア様のドレスをデザインしている時が一番幸せです。今回もご注文いただけるとの事。嬉しくて嬉しくて、急いで参りました」
ジェティリアは、ロイドの照れた顔がとても可愛らしいと思った。
歳は相手は20歳。自分より3歳年上なのに。
金髪碧眼の彼の顔はとても優しい顔立ちだ。
その彼が顔を赤くして自分を見ている。
そういえば、彼はこの間も、顔を赤くしてわたくしを見ていなかった?
ジェティリアはにこやかに、
「この間のドレスの出来はとても素晴らしくて。わたくしあの水色のドレスをとても気に入っておりますの。でも今度の夜会は王妃様の誕生日の夜会。ですから、もう少し華やかなドレスを着て出席したいわ。色はそうね。深紅のドレスにしようかしら」
「深紅のドレスですね。薔薇が咲いたような美しい仕上がりにしたいです。お任せ下さい。デザインが出来ましたら、お見せに上がります。ああ、ジェティリア様が着たら今から楽しみで、張り切ってお作りします」
深紅のドレスを着て夜会に出席したら。なんて素敵な。
心が華やいだ。
本当は愛する人と夜会に出席したい。
お兄様のエスコートも悪くないけれども。
本当はレイデル様がエスコートするべきなのに。
でも、わたくしはあんな男よりも、誠意ある人と、結婚したいの。
結婚したいのよ……
何だか涙が零れて来た。
ロイドが慌てて、
「どう致しました?ジェティリア様」
「何でもないわ。ドレスのデザイン、楽しみにしているわね」
華やかなドレスを着たらきっと、気分も晴れるに違いない。
そう思えた。
夜会の同日、兄のベルハートのエスコートで深紅のドレスを着て、出席した。
ロイドが近寄ってきて、
「この間、試着の時も美しかったですけれども、やはり会場で見る貴方は更に美しい」
「ロイドのお陰でわたくしは輝く事が出来ますわ。有難う。ロイド」
レイデルがマリーゼを連れて夜会の会場に入って来た。
そう、マリーゼは真っ白なドレスを着て、レイデルに向かって微笑んでいた。
ジェティリアはイラついた。
わたくしが婚約者なのよ。わたくしが。何故、従妹を連れて貴方は会場にいるの?
どうしてよ。なんでよ。
どうせ貴方、わたくしが怒ったら、器が狭いわたくしが悪いと言うのでしょう。
何でもわたくしが悪いわたくしが悪い。なんでもわたくしが……
ベルハートがジェティリアの肩にそっと手を添えた。
「最低だな。あの男。私が責任を持つ。次期当主として。父上の初恋の為にお前が我慢する事はない」
「お兄様。いいのですか?」
「ああ、全ての責任は私が持つ」
ジェティリアは、レイデルとマリーゼの前に進み出て、
「あら、レイデル様。今日もマリーゼ様とご一緒なのですね」
「手紙で知らせたはずだ。マリーゼと出席すると」
「普通は婚約者をエスコートするのが常識ではありませんこと?」
「その事をこんな場所で言う事ではないだろう」
周りの貴族達が注目している。
レイデルはジェティリアに、
「だからお前は狭量なんだ。私に焼きもちを妬くお前が悪い」
「ええ。そうですわね。わたくしが悪かったのでしょう」
ジェティリアはレイデルを見つめて、
「わたくしが悪かったのです。いくら父が結んだ婚約とはいえ、貴方のような方と婚約したことが、わたくしの人生最大の間違いでしたわ」
ベルハートが、レイデルの前に出て、
「我がバルク公爵家から婚約解消を求めたい。妹が悪いとレイデル殿は言うが、従妹を優先して、婚約者たる我が妹に何度、恥をかかせるつもりだ?それを全て妹が悪いと、失礼にも程がある。そなたの悪意ある言葉に、次期当主として我慢ならない。婚約破棄をこちらからしてもかまわない。アーク公爵家と縁を結ぶことはない。もし、反論するというのなら、全ての悪意あるレイデル殿の言葉を公開させて貰おう」
レイデルは睨みつけて、
「私の言葉が悪意あると?ジェティリアが悪いに決まっている。当然だろう。女は男を立てる物だ。私が従妹を大切にする気持ちも解らないなんてジェティリアが悪いに決まっているではないか」
それを聞いていた貴族の夫人達が、
「信じられないわ。アーク公爵子息の暴言、聞きました?」
「常識もありませんわね。ジェティリア様が悪いだなんて」
「信じられませんわ」
その騒ぎを聞いていたのか、王妃レディーヌが近づいて来て、
「わたくしの権限で、この婚約解消を認めます。婚約破棄しても良いお話ですわね。婚約者をエスコートせず、結婚を認められていない従妹をエスコートするだけでなく、全ての責任をバルク公爵令嬢になすりつけるとは、わたくし不愉快です」
レイデルは真っ青になった。
マリーゼは泣きながら、
「私は悪くないわ。愛するレイデル様と夜会に来たかったのですもの」
ジェティリアははっきりと、マリーゼに向かって、
「でも、貴方の我儘で、わたくしとレイデル様との婚約はなくなったのですわ。わたくしは嬉しいですけれども。このような男と結婚をしなくてすむのですもの」
レイデルに向かって、
「全てをわたくしが悪いという男性とは結婚しなくて正解だわ。どうぞ、これから先もマリーゼ様と仲良くお過ごし下さいませ」
レイデルはマリーゼを連れて、会場を慌てて出て行った。
傍で見ていたロイドが、
「素晴らしかったです。ジェティリア様。あのような男、貴方様にはふさわしくありません」
「有難う。ロイド」
王妃様に向かって、頭を下げて、
「有難うございます。王妃様」
レディーヌ王妃は扇を手に微笑んで、
「大変だったわね。わたくしからも、バルク公爵とアーク公爵に話をしておきますわ」
兄ベルハートも頭を下げる。
これでやっとあの男から自由になれる。
心からジェティリアは安堵するのであった。
無事、婚約は解消された。
恥知らずのどうしようもない男としてレイデルは社交界で知れ渡った。
とある日、屋敷の一部屋に閉じ込められて過ごしていたレイデルが父アーク公爵に呼ばれた。
アーク公爵はレイデルに向かって、
「マリーゼは修道院に行くことになった。あまりにも泣き叫んで暴れるので、縛って馬車に乗せたが。まったく妻の姪だからと甘やかし過ぎた。修道院で手に負えないようなら、亡き者にしてよいと言ってある」
「マリーゼが???マリーゼは悪くない」
「お前に婚約者がいる事を知っていながら婚約を壊す原因を作ったのだから、悪いに決まっているだろう。それからお前だが、領地の片隅で養ってやるが、この家を継ぐことはない」
「悪いのはジェティリアですっ。私は悪くない。家を継ぐのは私のはずです」
「私の監督が足りなかったのだな。婚約者を優先しなかったのは?何故、マリーゼを優先した?」
「マリーゼが強請ったから。マリーゼは可愛い私の従妹だから」
「それを許さなかったジェティリア嬢が悪いというのか?」
「当然でしょう」
「お前は家と家の婚約をどう思っているんだ。ジェティリア嬢は当然の事を言ったまでだ。婚約者を優先するのは家の契約を優先するのと一緒だ。結婚も出来ない、ただ預かっているだけのマリーゼを優先してわが家のなんの利がある。この無能が」
「しかし、父上っ」
「それでもお前が悪くないというのか?」
「でもっ」
「でもでもだってじゃない。世間だってお前が無能の馬鹿だと言う事が知れ渡っている。どこで教育を間違ったのか。もう、反省しなくても構わん。一生、領地の片隅で生きるがいい」
レイデルは馬車に押し込められ、領地の方へ向かった。
途中で屑の美男を攫う変…辺境騎士団連中が、馬車を襲ったが、
「黒髪か?黒髪碧眼はイマイチだな」
「そうだな。今回は見送ろう」
「やはり屑の美男は金髪碧眼っ。黒髪よりも触手が映える」
「そうそう、三日三晩も萎えるからな」
と、彼はそのまま領地の片隅で、監視付きで小さな屋敷で畑を耕して過ごすことになった。
面倒を見てくれる使用人に、
「飯が少ないではないか?もっとよこせ」
「働かないからですよ。しっかりと畑を耕して下さらないと、働かざる者に食べさせるわけにはいきません」
「平民のくせして、お前が悪い」
「では、今日の夕飯は抜きに致しましょう。では失礼致します」
「わ、私の夕飯は‥‥」
嫌でもレイデルは反省の日々を送るのであった。
ジェティリアはその頃、ロイドと共にお茶をしていた。
「お父様はお兄様が爵位を継いで、隠居して貰う事になりましたわ。お父様の初恋の為にわたくし犠牲にならないで本当に良かった」
「貴方が婚約解消したのなら、あの、私が婚約を申し込みたいのですが。でも、ザイド商会のドレスのデザイナーで、身分不足で」
ジェティリアは、ロイドの手を握り締めて、
「貴方のドレスはとても素敵だわ。わたくし、貴方のドレスを着て、夜会に出てドレスを宣伝したいの。貴方がわたくしを妻に望んでくれるとは思わなかった。ねぇ、わたくしは悪い女なの?いつも、レイデル様からわたくしが悪いと言われ続けていて」
「悪くないです。貴方は素晴らしい方だ。わたくしにとって貴方は女神様です。どうか私と結婚して下さい。一生懸命、ドレスをデザインします。貴方に似合うドレスを。貴方が宣伝して下さるなら、王妃様や、他の夫人や令嬢達のドレスも沢山デザインします。共に歩んでいきましょう」
ロイドに抱き着いた。
思い切り泣いた。
泣いて泣いて泣いて。
声を出して沢山泣いて。
ああ、でも、やっと前を向いて歩ける。
嬉しかった。
もう自分は悪くない。
悪くはないんだと、思ったらものすごく安堵して。
ロイドは優しく背を撫でながら、
「沢山泣いて下さい。ずっと耐えてきたのですね。泣いた後は沢山笑いましょう。ね?ジェティリア様」
そして、今…ジェティリアは幸せだ。
ロイド・ファレス伯爵令息と婚約を結んだ。
兄のベルハートや王妃様が喜んでくれた。
伯爵夫妻も良い人達で、ジェティリアとの婚約を喜んでくれている。
ロイドが花嫁衣装をデザインしてくれるという。
きっと……素敵な花嫁になれるだろう。
もう、ジェティリアが悪いという男はいない。
ただただ、幸せを夢見て、愛しいロイドがデザインする花嫁衣装を隣で見つめるジェティリアであった。




