第53話 ドラード帝国の終焉
【幹部定例会議】
「既にご承知の通り、先日元サテライトの王族30名、民10万人が元の地に戻りました。マロン教国では この地に居たくない者は元の地に返しますので」
「小梅様、戻った者がいずれマロン教国の事を話したりはしないでしょうか?」
「大丈夫です。全員この国での記憶は消してあります、勿論ステータスカードも回収済みです。」
「サテライト大国の現状は知ってますか?」
「サテライト大国は既にドラード帝国によって壊滅しています」
(ざわざわざわ)「また助けに…」
「二度とあの者達には関わりません」
生活用品と食料として魔物の肉は置いてきた…通貨と装飾品も嫌味で置いてきたよ
「エルフの血を生かして暮らして行ってくれればと思います」
「半蔵ドラードの動きは把握してますか?」
「はっサテライト襲撃の後ドラードに戻り、再び襲撃の準備をしている模様です。」
「そうですか、次の襲撃地はエントールでしょうね」
「はっ其のように思われます」
(ざわざわざわ)
「暫くの間 漁は中止し、小梅タウンは結界で覆います。」
「エントールの民はどうするのですか?」
「…?エントールの民は わたしの民では ありませんよ」
「失礼しました」
「…助けを求める者が居た時は都度考えます。この先わたしから手を差し伸べる事はありません、柵周辺の警戒を怠らないようお願いします。」「はい」
****
「人間って良くわからないな」「どうした?」
「ドラードは他国を襲撃して生き延びようとしてるんだよね」
「そうじゃな」
「人から奪い…でもドラードの人は結束して襲撃している?」
「あらあら また難しい話しを」
「めんどくさい生き物」
「考えるだけ無駄にゃん人は愚かにゃん」
「奪う所が無くなったら?」
「其の時はドラードの者達で奪い合うのじゃろな」
永遠に奪い合いだね…。
****
「小梅様」「どうしました半蔵」
「ドラード船30隻がエントールに向かっているようです」
そんなに有ったのか「人数は?」「およそ3千人」
たった3千人で襲撃?
「エントールの民は60万弱よね」「はい」
「ドラードに勝算はあるのかしら」
「エントールの戦力は今は兵士が500人ほどかと」
それしか居ないのか…うちで吹っ飛ばしたりしてるからね。
「じゃあエントールに勝ち目は無いわね」
「はっ、そうかと」
「わかったわ、うちは静観しましょう」「はっ」
それから1週間後ドラードの襲撃が始まった。
襲撃から2週間余り
「小梅様」「どうしたの半蔵」
「小梅タウンの沖合にドラードの船が」
「わかりました行きましょう」
わたしは鬼平 半蔵 シャーゼにリーゼ を伴い港の塀の上に
「30隻全部いるわね」
「小梅あそこに縛られているのは」
「ゲッヒンね」
「ドラードの人間が何か喚いてるわね」
「そうね聞こえないけど」
あっ「ゲッヒンが海に捨てられましたね」
「捨てられたね」
「船団が方向を変えましたね」
「変えたね」「砲撃準備!」
「はっ既に出来ております」
わたしは 生き物探索 でドラード船の船内を…当然囚われているよね。
エントールの者と思われる 女、子供を エントールの都に転移した。
「30隻全て沈めなさい!」
「はっ撃て!」ドン!ドン!ドン!ドン!…
…ドン!「終わったわね 帰りましょう」「はい」
****
「ただいまー」「おっかー」「お帰りなさい」
「早かったな」「おかえりにゃん」
「大砲の音がしてたな」
「小夏」「なんじゃ」
「ドラード大陸に火炎を撃って来てくれる」
「行ってくるー」
小夏は 流星の如く飛び去って行った…
「あらあら」
「いいないいな」
「猫もわくわくするにゃん」
ドラード大陸は崩壊したな。




