第42話 ダンジョンⅡ
「ぴ ぴよぴよ…ぴよぴよ…」
…
…
…
「ううーん?ぴよぴよ?」そうかダンジョンを近くに作ったから 其処から出て来たんだな…ぴよぴよの鳴き声で起きる朝は久々だ。
連れてきた魔人達 基、神人達 ドラゴンの腹心だった。オーガが彼等のリーダーに治っている。 彼等には個々の名と言う概念が無いらしい リーダー位には名がないと困るので鬼平と名付けた、 言うまでもなく小夏が食いついて来た 。
鬼平達には今後 ダンジョンの運営を任せる。取り敢えずは朝ご飯だ!
「おはよう みんな」「おうおはよう」「あらあらよく寝てたわね おはよう」「おっはー」
「おはようニャン」…ニャン?
何時かはこうなると思ってましたとも、こうして5才位の新たな妹が誕生した。神様いわく 「自分の居場所を見つけたって事じゃろな」そうか…なんだか嬉しいね。
【会議室】
「此れより幹部定例会議を始める…どうぞ」はいはい
「今日は新しい仲間 新しい幹部を紹介します」
ミハエルが落ち着きがないよ…
「此方が新しく幹部入りした鬼平君です」
「新しく魔王様の僕《しもべ》になった鬼平だ よろしく頼む」
「天使様…」ミハエル其れは違うから!
「びっくりしたぜ 俺はてっきり小梅の新しい男かと思ったぜ」
古い男は誰だよ!
「小梅様…魔王って何?」
「…ま 魔王は…魔物をも捩じ伏せる王ってこと…かな」
「ガハハハハ納得ですぞ 神よ神魔王って事ですなガハハハハ」
「それからわたしの末の妹」
「猫ちゃんよね」
…?みんな当たり前の様に受け入れている?
「どうした小梅改まって」
「小梅様姉妹は5人姉妹」
…あら…それならそれで いっかな?
「みなさんにお知らせです、今回柵の外にダンジョンを作りました基本的には外から来る者に対してのダンジョンですが、マロン教国の住人も挑戦頂いて結構です。但し命の保証はありません。」
「ダンジョンって話では聞くが、実際どう言う物か知らないんだが」
「そうですねこの星の人達は知らないですよね」
「ダンジョンとは夢と冒険の地…デク達は冒険者でしょ?」
「そうだった…いや冒険者の前に小梅親衛隊だ!」
「ははっ ひと月後に公開予定ですので詳しくわまた後日に」
其の後、各所の状況を聞いて会議は終了した。
「シャーゼ」「はい なんでしょう」「貴方のお爺さんに頼みたい事があるのだけど、ご都合を聞いておいてくれますか?」「わかりました今日にでも」「お願いしますね」
【縁側】
今日も此処から見る景色は平和其のものだ…、あれは小夏と子供達 缶ぽっくり(缶下駄)で走り回ってる…こけた!「ピンポーン」
「シャーゼと長老さんが来たニャン」「あら」わたしから出向くつもりで居たのに「わざわざ足を運んで頂きありがとうございます。わたしが小梅です。」「此れは此れは お目に描かれて光栄です。エルフの里長老のディランです、何時も孫のシャーゼやメイソン達がお世話になっております。」
…?メイソン?「此処では何ですので此方へ」
縁側に2人を案内した。
「此れは、また何とも風情がある場所ですな」「ありがとう御座います」「で、わしに頼み事があるとお伺いしておりますが」
「はい、この度ダンジョンを作りまして、其処の管理者をお任せしたいのですが 如何でしょう」
「…こんな老廃で宜しければ、是非 神の御心のままに」…おや? 全然年寄りに見えないんだけどね、やはりダンジョンを切り盛りするには 経験と知識 実力が必要と思うのだ。
「宜しく頼みますね」
わたしは桜の伊吹(扇子)をディランに授けた。
「此れは精霊様の、宜しいのですか この様な物を」
精霊の持ち物を持てるエルフなど居ないらしい。
「長生きはして観るものですなハハハハ」
おや?ガハハの友はハハハか?
「メイソン達も神様姉妹に支える事が嬉しい様で最近では殆んど里に戻らんですわ ハハハハ」
…メイソン?…あー半蔵の名前だ!
「半蔵!」もこ もこもこ
「および…」ガサガサガサ…戻りやがった!
「…今のは…メイ…」「蝉の幼虫です!」「メ」「幼虫です!」
「ハハハハ蝉の幼虫でしたかハハハハ」
ジョゼフの所に今日は厄介になるとの事なので小梅酒を持たせた。
ダンジョン公開前に一度わたしも挑戦してみるかな。
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今日も朝からうちの妹達はブラウン管テレビに釘付けだよ!
「おはよう みんな」「おはよう!あんたいい匂いがするよ」
「あらあら おはよう」「おっはー」
「なんにゃんにゃこりゃ おはようにゃ」
「イェーイ! イェーイ!」 朝から元気いいなお前達!
「みんなダンジョンの方はどう?」ダンジョンの事は妹達に丸投げだ!神物になった元魔物達が死なないように、クローンを作って別室ゲームのコントローラーで操作する事になった。
倒された時は魔石ならぬ神石を落としてもらう、でその場から消える。此の神石の量と質でランキングして、上位者に賞品を出す予定だ!
それにしてもゴブリンさえぴよぴよ より強いのだから、神球の人では倒せそうに無い…やられ役の設定も必要だろう。
落とし穴に 狭まる部屋、飛んでくる槍に転がる大石、定番中の定番だよね。
問題は宝箱だ、財宝ザックザックではわたしの目論見に反する、しかし何も無いのは…
「武器で良いんじゃないかのう、神の加護でも付与した物なら喜ぶじゃろ」なるほど それで行こう 流石神様!
管理者のディランには御庭番の女の子2人を付け、ダンジョン入口横に建てた小屋で入場管理をして貰う。
ディランと鬼平には、神物と冒険者のlv.と位置がわかるタブレットを渡してある lv.以上の階層には行けないようにした。無駄死にさせては気分が良くないものね。
神物達から倒した人族は食べてもよいかっと…怖いよ!まぁそうだよね、でも駄目。何故ならダンジョン横に墓地を作り後の者達の戒めにするのだ。
…宿屋だって、そんなもんは無い。商売じゃ無いんだから…でも神石と交換と言う手もあるのか?ま、必要に応じてだね。
そうそうディランにはゲッヒンの手配書を渡しておいた。この顔にピンと来たら 有無を言わせず桜の伊吹で吹き飛ばせ!と。
あれこれしているうちにダンジョン公開日なった。
「神様神様」
「なんじゃ」
「誰も来ないね」
「来ないな」
「ぴよぴよを倒せる冒険者って神球にいるのかな?」
「…居ないな」
無理じゃね!
こうしてダンジョンはマロン教国専用の鍛錬場になった。




