表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/43

第40話 熱い季節が始まった!

「ミーンミンミンミー ミーンミンミンミー」

あれから3年 わたしは縁側にいる 今年も熱い季節がやって来る。


「小梅ー小夏ー玉ー猫ー朝ごはんよー!」

「はーい」「みんみー」「あーい」「ニャー」

まだ夏には早いぞ小夏ゼミ!


 街も民も生き生きしている 神球の平均寿命は55才 此処マロン教国の平均寿命は65才この3年で10才伸びた事になる。人間に限り マロン教国は定年55才とし余生を楽しんで貰うことにした…エルフとドアーフは長寿らしいので 見た目が年老いたらと言う事に落ち着いた。


 死ぬまで働けなんてどんな悪政だよ!


 地球より良い星にすると新たな想いのなかわたしは今日もハンコを押している。


 他の国々も様変わりしている。ブルーレイク教が治めていたデリーゼ帝国は教皇が失墜の後、消息不明となり新たに担ぎ上げられた教皇は貴族たちによる革命によって討たれ貴族統治の国と化した。


 ドラード帝国は 多くの王族 貴族が消息不明となり混乱の中 兵士を統率する兵団長からなる軍国になった。


 サテライト大国はエルフがいなくなった事により魔物が街を襲うようになった。それまで威勢の良かった貴族達が失墜する中 沈黙だった王族がチカラをつけた…あからさまな 沈黙は同罪だけどね。


 エントール大国は第3王子ゲッヒンが王となり相変わらず結界に来ては吹き飛んでいる…いい加減…ま、いっか?


 そうそう ガハハのジョゼフがナムルと夫婦になった。式をあげようと言ったのだが 「いい歳して恥ずかしいわいガハハハハ」と…

 ガハハはともかくナムルも式はしなくて良いと言うので 幹部達でささやかなパーティを開いた 勿論子供達も参加だ あのアルと言う子供はマロンに来た頃は妙に大人じみていて心配もしたが 今では年相応に遊び回っている。因みにアル達は正式にジョゼフとナムルの子供になった。


「小梅行って来る!」

「わたしも後から応援に行くね!」

 …3人で走って行ってしまった…

「小梅様 私達はそろそろ」

 あっそうだね「行ってあげて」

「はい それでは失礼します」


 例のデカいドームをどうするかと検討した結果 様々なスポーツを取り入れたのだが 結果ドッジボールが大人気になり 大人も子供も熱くなっている。わかりやすいからね。


 今日はマロン教国あげてのドッジボール大会なのだ!


 大人も子供も関係ないチーム戦!だがどうしても子供の方が強い。投げたボールがたまたま子供の顔面に当たったら最後 大人チームの勢いわ失墜 …。子供達は そんなの関係なしに常に全力なのだ!

 勝ち上がったチームが 小夏 小春 玉ちゃんのチームに挑戦出来る、だが 奴らに手加減と言う文字は無い 今まで無敗なのだ。


 わたしもそらそろ行くとしようかな、そうそうわたし達は4姉妹と言う事に自然となっていた。それは良いとして わたし達4姉妹は全くと言って良いほど成長しない…?周りも其れが当たり前かの様に誰も疑問を持たない…解せぬ わたしって一体…?


「小梅そろそろ行かないと間に合わないわよ」

「今 行くユーリ!」


 ****


「わっはっはっは、わしらに勝とうなど1億年早いわ!悔しかったら当ててみろアル!」


 今回勝ち上がったのはアル達の様だ 高笑いしている小夏の顔面にアルの投げた球が…。


「顔面セーフじゃわっはっはっは」…鼻血拭け!


 普段なら小夏達への黄色い声援で埋め尽くされるのだが、ドッチボールに限り応援は二分する。今もわたしの隣で「ガハハハハ流石はわしの子達じゃわい 良いぞ顔面でも何でも行けー!ガハハハハ」


 顔面は反則だし そんな大声で 後が怖いぞ!


 「「「ドッ―――ン!!!ッ――!!ッ―!」」」


 ―――静寂―――…「あっ滑った」


 言わんこっちゃない…ガハハの顔面に豪速球がめり込んだ…死んで無いよね?


 こうして熱い季節が始まった!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ