第29話 貧民街救出作戦!
街も大分賑やかになった…国と言うには小さいけどね、此れでいいのだ…。
小夏が竹馬に乗って疾走してた…あっ…こけた…小夏はいつも全力だ…
「小梅朝ごはんにしましょ あらあら あの人ったら何処まで行く気なのかしら」「ただいまー」「おかえりー」「おかえりなさい 手を洗ってきてくださいな」「おう」ニコニコ顔の小夏だ…鼻血出てるぞ!
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今日は幹部会議なのだ。
「えー此れより幹部会議を始める…どうぞ」はいはい「今日の議題は この国に足りない物は何かです」「…。」
…静寂が続く…
それはそうだよね急に言われてもね…考えてる考えてる
「…コツッ!ズドーン!…」
「寝るな!戯けが」寝てたのかよデク…「痛ててて…閃いた!」
考えたんじゃなく 閃いたんかい…これも成長⁉
「この国には貨幣が無い 今は詰所で必要なものを届け出て引き換え券を貰って 取扱い店で引き換えてる」「通貨を使うという事ですかな」チラッ
「そうだ」「通貨と言っても何処で手に入れるんだ…値段はどうするんだ」「…?」…閃きは良かったのに…残念だよデク!
「物の価値は需要と供給で決まるとわたしは思います」
そうだねユーリ
「需要と供給でしたら この国には無関係な話しだと私は思うが…」
シャーゼ鋭いね
会議は思いの外意見が交わされた。結果…結論は出なかった。
「小梅様はどうおもうの?」わたしは…
「わたしは みんなの意見を尊重したいと思っています…通貨が必要と言うならそれもいいでしょう、だけどわたしは職の違いに価値が違うとは思わないし 今神球で流通してる貨幣は只の鉄の塊でしょ わたしは神球の貨幣の価値を知らないけど あの鉄に正当な価値があるとは思ってないわ」
「正当な価値ですか 考えた事もありませんでした 流石小梅様ですな」チラッ
あんたは流石のチラ雄だよ!
結局何の答えも無いまま会議はお開きになった。
「神様」
「なんじゃ」
「わたし神球の事何も知らないよ」
「そうじゃな」
「暫く 神球を観て回ろうかと…」
「あらあら それは良いわね 私も連れて行って下さいな」
「わしもわしも行くー」
「あらあら 貴方は神球の事良く知って居るのでは無くて」
「知らん知らん全然しらん…わしは…誰?記憶に御座いません」
こうして 私達はこの星を観てまわる事になった…。
ちょっと旅行見たいで嬉しいかも
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今日は恒例のお茶会だ。先日決まった神球横断旅行の話を幹部達に伝える、留守の間を頼まなくては行けないからだ。
「みんなちょっと聞いて欲しいのだけど良いかしら」
「どうしたの小梅 改まって?」
「わたし達姉妹しばらくマロン教国を留守にします」
「その間の事をみんなには頼みたくて」
「それはわかったけど どの位留守にするの?」
「わからないわ」
「小梅様もう逢えないの?」「…?」
「この神球を見て回るだけだから 逢えなくなるわけでわないわ」
「小梅水臭いな 俺たちは小梅親衛隊だぜ 小梅いる処俺たちありだぜ」
カッコ良く言ってる風だけど 旅行に親衛隊要らないから…。
デクの言葉に「デクノボーさんは街にお帰りください小梅様にはユーリ様と私がおりますから」「私達小梅の秘書ですから常に小梅のお側に」「神球の至る所にブルーレイクが暗躍してるやも知れません この私ミハエルが…チラ」
『神様』
『なんじゃ』
『どうしよう』
『みんな連れて行ってやれば良かろう』
『それじゃ 此処を守れる者が居なくなっちゃう』
『夜には帰って来ればよかろう』
『…えっまた日帰り』
結局幹部達は全員参加になった…。
まぁ部下達も成長しているから大丈夫だろう
翌早朝詰所の裏庭に集合
『お前達よく聞け…探検とは未だ知らぬ世界を行くものだ…』
小夏そのどこぞの探検隊見たいな格好は何?
「小梅それでは何処から行くかのう」
そう言って神球の地図を開いた。こうやって見るとマロン教国って本当に小さい、ましてやわたし達が住んでる場所は教国の米粒位しかない…これって
『神様』
『なんじゃ』
『神球の人口てどのくらい居るの』
『1000万人ってとこだな』
『エントールは?』
『80万人じゃな』
『…そうだよね地球に比べれば全然少ないけど 1000万人…日本の地方都市程は居るんだ』
「みんな」
「みんなが居た都って エントールには幾つもあるの?」
「行った事はないがあるとは聞いたぞ」
「私は10箇所程訪れた事があります 教会の関係で」
「各都に教会があるのですね…で貧民街はあるのですか?」
「私達が居た都はクラウンコンフォート公爵が直接納めていた領地でした 故にお目溢しがまかり通っていたとも言えます」
「他の都には平民街と貧民街には明らかな隔たりがあり川で区切られ橋はあれど門番がいて行き来は容易くは出来ません」
…わたしは…小さな街を作りなにかが変わった気でいた…
わたしって何処までも愚かだ。
「みんなごめんなさい旅行は中止します!」
「えー!行かんのか」
「あらあら こうなるとわかってたのでわないの小夏わ」
「知らん!」
「旅行だったのか 俺は河原でバーベキューだと思ってた」
「此れから各自に指示を出します 午前中に見当を付けて 午後より会議を開きます」
わたしは皆に指示を出し、わたしのするべき事をしに街外れに向かった。
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「此れより会議を始める…どうぞ」
今日の会議にはクラウンコンフォート親子も参加だ、しかしバッカスはなかなか大したものだ。シャーゼ達を迎えにやったのに 平然としている
妻と娘が怖いのかな?
「クラウンコンフォート親子今日は急な呼びかけに応じて頂き感謝します」ミハエルとシャーゼがびっくりしている…
わたしだってこれくらいは言えるのだよ
「お声掛け大変光栄に存じます 嬉しさのあまり…」
そうだったよ残念だよ
「バッカスお聞き致します」「はい なんなりと」「エントールには幾つの貧困街があり其処にはどれ程の民がいるか分かりますか?」
「はい 私も正確には分かりませんが150から200の貧民街が存在し20万人以上は居るかと…」えっ!そんなに…土地はあるが其の数を…
「やるんだろ小梅!其のために俺達に指示を出したんだろ」
そうだ わたしはデク率いる料理人10名に補佐を1人づつ、ボー率いる警備隊50人にいつでも動けるよう待機を、ユーリ率いる職のススメ隊20人に住民ステータス確認を、ルル率いる勉学のススメ隊に10名の増員を、シャーゼに穏健派の確保を指示したのだ。ミハエルは…チラチラしていたので 取り敢えず会議に来るよう指示した。
…だけど20万人…やるんだ
「バッカスそしてミハエル 2人に枢機卿の地位を与えます」
「ななんと ありがたき幸せ」「仰せのままに」2人には其々《おのおの》街をお任せします。「オリビア ヴィクトリア両名にデザイナーの地位を 明日より衣料の量産体制に入っていただきます。明日午後より貧民街の救出活動を致します 街の者にも手伝いを頼んで 各自今までの経験を活かしてくださいね」
わたし達姉妹は街外れに来ている
午前中にわたしが作ったマンモスマンシャン群だ。取り敢えずはワンルームタイプのシャワートイレ付き5000室家族もいるだろうから部屋の広いのも用意したが、それもワンルームだ各棟には食堂と集会所を完備…
「小夏 小梅 此れから暫く 午前街作りの午後救出活動になるけど 手伝って貰えるかな」「今更だな」「あらあら 楽しみですわ」「いつぞやの様には行かぬからな」「あらあら…ふふ」
街を作るんだからね!
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朝から大忙しだ…小夏が⁉パンを加え上着に手を通しながら「行ってきまーす!」何処の女子高生だ!
「あらあら 早く行けば良いって物ではありませんのに ふふっ」
…お手柔らかにしてあげて!今日わたしは午前中に詰所の増築をしている、シャーゼが穏健派30人を引き連れて来る。彼らには普段は詰所勤務をしてもらい 何は 隠密活動に従事してもらう予定だ…が、小夏には 内緒だ!絶対に!
「小夏様失礼します」シャーゼが入って来た…穏健派の者どもに わたしに対しての敬意を見せる必要があると様付けだ。
「小梅様お初にお目に掛かります メイソンと言います 我 同胞の愚挙我ら30人心よりお詫び致します」
ちゃんとしたエルフもいたんだ…
「我ら小梅様にお使いでき至極光栄に…」…あれ?
ミハエルやバッカスの臭いが…
「此れはご丁寧にありがとうメイソンあなた達には御庭番の称号をそしてメイソンには 半蔵のセカンドネームを授けます」「有り難き幸せ…嬉しさの余り…」確定だ!貴方達を指揮する隊長を紹介します ユーリ「此れから貴方達と新しい時代を作って行きたいと思ってます よろしく」
「此れは此れはユーリ殿宜しくお願いします…ユーリ殿はエルフの血を引く末裔ですな」
えっ良くわかったな
「そうらしいんです 私も最近知りました」
これで 新たな仲間 御庭番が加わったエルフで美形だけどね。
午後になり詰所の前に今回の救助作戦部隊の集結だ。
ボー率いる警備隊女4人オノマス元近衛師団団長含む40人、 ユーリ率いる元騎士団エリカ含む10人因みに今回は騎馬での出陣だ!ユーリは今回残って住民管理だ。
ユーリ達も今乗馬の訓練中らしい…わたしも誘って欲しかった
今回の為に夜なべしてステータスカードを量産した。引き換え件の代わりも兼ねた優れ物になった。
ルル率いる勉学のススメ隊19人 就任そうそうの隠密部隊御庭番30人 そして、わたし達3姉妹の計106人での出撃だー!
デクは料理人達と朝からずーと調理中…がんばれ!
住民の有志100人余りも新たな街でのお出迎えに待機中だ。
それではいざ宇宙船で…いつもの如く一瞬の内に最初の貧民街に 先ずは わたしだけ認識阻害のまま 門番の所へ。
…貴方は段々…みんな手分けして宇宙船へ…宇宙船の中には1000人以上の人が集められた。クラウンコンフォート領の時より酷い状態だ。
御庭番に残ったものは居ないか確認させ 「みなさん神マロン様はあなた達を見放さない…」と言ってから宇宙船内全体にヒール…。少しの静寂の後 歓喜と涙する声が響き渡った。
「さぁ行きましょう新たな地へ!」うちの者たちが一斉に「はい 小梅様!」…此れで良いのか?
今回の救助作戦では宇宙船も認識阻害のままだ 出来るだけ人知れず速やかにしないと いずれ邪魔が入るからね…問題は無いけど。今日は此れを3回続けた…御庭番達には催眠神法を習得させた方が良いかもね…
『なぁなぁ小梅』
『なぁに小夏』
『御庭番を名乗るエルフ達がおったな』
…早くもバレた
『いたねー』
『いたな…えへへ』嬉しそうだな 神!
翌日からは朝から出陣になった小夏と小春の街づくりバトルは バッカスとミハエルの心臓を何度か止めて1日で終わったらしい。
わたしは10日目からお役御免になった 代わりをルルが引き受け「神 小梅様に感謝を…」もうどうでも良くなったよ。
半蔵ことメイソン達も早くも催眠神法を習得した。理由は言うまでもない…ニンニンだ!
手暇になったわたしは自動提供機を各マンションの食堂に設置しカードで交換出来るようにした。「ふぅー」後は料理人達の料理を入れるだけだ。初陣から一月余り ようやくエントールの貧民街全てから人がいなくなり総数22万人に登る。
最初の頃に来た人達の中から既に各所素養に会った配置がされて行った。作戦が終了して1週間が過ぎ詰所前に今回関わったみんなを集めてバーベキューパーティだ。
明日から1週間マロン教国は休日にした…
「みんなご苦労様でした。カンパーイ!」




