表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
静時の流れ - 潮騒の誓約  作者: Minateru
始まり – 試練を越える

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/52

招かれざる客

ビリビリ…ビリビリ…

道の真ん中、赤い光がじっと見つめて

周りは今、人の影一つねえ

銃弾が緑の芝生に散らばり

タタタタッ…タタタタッ…

額に汗が長く流れ

両手が道端に武器を山積み

視線が遠くのグループにまっすぐ

……

ガラガラ.

「これしか見つけられなかった…」ツメコが全部の武器をドサッと投げ捨てる

「これで足りるかな?」

カンッ…カンッ…

「マズいな。」アヤノが首を振り、両手で薬莢を叩き続け

「これだけじゃ厳しいよ。」

「それに…」アヤノの頭がゆっくり鉄のフェンスに向く

「こんな量の金属じゃ…本当にキツい…」

「じゃああたしが探してくる!」ツメコが背を向け、遠くに走り出す

……….

ギュゥゥ…

「…」シノミが弓の胴を強く握り、目を見開く

そっ…

「ちょっと落ち着けよ、シノミちゃん。」ネネがシノミの肩に手を置く

「そんな顔してたら…」

「今、俺はどうすればいいんだよ!?」シノミが目を見開き、ネネを振り返る

「ハルがあの中に一人で、俺は…」

ポン…ポン…

「大丈夫だって。」ネネが軽くシノミの肩を叩く

「こんなの初めてじゃねえだろ!」

「結局あいつは戻ってくるよ。」

「でも今回はあの時とは違う。」シノミが顔を伏せ、体を震わせる

「街のチンピラじゃねえんだから。」

「信じろよ、シノミ。」ネネが体を低くし、目を見開いて

「あいつは…絶対に戻ってくる。」

「いつも通りだよ。」

「あいつがお前に約束しただろ?」

そっ…

「うん…」シノミが唇を噛み、頭を軽く頷く

「そうだな。」

「もしあいつなら…」

…...

ピーピーピーピー

ノートパソコンの画面が急に赤く変わり

通知の行が画面を埋め尽くす

赤い点がだんだん大きくなり

数字がめちゃくちゃに走り出す

「どうした、クロミ?」シラカワが体を低くし、画面を見る

カタカタカタ…

「分からない。」アサギリがキーを叩き続け、目をシラカワに上げる

「でも…フェンスの内側から来てる…」

「ナツメ…まさか…」

「そんなこと思うな。」シラカワがアサギリの顔に近づく

「そんなことねえよ。」

「ただシステムがバグっただけだ。」

「でももし…そうじゃなかったら…?」アサギリが鉄のフェンスを見る

「もしそれが…」

……

ピッ…

ノートパソコンの画面が急に真っ黒に

周りの空間が一瞬止まったように

そして…

ガアアアア!!

風が木々のてっぺんをめくり上げる

音が空間全体に響き渡り

空薬莢があちこちに飛び散る

「何が…起きたんだ…」シラカワが体を固くし、フェンスから目を離さない

……………………………………………………………………………………………………………….

ガアアアア!!

黒く変わった芝生の真ん中から

ひび割れがあちこちに広がり

赤い染みが今は乾いて

バチバチ…バチバチ…

稲妻が体全体を走り回り

電気が円を描いて包み込み

ハルの肌がだんだん鱗に変わり

顔の半分が糸で覆われ

…………

ブンッ…ブンッ…

「さあさあさあさあ!」ハル(?)が鎌を振り回す

「お前らまだ何待ってんだよ?」

「お前らが俺を宴に呼んだんじゃねえのか?」

……

「おおっと!」少女が手で口を覆い、体を曲げて笑う

「まさかこんな貴賓様まで来てくれるなんて。」

「しかも有名人まで!?」

「お客様。」少女が赤い鎧をちらりと見て

「今日は特別にサービス追加しませんか?」

「本日のお客様限定で特別割引ですよ…」

キンッ…キンッ…

「いらねえ。」赤い鎧が二つの半月鎌をぶつけ合う

「貴賓様が直々に来たんだ。」

「俺が自ら歓迎する。」

ピピピ…

「それに…」数字が赤い鎧の目の前を走り、頭をハルに向ける

「なんでお前があいつにそっくりなんだ?」

リン…

「つまんねえ!」少女が目を閉じ、手を肩の高さで振る

「せっかくお客様専用スペシャルメニュー用意したのに。」

「まあ仕方ねえか。」

サッ…

「じゃあ生き残るようがんばってね!」少女が体をずらし、手を振って赤い鎧に笑う

「そんなもんいらねえ。」赤い鎧が姿勢を固める

…...............

「お前ら客を迎える気あんのか?」ハル(?)が鎌を赤い鎧に向ける

「店なのに客を待たせるとか何だよ!」

「あのケチな宴よりひでえぞ!」

グッ…

「じゃあ…」ハル(?)が体を低くし、足に力を入れる

「まともな飯が食いたけりゃ…」

ヒュンッ.

「自分で厨房入るしかねえな。」ハル(?)が赤い鎧の上に飛びかかる

「…」赤い鎧が固まり、体がハルの影に覆われる

ドガン!!

空間に巨大な穴が現れ

岩の破片があちこちに浮かび

地面にひび割れが広がり

小さな稲妻が周りを走る

ガキンッ!

「…」半月鎌がハルを押し返す

……

「ほう…」ハル(?)が鎌を顔に近づけ、赤い鎧から目を離さない

「妙だな?」

「普通なら…」

「これだけで終わってるはずなのに。」

パシッ…

「俺が普通に見えるか?」赤い鎧が半月鎌を高く掲げる

「全然。」ハル(?)が首を傾げ、顔色を変えずに

「まあ少しは感心したけど…」

「これがマキって小娘が言う自己進化ってやつか?」

ギュッ…

「…」赤い鎧が半月鎌を強く握り、目が光る

「それとも…」ハル(?)が牙を見せて笑う

「後悔してんのか…お前がそこにいなかったこと…」

「いや…」

「お前はそこにいたのに何もできなかったことだ。」

ヒュンッ!

「黙れ!」赤い鎧がハルに突進し、鎌を高く上げる

「お前が何を知ってるってんだ!」

ガキンッ!!

「知ってるさ。」ハル(?)が鎌を高く掲げ、髪の下から目が光る

「誰よりよく知ってる。」

「でも俺も知りてえ」

「お前らにとって…」

「自分で仲間を殺す感覚ってどんなもんだ?」ハル(?)の目が赤い鎧を睨む

ガラララッ!

「この野郎!」赤い鎧がフェンスの金属を引っ張り、ハルにぶつける

「お前が何の資格で言えるんだよ!」

ドンッ!!

埃が空気中に舞い続け

長い溝が砕けた地面に現れ

ハルの体がかなり後ろに下がる

……………

「やるじゃねえか!」ハル(?)が腹に手を当てる

「ここまで変わるとは思わなかった。」

「俺、かなり感心したぞ!」

バチバチ…バチバチ…

「だから…」電気がハルの周りを走り続け、唇に笑みが浮かぶ

「俺も何か返してやろうか?」

……

ズゥン…

赤い鎧の足がだんだん地面に沈み

体が曲がり、手が上がらなくなる

ミシッ…ギギギ…

「こんな…」赤い鎧が顔を上げてハルを見る

「ありえねえ…」

「なんで…お前が…」

「あいつの技を…」

バチッ.

「お前が間違ってる。」ハル(?)が稲妻を掴み、赤い鎧を見る

「俺はあいつに似てねえ。」

「むしろ…」

「あいつが俺にそっくりだ。」ハル(?)が牙を見せて笑う

「 」赤い鎧が動かなくなり、頭を向けられない

……

「アルヴァス。」ハル(?)の口から軽い音が漏れる

ドゴォォン!!

白い光が空間全体を覆い

地面が半分消え

周りの木々が乱れ飛び

外の人々が目を閉じる

……

「来たか…」軽い声がシノミの頭に響く

「あいつ…みんな…」

「何だよこれ…」シノミの目を見開き、体が動かない

……………………………………………………………………………………………

バチバチ…バチバチ…

巨大な穴の真ん中で

電気があちこちに飛び散り

赤い鎧の体が右半分を失い

「妙だな?」ハル(?)が顎に手を当てる

「もっと強かったはずなのに?」

「それともこの体がまだ鍛え足りねえのか?」

パチパチパチ!

「マジでスゴい!」少女が遠くの機械の上で座り、拍手し続ける

「まさかここまでやれるなんて!」

「俺はお前を知ってるか?」ハル(?)が少女を見て、鎌に寄りかかる

「お前が匂いをかすかに…」

「いやいやいや!」少女が手をぶんぶん振り、体を揺らす

「私があなた様の隣に立てるわけないでしょ?」

「私の言いたいのは…」少女が指を顔に上げ、体を後ろに反らす

「この時代じゃ、もういろんなことが変わってるってこと…」

「できることとできないこと。」

「なるほどな?」ハル(?)が周りを見る

「確かに全部消えちまった。」

「そうよ!」少女が体を伸ばし、目を閉じて

「でも私ももう少し聞きたいことがあるんです。」

「たとえば…」

…………………………………………

ギィィン.

遠く、巨大砲がまだ輝く場所から

電気が体を覆いながら近づき

糸が砲身全体に広がる

「目標確認…危険…」赤い鎧が巨大砲をハルに向ける

「存続させては…いけない…」

「情報に関わらず…」

……

ガキン!!

金色の火が砲身を覆い

黒い煙が上がる

砲口が今、地面に向く

「結局…誰だ…」赤い鎧が体を起こし、煙の方向を見る

……

ドシン…ドシン…

緑の木々の間から

建物の影に隠れ

金属の鎧が徐々に現れ

ガコン…

巨大な薬莢が地面に落ち

一つの機械が近づき

奇妙な銃を手に構え

「宴に友達呼ばないなんて最低だぜ、ハル!」レンが操縦桿を前に押し、唇に笑みを浮かべて


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ