招かれざる客
ビリビリ…ビリビリ…
道の真ん中、赤い光がじっと見つめて
周りは今、人の影一つねえ
銃弾が緑の芝生に散らばり
…
タタタタッ…タタタタッ…
額に汗が長く流れ
両手が道端に武器を山積み
視線が遠くのグループにまっすぐ
……
ガラガラ.
「これしか見つけられなかった…」ツメコが全部の武器をドサッと投げ捨てる
「これで足りるかな?」
…
カンッ…カンッ…
「マズいな。」アヤノが首を振り、両手で薬莢を叩き続け
「これだけじゃ厳しいよ。」
…
「それに…」アヤノの頭がゆっくり鉄のフェンスに向く
「こんな量の金属じゃ…本当にキツい…」
…
「じゃああたしが探してくる!」ツメコが背を向け、遠くに走り出す
……….
ギュゥゥ…
「…」シノミが弓の胴を強く握り、目を見開く
…
そっ…
「ちょっと落ち着けよ、シノミちゃん。」ネネがシノミの肩に手を置く
「そんな顔してたら…」
…
「今、俺はどうすればいいんだよ!?」シノミが目を見開き、ネネを振り返る
「ハルがあの中に一人で、俺は…」
…
ポン…ポン…
「大丈夫だって。」ネネが軽くシノミの肩を叩く
「こんなの初めてじゃねえだろ!」
「結局あいつは戻ってくるよ。」
…
「でも今回はあの時とは違う。」シノミが顔を伏せ、体を震わせる
「街のチンピラじゃねえんだから。」
…
「信じろよ、シノミ。」ネネが体を低くし、目を見開いて
「あいつは…絶対に戻ってくる。」
「いつも通りだよ。」
「あいつがお前に約束しただろ?」
…
そっ…
「うん…」シノミが唇を噛み、頭を軽く頷く
「そうだな。」
「もしあいつなら…」
…...
ピーピーピーピー
ノートパソコンの画面が急に赤く変わり
通知の行が画面を埋め尽くす
赤い点がだんだん大きくなり
数字がめちゃくちゃに走り出す
…
「どうした、クロミ?」シラカワが体を低くし、画面を見る
…
カタカタカタ…
「分からない。」アサギリがキーを叩き続け、目をシラカワに上げる
「でも…フェンスの内側から来てる…」
「ナツメ…まさか…」
…
「そんなこと思うな。」シラカワがアサギリの顔に近づく
「そんなことねえよ。」
「ただシステムがバグっただけだ。」
…
「でももし…そうじゃなかったら…?」アサギリが鉄のフェンスを見る
「もしそれが…」
……
ピッ…
ノートパソコンの画面が急に真っ黒に
周りの空間が一瞬止まったように
そして…
…
ガアアアア!!
風が木々のてっぺんをめくり上げる
音が空間全体に響き渡り
空薬莢があちこちに飛び散る
…
「何が…起きたんだ…」シラカワが体を固くし、フェンスから目を離さない
……………………………………………………………………………………………………………….
ガアアアア!!
黒く変わった芝生の真ん中から
ひび割れがあちこちに広がり
赤い染みが今は乾いて
…
バチバチ…バチバチ…
稲妻が体全体を走り回り
電気が円を描いて包み込み
ハルの肌がだんだん鱗に変わり
顔の半分が糸で覆われ
…………
ブンッ…ブンッ…
「さあさあさあさあ!」ハル(?)が鎌を振り回す
「お前らまだ何待ってんだよ?」
「お前らが俺を宴に呼んだんじゃねえのか?」
……
「おおっと!」少女が手で口を覆い、体を曲げて笑う
「まさかこんな貴賓様まで来てくれるなんて。」
「しかも有名人まで!?」
…
「お客様。」少女が赤い鎧をちらりと見て
「今日は特別にサービス追加しませんか?」
「本日のお客様限定で特別割引ですよ…」
…
キンッ…キンッ…
「いらねえ。」赤い鎧が二つの半月鎌をぶつけ合う
「貴賓様が直々に来たんだ。」
「俺が自ら歓迎する。」
…
ピピピ…
「それに…」数字が赤い鎧の目の前を走り、頭をハルに向ける
「なんでお前があいつにそっくりなんだ?」
…
リン…
「つまんねえ!」少女が目を閉じ、手を肩の高さで振る
「せっかくお客様専用スペシャルメニュー用意したのに。」
「まあ仕方ねえか。」
…
サッ…
「じゃあ生き残るようがんばってね!」少女が体をずらし、手を振って赤い鎧に笑う
…
「そんなもんいらねえ。」赤い鎧が姿勢を固める
…...............
「お前ら客を迎える気あんのか?」ハル(?)が鎌を赤い鎧に向ける
「店なのに客を待たせるとか何だよ!」
「あのケチな宴よりひでえぞ!」
…
グッ…
「じゃあ…」ハル(?)が体を低くし、足に力を入れる
「まともな飯が食いたけりゃ…」
…
ヒュンッ.
「自分で厨房入るしかねえな。」ハル(?)が赤い鎧の上に飛びかかる
「…」赤い鎧が固まり、体がハルの影に覆われる
…
…
ドガン!!
空間に巨大な穴が現れ
岩の破片があちこちに浮かび
地面にひび割れが広がり
小さな稲妻が周りを走る
…
ガキンッ!
「…」半月鎌がハルを押し返す
……
「ほう…」ハル(?)が鎌を顔に近づけ、赤い鎧から目を離さない
「妙だな?」
「普通なら…」
「これだけで終わってるはずなのに。」
…
パシッ…
「俺が普通に見えるか?」赤い鎧が半月鎌を高く掲げる
…
「全然。」ハル(?)が首を傾げ、顔色を変えずに
「まあ少しは感心したけど…」
「これがマキって小娘が言う自己進化ってやつか?」
…
ギュッ…
「…」赤い鎧が半月鎌を強く握り、目が光る
…
「それとも…」ハル(?)が牙を見せて笑う
「後悔してんのか…お前がそこにいなかったこと…」
「いや…」
「お前はそこにいたのに何もできなかったことだ。」
…
ヒュンッ!
「黙れ!」赤い鎧がハルに突進し、鎌を高く上げる
「お前が何を知ってるってんだ!」
…
ガキンッ!!
「知ってるさ。」ハル(?)が鎌を高く掲げ、髪の下から目が光る
「誰よりよく知ってる。」
「でも俺も知りてえ」
「お前らにとって…」
…
「自分で仲間を殺す感覚ってどんなもんだ?」ハル(?)の目が赤い鎧を睨む
…
ガラララッ!
「この野郎!」赤い鎧がフェンスの金属を引っ張り、ハルにぶつける
「お前が何の資格で言えるんだよ!」
…
ドンッ!!
埃が空気中に舞い続け
長い溝が砕けた地面に現れ
ハルの体がかなり後ろに下がる
……………
「やるじゃねえか!」ハル(?)が腹に手を当てる
「ここまで変わるとは思わなかった。」
「俺、かなり感心したぞ!」
…
バチバチ…バチバチ…
「だから…」電気がハルの周りを走り続け、唇に笑みが浮かぶ
「俺も何か返してやろうか?」
……
ズゥン…
赤い鎧の足がだんだん地面に沈み
体が曲がり、手が上がらなくなる
…
ミシッ…ギギギ…
「こんな…」赤い鎧が顔を上げてハルを見る
「ありえねえ…」
「なんで…お前が…」
「あいつの技を…」
…
バチッ.
「お前が間違ってる。」ハル(?)が稲妻を掴み、赤い鎧を見る
「俺はあいつに似てねえ。」
「むしろ…」
…
「あいつが俺にそっくりだ。」ハル(?)が牙を見せて笑う
…
「 」赤い鎧が動かなくなり、頭を向けられない
……
「アルヴァス。」ハル(?)の口から軽い音が漏れる
…
…
ドゴォォン!!
白い光が空間全体を覆い
地面が半分消え
周りの木々が乱れ飛び
外の人々が目を閉じる
……
「来たか…」軽い声がシノミの頭に響く
「あいつ…みんな…」
…
「何だよこれ…」シノミの目を見開き、体が動かない
……………………………………………………………………………………………
バチバチ…バチバチ…
巨大な穴の真ん中で
電気があちこちに飛び散り
赤い鎧の体が右半分を失い
…
「妙だな?」ハル(?)が顎に手を当てる
「もっと強かったはずなのに?」
「それともこの体がまだ鍛え足りねえのか?」
…
パチパチパチ!
「マジでスゴい!」少女が遠くの機械の上で座り、拍手し続ける
「まさかここまでやれるなんて!」
…
「俺はお前を知ってるか?」ハル(?)が少女を見て、鎌に寄りかかる
「お前が匂いをかすかに…」
…
「いやいやいや!」少女が手をぶんぶん振り、体を揺らす
「私があなた様の隣に立てるわけないでしょ?」
…
「私の言いたいのは…」少女が指を顔に上げ、体を後ろに反らす
「この時代じゃ、もういろんなことが変わってるってこと…」
「できることとできないこと。」
…
「なるほどな?」ハル(?)が周りを見る
「確かに全部消えちまった。」
…
「そうよ!」少女が体を伸ばし、目を閉じて
「でも私ももう少し聞きたいことがあるんです。」
「たとえば…」
…………………………………………
ギィィン.
遠く、巨大砲がまだ輝く場所から
電気が体を覆いながら近づき
糸が砲身全体に広がる
…
「目標確認…危険…」赤い鎧が巨大砲をハルに向ける
「存続させては…いけない…」
「情報に関わらず…」
……
ガキン!!
金色の火が砲身を覆い
黒い煙が上がる
砲口が今、地面に向く
…
「結局…誰だ…」赤い鎧が体を起こし、煙の方向を見る
……
ドシン…ドシン…
緑の木々の間から
建物の影に隠れ
金属の鎧が徐々に現れ
…
ガコン…
巨大な薬莢が地面に落ち
一つの機械が近づき
奇妙な銃を手に構え
…
「宴に友達呼ばないなんて最低だぜ、ハル!」レンが操縦桿を前に押し、唇に笑みを浮かべて




