閑話4 蜜柑の甘酸っぱい秘密
「蜜柑ってなんでそんなキモオタ喋りしてるの?」
「自衛のためですが何か?」
「美人すぎてイジメにでも遭ったん?」
「まあ、似たようなもんすわ。変に好かれるより最初から嫌われた方が楽なんで。下手に美人なんかに生まれるもんじゃないすわ」
「と言いつつ実は素だったりするんでしょ?」
「まあね。拙者生まれた時からゴリッゴリの腐女子なんで。夢女子も兼任してますけど」
「浦部は?」
「デカ受け」
「ヘタレ攻め」
「ま、まあ趣味は人それぞれなんで」
「さすがに親御さんの前では普通なんでしょ?」
「当り前じゃないすか。親の前でこんな喋り方したら病院連れてかれちゃうでござる」
「オタクたるもの一度はそういう喋り方で会話してみたくなるよね」
「それなら真凛氏もやってみては? 不肖このHNブラッド俺ン痔侍がお相手致す」
「そういやVtuber業の方は順調?」
「拙者にだけ抜かせておいて自分は抜かない不作法者!? ま、まあお陰様でそれなりにやれてはおりますが」
「vの方だと普通に喋ってるんだよね」
「まあね。さすがに一人称拙者とか言い出すのは痛すぎでしょ」
「一人称俺の俺女もどうかとは思うけど」
「僕女よりはマシじゃね? あ、僕女と僕っ娘はジャンルが違うんで悪しからず」
「言われんでもわかっとるっちゅーの」
「い、いや念のため」
「蜜柑もふゆとは別ベクトルで私には依存してくれなさそうだよね」
「当たり前じゃん。こわすぎて普通に逃げるわ。っと、1P完成。あと3Pかー。頑張れ拙者!」
「頑張れ蜜柑」




