半マデラカは約15センチらしい(性を語る)
某斉藤さんは半マデラカと言う言葉にラエルザが顔を赤くするというシーンがあったわけですが、それを「小さいのー」と返すセリフに殺意を覚えた。
という話ではなく、アメリカのスタンフォード大学の研究によると、この30年で24%ほど長くなっているという研究結果が発表されてて、男ってのは気にするんですよねぇ。(私は男です)
男性は大きいと言われると喜び、小さいと言われると悲しむ。誰がこんな価値観を植え付けたんだろう。漫画でもギャグの流れで大小をネタにしているシーンが見られる。斉藤さんも同じ系譜。他人事のように書くけど、自分自身がすごく気にしてきた実績がある。
たぶん、スタンフォードの研究に日本人サンプルは入ってないように思うが、原因は不明らしく不明の割には24%は誤差とは言えない大きな差だ。30年なら1世代ぐらいの話、進化論的な環境適合みたいな変化でないのは確実。ならばこうすれば後天的に長くなる、という話になりそう。興味ないけどね(嘘)
機能的な問題として無関係とまでは言えないが、物理遺伝子的に考えると自分が生まれた時点で、過去に繰り返された物理遺伝子伝達であり必要な能力は遺伝的に持っている可能性が高い。現実にはその能力より、その能力を発揮する機会がないまま年老いる人が増え続けている方が物理遺伝子にとっては困る。子孫を残せないケースが増えれば危うい。
同研究では、男性ホルモンの代表であるテストステロンは逆に減少しているとしている。テストステロンが減るなら短くなりそうだが、そういう問題ではないらしい。確かに性差は減っている。同性愛者の増加も無関係ではないだろう。生物としては長さは重要ではないはずだ。でも個人的には気にしてしまう。たかだか数センチに人生がかかる。
数字だけの問題ではなく男性はその存在の操り人形ではないかと思えるほど支配されていると思う。年齢によって支配度は違うにしても、テストステロン様の支配力は強烈だ。
そのテストステロンについて、中国の西北民族大学が仮説を発表している。コーラなどの炭酸飲料を多く飲むとテストステロンが増えてゴールデンボールも大きくなるとか。長くなるという話ではないことから、テストステロンと長さは直接関係なさそう。
だから何だ。
持って生まれた身体が他人と比較してどうなのかなんて気にするな。
と言えない男性の感覚はどこから来るのだろう。
文化遺伝子に属するこの感覚が指し示すものは何だろう。
女性による評価だろうか。
今の時代、特にこの10年ぐらいに関しては女性の声も聞こえるようになってきたし、ある程度の長さや太さが望まれることも語られるようになってきたが、日本では女性がそのような話をすること自体がタブーであったし、私の若い時代にはそんな情報は少なくとも目にすることはなかった。にもかかわらず相当意識していたことから、対女性と言うより男性間の文化であるように思う。
一つは二次成長期に大きさが劇的に変わることから、小さい=子供であるという価値観があるのではないか。これは身長についても同じような価値観があることに気づく。
身長が低いと子供に見られてしまう。高身長であることが男性に比べ得て背の低い女性との差を際立たせることで男性らしさ成人らしさを強調する。
物理遺伝子の評価を文化遺伝子がする。これは修正されるべき時代なのかもしれない。
SDGsの差別意識に対するアプローチを考えると、長い短いは個性であり尊重されるものであるべきなのだろうと考える。
とはいえ、気にしてしまう。他人はそれほど気にしていないはずだ。でも理屈ではない何かがそこにあるような気もする。
長年連れ添ってきた価値観を変えるのは難しい。