最強ロリ吸血鬼になった俺の、異世界もふもふ街づくり！

　……俺は、小峰太一。２２歳。　

　新卒の社会人。新しくできた小さなバイクメーカーの設計、組み立てなどの仕事に関わっている。仕事がうまく行かず、毎日毎日叱責と残業の嵐。

　それに加え、今朝趣味で１０年ほどやっていた<どうぶつの林>のデータが吹き飛んで、パーになっちまった。

　その後も、散々な目にあって、もうやめて！！　俺の体力はとっくにゼロよ！！　と叫びたい気分だぜ……。

　来世は、どうぶつの林みたいな、ケモミミとかと一緒に街づくりする人生がいいな～なんて。

　そんなことを想いながら、疲れ切った俺はビルの屋上にのぼり、このクソみたいな現実にサヨナラしようとする。その時、天から声が聞こえて来た……のだが。

　ズルッ

「あっ」

　……。

　なんやかんやあって吸血鬼キリエとなった俺は、はるか雲の上、山頂の屋敷で目覚める。

　山のふもとには、今にも滅びそうな小さな村があった。そこは、獣人が２０人ほどしかいない。

　数々の問題を解決しながら、森を越えた先に居た働き者のオーク族や、森の聖獣、沢山のもふもふを仲間にし、吸血鬼の無限体力と沢山の技術、たまに地球の知恵を全力活用して、この村を発展させていく！