異世界、召喚
はじめまして、和樹です。小説投稿は初めてなのでこれから頑張っていこうと思います。
暇な時に見て頂けるといいです。
よろしくお願いいたします。
「はい、今日は修学旅行の実行委員を男女二名決めたいと思います」
クラスがざわめき始めた。
「静かに、ではやりたい人はいますか?」
すると、男子二人から声が上がる。
「魁さんがいいと思いまーす」
「僕も、同意見です」
あいつら、押し付けやがって。
僕は、赤津 魁だ。成績は、中の上ぐらい運動もそこそこできる。
彼女もいた。過去形だが。
「分かりました。やります」
「あ、じゃあ私もやります。」
まじか、彼女がやるのか。彼女は佐井 華那。このクラスの人気者だ。
彼女が相方になった瞬間、他の男子が「やりたくないだろ」「やってやるよ」とか言ってくる。
それで「いや、僕がやるよ」と言うと舌打ちしていた。
「では、実行委員は魁さんと華那さんにします」
先生が次の話に移ろうとした時、
「な……なんだ!」
誰かが声を上げる
突如、床から淡く光る魔方陣?みたいなのが出てきた。
そして、一瞬にしていつも見ていた教室ではなく中世ヨーロッパ造りの大きな部屋になった。
「え……ええ」
この状況に誰もが困惑していた。
回りを確認して見る、なんか魔方陣?と目の前に大きな扉があった
それぞれが話し合っていると、目の前の大きな扉から僕らと同じくらいの女の子が入って来た。
女の子は純白のドレスをきこんで、兵士を八人と一緒に入って来た。
「召喚に応じてくれてありがとうございます」
と、ドレスの端をつまみ一礼した。
「私はアーセルド王国第二王女ルイーナ・アーセルドと申します。ここは、あなた方の世界とは別の世界ルシアルドと言います。」
「ふ、ふざけんな元の世界にかえせ」
「そうだ、そうだ」
「みんな、落ち着こう話を聞いてみよう」
クラスの中心的存在の中村 ヒカル。成績優秀、運動神経抜群の完璧超人だ。
反発していた人もヒカルになだめられ落ち着いた。
それから、事情を一つ一つ丁寧に話してくれた。
うんうん、なるほどこれだけの条件が揃ったらねぇ
男子が一度は夢を見る《異世界召喚》ってやつだね。
それに、気付いた奴は
「やったぜ、異世界召喚だあ〜」
「ウオォォォォオオ」
と、浮かれている。まぁ、僕も、その一部だけどね。
すると、ヒカルが
「みんな少し静かにしよう……で、僕たちは何故呼ばれたのですか」
すると、王女が静かに告げた
「それは、勇者様方には魔王を倒してもらいたいのです」
「魔王……ですか……」
普段は落ち着いて物事を判断していたヒカルでも少し落ち着きがなかった
すると、王女が手を鳴らして
「それでは、王の所で詳しい話をしましょう」
これからも、少しずつ投稿していきます。
よろしくお願いします。