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  作者: きんぐ
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まだ始まってすらない

温かく見守ってください!

 今日は1年E組の文化祭の打ち上げで飲食店に来ている。そして今まさに友達の香川の好きな人のラインを追加して、彼女は彼氏がいるのか、香川のことはどう思っているのか、ということを聞き出すべく、スマホを触っている。

香川は背が高く、学校内ではかなり上位の男前で地頭もいいが、彼女いない歴イコール年齢の不思議な男子だ。

横には香川がいて、周りにはギャラリーが数人いる。ちなみに彼女とは面識もなく、多分向こうは僕の存在すら知らない。なにせ僕自身も彼女の存在をついさっき知ったのだ。

とりあえずやってみようということで彼から彼女のラインをもらい(彼女から了承は得ているらしい)、突然追加したことを詫びつつ挨拶をした。

『急に追加ごめん!森下です!よろしく!!』

すると一瞬で既読がつき、

『いいよ~笑 こちらこそよろしく!(^^)』

ときた。普通だ。

別に僕自身が仲良くなる必要はないと思ったので率直に聞いてみることにした。

『ところで、香川のことどう思ってる?』

『なんでそんなこと聞くの(゜ロ゜)?』

まぁ聞かれるだろうなと思った。

『え、気になって笑笑 最近仲良いみたいだから笑』

『なんで知ってるの?』

あ、しまった。香川は彼女とラインでしか繋がっていないのに僕が知っているということは僕が香川と連んでることも悟られてしまう。

『森下くんなんか怖い(..;)』

あ、終わった。ごめん香川。

彼女は気になることを全部聞いてくるみたいで、今のところの印象はすごい純粋だ。そんなところに彼は惹かれたのだろうか、しかし彼女の男を釣るための策略かもしれないな、と思ったので、僕の感じた純粋な印象はすぐにミステリアスに変わった。

少し慎重にいこう。彼女はまだよくわからないし、彼が関係していることを隠さずにいるとより疑われ恐れられるかもしれないと思った。よし、全部いったん話そう。彼に見られていると打ち出しにくいので彼にはちょっと時間を空けてからもう一度トライしてみると言い、家に帰ってから打ち明けることにした。

少しずつ書き進めてゆきます。

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