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第二章 超能力出現

ふと、目がさめる。ここは何処だ。――――俺の会社。会社かー。ん?

「っげ!!」

やっべー、居眠りしちまったー。やべぇ、また部長に怒られる。俺はバッっと起き上がった。

そして、俺は奇妙な光景を目にした。

「っえ!!?」

あたりを見渡すと、全員寝倒れている。電気はつけっぱなしで、プリンターなどの作業機器は動いたままだ。

「どういうことだ」

時計を見ると、午前10時51分だ。お昼寝にしては早すぎる。ていうか、部長まで寝ている。そして、中には起き出す人も現れてきた。皆戸惑っている様子だった。そして、俺はふと窓の外を見た。すると――――。

「っえ!!」

道路を歩いている通行人も倒れていた。頭を抑えながら起き上がる人もいた。

「なっ、なにが起きているんだ。」

俺は戸惑いを隠せなかった。

「ん~」

加奈も頭を抑えなが起き上がった。

「あれ、居眠りしちゃった」加奈は呟いた。

「かなっ!!。」

俺は加奈のもとへ走って駆けつけた。

「ん、だいちゃん?」

「加奈!!なんともないか?」

俺は加奈の両肩を掴みながら叫んだ。

「別になんともないけど。どうしたの?」

「会社の全員が倒れたんだよ。しかも、外の人も」

「っえ!!」

すると、啓介も起き上がった。

「やっべ!!居眠りしちまったーーー。」

またもや馬鹿でかい声で叫んだ。


会社の全員が一斉に倒れたということで、今日は午前中で会社が終わった。俺は、家に帰りながらどうして倒れたのか、原因を考えていた。すると、周りは交通事故などで騒がしかった。ビルについている電光掲示板からニュースが流れた。

『今日、午前10時46分頃、日本中で一斉に人が倒れるという事件が発生しました。しかし、外国人観光客が倒れなかったことから、倒れた人は日本人のみではないかと推測しています』

「え?日本人だけ?しかも一斉に!!?」

俺はすごく驚いた。一体、何が起きているんだ。


朝、俺はいつも通りの午前6時に起きた、部屋のクーラーを付けて寝るのを忘れたので、すごく汗をかいている。そして、蒸し暑い廊下を歩いてリビングに行き、クーラーを25度に設定してスイッチを入れた。俺は、すぐにテレビを付けた。すると、テレビのすべてのチャンネルで昨日の事件に関してのニュースがやっていた。

『昨日の日本人一斉昏睡事件から19時間が経過しました。昨日の事件により車の交通事故や工事中の足場から転落死するなどの事件が多発しました。日本の研究者たちは、この原因を突き止めるために、総力あげて研究を進めています。』

「すごいことになってるな」

俺はご飯の準備をしながらつぶやいた。すると、俺のスマホに一本の電話が来た。母からだった。

「もしもし母さん」

『もしもし、はぁやっと繋がったわ。あんた大丈夫?怪我はない?』

どうやら電話回線が混雑していたらしく、今ようやく繋がったらしい。

「あー、大丈夫だよ。母さんは?」

『私も大丈夫』

「あっ、聖は大丈夫?」

『聖も大丈夫よ』

「父さんは?」

『お父さんも大丈夫』

「よかったー」

『じゃー、体に気をつけるんだよ。』

「わかってるって」

『じゃーね』

「うん。じゃー」

俺は電話を切った。

『そして、研究者の発表により、今わかっていることは、昏睡した日本人に、特別な能力が現れるということです。もし、自分の能力に気づいても、むやみに能力を使わないようにと研究者たちは警告しています。そして、この能力により、銀行強盗が多発したり、いきなり物が破壊されるなどの怪事件が発生しています』と、テレビから流れていたが、俺は聞いていなかった。


最後まで読んでくださりありがとう御座います。近いうちにこの作品の完成版を投稿すると思いますのでよろしくお願いします。

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