表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
非日常を求めたその先は…  作者: 俺
第2章 世界の始まり
9/20

第9話 アンバスの街

「見えてきました。あれがアンバスという街です。」


「ずいぶんと大きいな・・・・・」

大きい街だった。周りは高い壁に覆われていて魔物の侵入を防いでいるのだろう。


「ええ、アンバスは大都市ですから。ですが首都のエルドラの方が大きいですよ」


「そうなのか。」



そしてアンバスの街に入ろうとした時に門兵に止められた。


「アンバスの街になにをしに?証明書があるなら見せてください。」


「商人のアーウェルです。店に仕入れに来ました。そちらの方は先ほどドウルフに襲われそうになったところを助けていただいたのです。私が保証しましょう。」

と言いながらなにか紙を渡した。あれが衛兵の言う証明書なのだろう。


「これはこれは、アーウェル様でしたか。申し訳ありません。どうぞ、お通りください。」

そう言うと門を通してくれた。

今の話し方からいうとアーウェルは大物かなにかなのだろうか?


「それでは1度私の店に寄らせていただいてよろしいでしょうか?その後にお礼の方を。」


「わかった。」

大物だった。私の店だと?ただの商人ではなかったのか?いや、個人経営の小さな店だろう。ただの顔が広いだけってのもある。まだ決め付けるのは良くないな。


そして街なかを進む。

街は活気づいていた。いろいろな店が開いていて売り子が声を張り上げていた。

それは街の中心に進むにつれて大きくなって行った。

そしてしばらくするとそこそこ大きい建物の前で馬車が止まった。


「葵様、こちらが私の店でこざいます。ささ、どうぞ中へ」

やっぱりこいつは大物だった。店の大きさがそこらと違う。

周りの店が個人経営の店だとしたらアーウェルの店はスーパーを小さくしたようなものだ。


「おかえりなさいませ、旦那様」

店に入ると店員が挨拶をしてきた。


「ただいま。馬車の荷物を降ろしておいてくれ。それに、キンベルに連絡を使いを出してくれ。今帰ったと。あと彼を奥へ案内を。」


「かしこまりました。」


「それでは葵様、奥へどうぞ。今お食事を用意させます。どうかゆっくりしてください。私は仕入れがあるので終わりましたらお伺いさせていただきます。」


そういうとアーウェルは1人の店員を連れて馬車に戻った。


「それではお客様、ご案内いたします。」








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ