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非日常を求めたその先は…  作者: 俺
第2章 世界の始まり
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第4話 転移完了

「ッ!?」

気がつくとそこは森だった。

あたり一帯が森。だが密林でも森林でもない。雑木林がどこまでも続いていた。


俺はまず、状況を確認することにした。

今の俺の装備はコンビニに行く時に着ていた服。クロックス。そして手には…

「ガバメント…。」

そう、なぜか手にガバメントを持っていたのだった。なぜ持っているのかはわからない。だが死神の言っていたサービスというものなのかもしれない。

ご丁寧にレッグホルスターが装備されていたのでそこにガバメントをしまった。


次にこの世界のことについて調べることにした。アニメやラノベなどでは異世界に転移させる際はその世界の情勢や情報を提供してくれる。だから俺にも提供されているだろうと頭を回転させた。そしてでてきた答えは

「…………わからない…ここどこだよ…」

残念ながらこの世界のことは教えてくれないらしい。これは死神が抜けているのか試練のつもりなのか知らないが気にしないことにした。


そして最後に願いについてだ。

俺は死神に願いを二つ叶えてもらった。

1つ目は戦闘力をギリギリまで上げること。

それは実際に戦闘にならないとわからない。

2つ目は…人間の召喚だ。

これは一度きり。しかしどこまで細かく設定できるのだろうか…取り敢えず召喚してみよう。

しかし、召喚の仕方がわからない。

もし、適当に「でろ〜」なんて念じて残念なものが召喚されたらと考えると慎重になる。

そこで俺は1つ案があった。一度はやってみたかった。

ふう…息を整えると俺は叫んだ。

「汝、死神との盟約により召喚す。我の糧となり力となり献身せよ!」

その瞬間地面に大きな魔法陣が展開された。魔法陣は赤、青、緑、黄色と次々と色を変えながらも重ね合わされていく。そして俺の視界を膨大な光が包み込んだ。


光が収まった頃に俺は目を開けた。しかし何も無かった。すると頭に「マジックポイントが足りません」と浮かんだ。

「そりゃねえだろ!?おい!?」

しかしその言葉には何も帰ってこない。あたりは静寂に包まれていた。

ここにいても仕方ない。と思った俺は森を出るべく歩き出した。



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