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非日常を求めたその先は…  作者: 俺
第1章 終わりのち始まり
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第2話 死んだ…のか…

「……ぇ……きて………」


「……え……きて…ぉ…」


「…ねぇ……ぉきて…ぉ…」


ん…なんだ…この声は…


「起きろって…言ってんだろぅがぁ!!!」

「ぐはぁっ!?」

突然の大きな叫びと衝撃に俺は悶えるしかなかった。

「ってえな!なにすんだ!!死ぬかと思っただ……ろ……」

思いっきり文句を言ってやろうとしたが最後の方は蚊の鳴くような声だった。

そこには身長145センチくらいで金髪が腰まで伸びる絶世の美女?幼女?がいたのだ。それでも目を疑うのだがなんと彼女の背中には翼が生えていたのだ。しかも右に悪魔の左に天使の翼を。

「やっと目が覚めたのね?ったく、いくら呼んでも起きないから思わず踏んでしまったわ。許しなさい。それにあなたはもう死んでるからもう死ねないわよ?」

とても可愛らしい声だった。声優さんに例えるなら…そうだな、喜多◯英梨さんのような声だ。

「ねえ、聞いてるの?…もっかい踏む?ニヤァ」

「き、聞いてる聞いてる!だから踏むのはやめろ!!!!」

一瞬、悪寒がしてつい反射的に答えていた。

「っていうかここどこだ。お前は誰だ。おれはどうなった。いったい何が起こってるんだ!?」

「一度にそんなに聞かないでくれる?まず、私は死神。あなたは死んだ。ここは死後の世界の扉の前。あなたが死んで死後の世界に誘う前にここに呼んだ。」


全く意味がわからなかった…この女、何を言ってるんだ?可愛いくせに電波系か?不思議ちゃんか?…悪くない。って、そんなことを考えてる暇じゃないんだった。

「どういう…ことだ…?」

かろうじて言葉にできたのはそれだけだった。

「だーかーらー、私は死神なの。あなたはさっきコンビニで銀行強盗に撃たれて死んだ。そしてその魂が死後の世界に入る前にここで止めたってわけ。」

「それを…信じろと…言うのか?」

「ええ、そうよ。その手に持ってるものが確証付けてるれるんじゃない?」

そう言って俺の手に持ってる物を指差した。

手に持ってるもの…?

言われて俺は手を見た。

そこには銃が握られていたのだ。コンビニで銀行強盗から取り上げたガバメントを。

「じ、じゃあ…さっきのは…本当なのか…:

「ええ、そうよ。おわかりいただけた?」

「もし、そうだとしてもお前が死神?ありえん。そんなのありてるわけ「だったらその銃私を撃ってみなさいよ?」」

「なんだって?」

「その銃で私を撃ちなさいって言ってるの。ほらはやく。」

そう言うと彼女は右手を前に差し出して何かを操作してるいるようだった。

すると俺のガバメントを持つ腕が勝手に上がっていくのだ。

「っ!?お前っ、いったいなにをっ」

「だから撃てって言っても撃たないんだもの。だから私が撃たせてあげる」

そう言いながらも操作をやめない彼女。

俺の手はだんだんと上がりとうとう彼女に向けて構えてしまっていた。

「や、やめろ!なぜこんなことを!お前を撃てなんて無理だ!お、おい!やめろやめろやめろ!」

俺がそう言う間に彼女は俺の腕を操作してセーフティを外しコッキングをして薬室に弾を送り込んだ。

「ふふふ、百聞は一見に如かずってね?」

妖艶な笑みを浮かべながら彼女そう言った。そして俺の腕を操作して…

「やめろやめろやめろやめろやめてくれぇぇうわぁぁぁぁぁぁぁぉぁ!!!」

「いくわよ〜?ばーん❤︎」

パァン!

彼女の声と銃声は同時になった。





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