表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本当に些細な事だけどお互い通じ合える人がいる、それは私にも、、、。

作者: 七瀬





“本当に些細な事だけどお互い通じ合える人がいる、それは私にも、、、。“




私の一生の中で出逢えた彼。

私にとって何よりもかけがえのない男性ひとと私は出逢えた。

“これは神様からのプレゼントなんだと思う!“



・・・私は幼い時に、双子の兄を亡くした。

あれは事故だった! 兄は私を助けようとして身代わりになってくれたのだ。

本当は私が死ぬはずだった。

私は車道に飛び出してしまい、そのまま蹲ってしまう。

兄はそんな私を助けようと必死で私の手を引いて車道から出そうとしていた

のだが、物凄いスピードで車が突っ込んできて兄が私を庇いそのまま車に

轢かれてしまった!



その後、、、兄がなくなると直ぐに両親は離婚して私は父親に育てられた。

父親は母親と離婚して直ぐに再婚する!

でも父親の再婚相手は子供嫌いで、私に冷たく当たってきた。

ただ救いだったのは? “実の母親と会える時は凄く甘えられた事だ!“

私が15歳になった時に私は父親に頼んで実の母親と暮らせるように

してくれた。

その時、実の母親も立ち会ってくれる。

父親も義理の母も、“私をウザイ存在だと思っていたから、“

案外すんなりと私は実の母親と暮らせる事が出来たのだ。



『“お母さん! ありがとう。“』

『いいのよ、それより今まで一緒に暮らせなくてごめんね。“』

『お母さんが悪いんじゃないよ、そんなに自分を責めないで!』

『ありがとう、仙都が生きていればきっと喜んでくれるわ。』

『・・・お、お母さん、』

『これからはワタシが責任を持って貴女を育てるわね!』

『・・・ううん。』





・・・こうしてようやく私は母親に引き取られたのだが、

何故直ぐに私と母が一緒に暮らせなかったのか言うと?

母は兄がなくなり精神が壊れてしまったから。

長い間、精神病院に入院と退院を繰り返して、私を直ぐには

迎えに来れなかった。

でもやっと母が私を迎えに来てくれて一緒に暮らせることに。

ただ、私と暮らし始めた今でもたまに母は部屋の電気も付けないで

一人でぶつぶつ兄の遺影の写真に向かって何か言う事があった。

私がそれを見つけて母に何か声をかけると? 普段の母に戻るのだった。



『“お母さん、大丈夫?“』

『えぇ!? 今帰って来たの、ご飯の用意を直ぐにするわね。』

『・・・ううん、今何をしてたの?』

『お兄ちゃんの遺影に話しかけてて、そこから記憶がないの。』

『・・・あぁ、そ、そうなんだ、』

『さあさあ、ご飯にしましょう。』

『・・・うん、』






 *





・・・でも私が19歳の時に、もう精神的に限界を迎えていた母は?

私がバイトから家に帰ってきた時?

“お風呂場で手首を切って亡くなっていた。“

私は母が亡くなってる姿を見て、凄くショックだったけど?

半面! 少しホッともしていた。

ずっと苦しんでいた母をずっと近くで見ていたから、やっと母が楽になれた

んだと思えたのだ。

母は兄の傍に行く事が出来たんだと私は信じている!

私はその後、一人暮らしになり孤独な生活が始まった。

だから出来るだけバイトのシフトを入れるようにして気を紛らわしていた。

そんな時、彼と出逢う。




『“・・・いつも一人なんですね?“』

『えぇ!? コンビニのお弁当とお茶とポテトチップス、いつも買うのが

決まってるみたいだから。』

『・・・あぁ、は、はい、』

『彼氏とか居ないんですか?』

『・・・まあ、居ませんけど、』

『欲しくない訳じゃないんでしょ?』

『・・・まあ、そうですね、でも出会いがないんですよね、』

『“僕が立候補していいですか。“』

『えぇ!?』

『“貴女の彼氏になりたいです!“』

『・・・き、気持ちは嬉しいけど、私は貴方の事知らないし、』

『これから僕の事を知ってくれたらいいじゃないですか?』

『・・・・・・』

『友達からでいいんです、僕と付き合ってもらえませんか?』

『もう少し考えさせてくれますか?』

『勿論です! 考えてください。』

『・・・・・・』





彼は私が毎日、バイト帰りに寄るコンビニの店員さんだった!

たまに、お客さんが居ない時に他愛無い話をするくらいの関係。

そんな彼から、“付き合ってほしいと私は言われる。“

恋愛相手として私は一ミリも意識してなかった彼の事が気になる

ようになり友達から付き合うようになった。



・・・でも直ぐに私は、“彼が私と出逢ったのは、運命だと気づいた!“

彼の中身が、“死んだ兄によく似ていたから。“

正義感が強く妹と想いの兄に。

まるで私は片割れのもう一人の自分と出逢えたような気がしたのだ!

本当に些細な事だけどお互い通じ合える人がいる、それは私にも、、、。

こんなに嬉しい事はない!

ずっと独りだったから、“やっと安心できる居場所が見つかった気がした。“

これからは“彼と些細な事も幸せだと思える家庭を一緒に作りたい!“

彼とならそれが出来ると私は信じている!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
どうか幸せな家庭を作ってください(#^.^#)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ