~過去から受け継ぐ守護者~
「起きろー!ルネ」そう言われ、私は目がさめる。
「おはようございます。おじい様」
この長い白髭が生えている人物は私の親のフランシス・チュテレールです。親といっても本当の親ではない。私が森の中に捨てられていたため、かわいそうだと思いここまで育てて
くれたそうだ。
「おじい様、この机の上に乗っている本は何ですか?」
「それは、これからお前が成し遂げなければならない試練というものじゃ」
私はその本の中に目を通すと、守護者について書かれていた。守護者とは、代々この国、ベル・フォレ王国を魔獣などから守り続けてきたという者たちのことだそうだ。その守護者はこの国の民から魔力を供給してもらい、年をとっても死ぬことは基本的にはないと書いてある。
そして私はその本に目を通していると気になるところを見つけた。!
『守護者は100年おきに必ず変わる』と書いてある。私は理由が気になったが、その理由は書いていない。
守護者は年をとっても死ぬことはない、なのに変わらなければならないのはなぜか疑問に思った。
「おじい様、なぜ守護者は100年おきに変わらないといけないのですか?」
「ルネ、今日おまえにその本見せたのは、そのことについて話そうと思ったからじゃ」
おじい様、真剣な表情をしていた。
「ルネ、よく聞くのじゃよ。守護者が100年おきに変わらなければならないのは、おぬしも知っていると思うが、この国全土を覆っている結界を張りなおす必要があるからだ。」
私はおじい様が何を言っているのかわからなかった。
ルネは言った。
「それで、なぜ変わる必要があるのですか。?」
フランシスは言葉が詰まった。。。
「ルネ、それはな・・・私たち守護者が結界の一部となり、結界を張りなおす必要があるからじゃ」
ルネは焦ったように、フランシスに早口で問いかける。
「それはどういうことですか?おじい様が結界の一部となりいなくなってしまうのですか?」
「今すぐというわけではないじゃが、あと一月もすればそうなってしまうのじゃ」
フランシスは続けて言った。
「だからルネ、お前には次の守護者になってもらいたいのじゃ」
ルネは困ったように言い返した。
「守護者といっても私はまだ本を少し読んだ程度で何も知りません!だから守護者になれと急に言われても。。。」
フランシスは明るい表情で言った。
「守護者になるというのは、この国の民を救うということじゃ、わしはお前に誰かを救える人になってほ
しいのじゃ」
ルネは少し迷った表情をした。
少し考えた末にルネは真剣な表情で言った!
「おじい様。私、守護者になります!!」




