表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【4月コミカライズ発売!】植物魔法チートでのんびり領主生活始めます~前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件~   作者: りょうと かえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

790/837

790.カイとぴよ

 悩んでいると、ステラが俺の肩をちょんちょんと突っつく。


「エルト様、やはりこの方々も……?」

「ああ、コカトリスを見るとウソ寝するみたいだな」

「あー……いましたねー」


 ステラがアルミラージへのにんじんあげを続けながら回想する。


「ぴよちゃんは可愛いのに……」

「大変ですねー」


 テテトカはのんびりと草だんごを食べながら答えた。

 ステラはカイ達に同情的な視線を送る。


 ぐぅ、ぐぅ……カイ達は動けないでいた。

 そこへコカトリスがぴよっとカイ達に興味を持つ。


「ぴよ? ぴよよっ?」(ところでこの人達は? 寝てるの?)

「きゅいー」(そんなはずはないと思うんだけどなー)

 

 コカトリスがカイ達を眺めて首をかしげていた。

 

「ぴよ、ぴよよー」(寝てるならお邪魔しちゃ悪いかな、出直そうかなー)


 ぴよぴよしながら、コカトリスがカイからちょっと離れる。


「寝ている人には優しいぴよちゃんなのです」


 コカトリスが少し離れたか。

 俺は倒れているカイに近付いてこそっとささやく。


「場所を移動しようか」

「そうしてもらえますとっ……!」


 カイがこそっと返事しながら、アルミラージの体を撫でる。


「ほら、もうにんじんはたくさん食べたでしょ……?」

「きゅっ……きゅいー」(むー……はーい)


 アルミラージは不服そうだが、カイ達に従って食べるのをやめた。

 もきゅ、もきゅ……角のついた大きなウサギだな。実に良い。


「ぼくたちも行きましょー」


 テテトカがコカトリスを連れていく。ナイスな判断だ。


「ぴーよー」(じゃー、またねー)

「きゅーいー」(まったねー)


 コカトリスが羽をふにっとさせて去っていく。


「びくっ」


 コカトリスショック、この村にいる間は大変だな……。

お読みいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
元気な子供に絡まれそうになった時にもよく使う手ですよね!奴らは諦めずに上に乗って来ますけど!
コカトリスはモフモフぴよぴよで可愛いのにねえ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ