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【4月コミカライズ発売!】植物魔法チートでのんびり領主生活始めます~前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件~   作者: りょうと かえ


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700/837

700.着ぐるみ出発

 そしてザンザス4層へ向かう日がやってきた。天気は快晴、絶好の出発日和である。


 村の入り口には今回の旅の面々が集まっていた。俺、ステラ、ウッド、ディア、マルコシアス……それにナナ、コカトリスたち。


「ぴよー」(そろそろ旅行の時間だー)

「ぴよよ」(雪っておいしいのかな)

「ぴよ」(5段階評価で3.5くらいだよ)


 ……緊張している俺たちに比べ、コカトリスはリラックスしながらぴよぴよしていた。


 レイアはザンザスで物資を用意し、我々を待っている。


「いってらっしゃいませにゃー!」

「「にゃー!」」

「いってらっしゃいませー!」

「ああ、いってくる」


 ナールとアナリア、ニャフ族が手を振っている。テテトカたちも見送りに来ていた。


「気をつけてー」

「ウゴ、気をつける!」

「帰りを待ってますです!」


 ララトマは不安そうには見えない。ウッドや俺たちを信頼してくれているようだな。


 ということで別れを告げて、俺たちはばびゅーんの態勢に入る。ヒールベリーの村からザンザスまでなら、何度も往復して運べばすぐだ。


「それじゃ、ばびゅーんなんだぞー!」


 マルコシアスとナナのパワーで俺たちはばびゅーんっとザンザスの近くへ飛んでいく。これにももう、慣れたものだ。


 ……そしてザンザスの郊外に着地する。ここまではもっと遠いところにまで行ったこともあるし、順調そのものだ。


「ふむ……」


 俺は着ぐるみの手をぴょこぴょこ動かしてみる。


「大丈夫ですか?」

「ああ、心配ない。まさか俺がこの姿だとは、ザンザスの市民や通りがかりの商人も思わないだろう」

「この戦力ならさくっと終わると思います。油断さえしなければ」

「そうだな……」


 そう、何も問題はないはずだ。すでに6層まで行った経験のあるステラもいるし、一流冒険者のナナもいる。


 危険はない。

 これから俺が着ぐるみのまま、千年間攻略されていないダンジョン(世界でもっとも危険なダンジョンランキングトップ5)に潜ったとしても……!

お読みいただき、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] あれ?目指す層が深くなったような気が?
[一言] 快気祝いにヒールベリーを(´~`)モグモグ
[一言] 冷徹宰相、完結おつ~~~! こちらへのカムバック、待ってましたぴよ!!
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