表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【4月コミカライズ発売!】植物魔法チートでのんびり領主生活始めます~前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件~   作者: りょうと かえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

632/836

632.ほかのパーティー

 その頃、ディア達は――。


「ぴよよー。テントテント、お泊りぴよねー」

「だっぞだっぞー」


 ディアとマルコシアスは野営の準備をしていた。

 小さくてもディアはコカトリス。見かけによらずパワフルである。


 テントの釘をふにーっと羽で押し込んでいた。


「ぴよよよーー!」

「わふふー。入ってる、入ってるんだぞ!」

「曲がってないぴよ!?」

「まっすぐなんだぞ! 我、ちゃんと見てるんだぞ!」

「お願いぴよねー!」


 ふににー。最後に足でぐりぐり押し込み、完成である。ディアは寝袋を運ぶレイアに振り返る。


「どうぴよー!?」

「ちゃんと出来てますよ、えらいです! マルシスちゃんも働き者です……!」

「わっふー♪」


 レイアはディアとマルコシアスを撫で撫でした。


「ふぅ……。荷物はこれで出し終わったかな」


 ナナも様々な野営道具を出して、ぐったりとしている。


「大丈夫ぴよー?」

「うん、さすがに連続でやって疲れただけだから」「働き者なんだぞ」

「ぴよ! あれ……ぴよ?」


 ディアが地面を足でぽむぽむする。


「どうかしたのかい?」

「ぴよよー。なんだか、砂の下がどるぅーとしてるぴよね」

「どるぅー……!?」


 レイアがぎょっとする。


「わっふ。魔力的なアレだぞ? 我も足先からほのかに感じるんだぞ」


 子犬姿のマルコシアスが地面をぺしぺし叩く。


「地下で動きがあるかもなんだぞ」


 ◇


 同じ頃、ウッドとヴィクターは崩れかけた塔の1階部分を探索していた。


「ウゴ、なんか意味ありげ……!」

「祭壇型の魔法具だな。資料によれば、修理はしたそうだが起動方法がわからなかったらしい」


 ふたりの前には大きな石造りの祭壇があった。祭壇には複雑にボタンとコードが組み合わさっている。


「今回の砂嵐で怪しいと睨んでいたが……動いてないな」

「ウゴ、魔力ないね」

「うむ……やはり外れか?」


 ヴィクターはぽむぽむと祭壇を調べて回る。ウッドも色々と触れて魔力を確かめるが、起動している様子はなかった。


「ウゴ、手応えないね」

「そうだな……。うーむ。他に怪しいモノは見つかってはいないのだが。やはり塔の中ではなく、外にあるのか……」

「ウゴ、とうさん、かあさんと砂コカトリスのほう?」

「砂コカトリスいわく、怪しいモノはあったそうだが。しかし簡単に見つかるものは、これまでに調べ尽くしているはずだ」

「ウゴ……。本にもなっているくらいだからね」

「この遺跡には100年以上前から調査が入っているからな」


 そこでウッドがふっと立ち止まって、床を見た。


「……ウゴ? なんだろう、これ……?」


 魔力がざわめくのを感じ取り、ウッドは石の床へと屈みこんだ。

そーいえば兄上と伯父上……だぞ!( ╹▽╹ )


お読みいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新有り難う御座います。 ……実は、珍しい(?)組み合わせなのかな?
[一言] ぢぬんがぐろぐろしてる……
[気になる点] 細かいですけど、後書きにツッコミをば。父の兄は「伯」父ですよー。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ