表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【4月コミカライズ発売!】植物魔法チートでのんびり領主生活始めます~前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件~   作者: りょうと かえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

615/836

615.崩落の現場へ

 俺たちが驚いていると、広間に兵士が入ってきた。


「カカ様、お早く! 崩れた部分からどんどん精霊たちが――」


 兵士が言い終わる前に稲妻が光った。


 ドンガラガッシャーン!!!


「うお、またか?」

「……これは落ちましたね」


 ステラが耳をぴくぴくさせる。


「しかもおそらく、また直撃した箇所が崩落したかと……!」

「ウゴ、大変!」


 ヴィクター兄さんが羽をぴこぴこさせながら、俺を見た。俺たちに助けを求めるかどうか、迷っているみたいだな。


「むぅ……まさかこんな事態になるとは……」

「コカ博士、俺たちも精霊討伐に行こうか?」

「……頼んでもいいのか?」

「俺とステラ、ウッドとナナなら足手まといにはならないはずだ」


 ステラとウッドは高い戦闘力がある。俺とナナは着ぐるみでガードできるはずだ。


「レイアはディアとマルシス、それに砂コカトリスや非戦闘員を率いて避難してほしい」

「そうだね、僕もそれでいいと思う」

「ふむ、やはりそれがベストか……」


 ヴィクター兄さんが俺たちに向き直る。


「では俺たちで宮殿上部の崩落現場に向かおう」

「はい……! 精霊ならお任せください!」

「ウゴ、頑張る!」


 ステラもウッドもやる気だな。

 あとはレイアだが、ぴよ帽子の位置をきゅっと直して凛とした顔つきになっている。


「お任せください!」

「ぴよ! いのちをだいじに! ぴよ!」

「わふ、無理しちゃダメなんだぞ」

「ええ、もちろんです……!」


 ステラが腰にバットをさした。めらめらと瞳が燃えている。


「砂ぴよちゃんも退避をよろしくお願いします……!」

「はい、もちろんです……!」


 レイアが敬礼する。

 砂コカトリスは首を傾げながらぴよぴよしているな。


「ぴよ?」(なにが起きたの?)

「ぴよよ、ぴよ」(わからん、なんか移動っぽい)

「ぴよ!」(トマトは持ってく!)


 ……そのあたりの説明はあとでディアからしてもらえればいいか。


 ということで、広間から出て宮殿の上層階に向かう。とりあえず現場に向かわないとな。


「こっちだ!」


 カカとヴィクター兄さんの先導で道を進む。廊下には右往左往する人ばかりだな。


「こっちは大変な混乱だな……」


 階段を昇っている途中、またもや雷が光った。


 ドンガラガッシャーン!!!


「……すぐ近くだ!」

お読みいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] これが、あの伝説のブルーサンダー打線か…
[一言] 更新有り難うございます。 雷と言えど、当たらなければ!?
[一言] バッティングセンター始まる? 砂ぴよは砂嵐を耐えてるだけで 恐れてはいない気がするんですが とりあえず避難
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ