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485/834

485.穴掘り終わり!

 ドガガガ……!


 ステラは重機並みのパワーで穴を掘りまくり、夕方には終わらせていた。


「ふぅ……いかがでしょうか?」

「凄いな……。図面通りになっている」


 イスカミナから渡された図面では、かなりの大きさの池が完成することになっていた。


「素晴らしいもぐ! あとは――堤防を作って管を通すもぐ!」


 堤防は今、冒険者がせっせと作っている。


「そろそろ暗くなりますからね。今日はここまでにしましょうか」


 アナリアの言葉に俺は頷く。


「そうだな。日が傾いてきたし」


 夜に作業するのは事故の元である。

 予定を大幅に超えるスピードだし、今日はこれくらいでいいだろう。


「明日にはぴよちゃんが浮かびますかね……?!」

「……どうだ?」


 ステラは汗一つかいていない。

 許されたら徹夜で作業しそうな雰囲気だ。


「地下水とジェシカの魔法で水を貯めるから、明日には浮かぶもぐー!」

「いいですねー!」


 ぐっ!

 イスカミナとステラがサムズアップしあう。


「きっとぴよちゃんも喜んでくれますね……!」

「そうだな。コカトリスは水浴びが大好きだし」


 湖まではそれなりに距離がある。浮かぶだけならここでも大丈夫だ。


 そうして今日の作業は終わった。

 明日、水を引けば完成だな。


 ……本当にあっという間に出来てしまった。


 ◇


 自宅にて。


 夜ご飯を食べて、のんびりした時間を迎える。


「ウゴ、ういーん!」

「だぞだぞー!」


 ウッドの肩に乗ったマルコシアスがきゃっきゃっと喜んでいる。


「明日が楽しみですね……」

「そうだな……」

「お池ができるぴよねー!」

「はい、今日たくさん穴を掘りましたから……!」


 ちなみに今のステラは俺の膝に頭を乗せ、胸元にディアを抱えている。


「ウゴウゴ、ララトマも喜んでた。ドリアード的にも水はあればあるだけいいって」

「いつも水浴びしてるからな」


 じょうろで頭からの水浴びだが……。


「あとは海底神殿から持って帰ってきた種もだな……」

「芽吹くといいですね」


 もみもみ。

 ステラがディアを愛でる。


 ぴよぴよとディアはステラの身体の上で転がっていた。


「水が大切かもだからな。まぁ、こちらは気長にやってみるさ」

お読みいただき、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者様、ご無事で何よりです!!! 更新よりも『命を大事に!』ぴよ! [気になる点] 大昔から水道管に使われてきた『竹』の出番かな?
[一言] 更新有り難う御座います。 二日で貯水地が完成!?
[一言]  無事でなによりぴよ!
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