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16話:伊東吾郎と本木が親密に

 そして、5人が、揃うと、久しぶりねと挨拶して、席に座った。その後、今年の夏休み、涼しい所へ行かないかという話になり、今、流行の清里高原へ出かけることになり、行く人と言われ、本木は、ごめん、私は、仕事の関係で無理だと言うと、警察官だと知っていて、残念だわと言っても、無理に誘おうとはしなかった。 お土産買ってくるからねと、女性達が優しく言ってくれた。伊東が本木の所へ来て、あれ、ありがとうね、本当に助かるよと、笑いながら、小さな声で言った。話題は、もっぱら、仕事と、会社の嫌な上司、同僚の話と、さらっと、恋話が出た程度で、午後、3時頃に解散して、女性達2人は、2次会に言ったが、本木は、以前5時からの仕事があると、言ったことがあるので、誘われなかった。


 すると、伊東が、そっと目配せして、ちょっと、立ち話でも、少し良いと聞くので、良いわよと言うと、100万円の投資、本当にありがとうと言ってくれた。 また、来週、同じ曜日の同じ時間に、ここで、会わないかと言われ、了解した。そして、直ぐに、別れて、帰って行った。翌週の水曜日、1977年6月16日に、いつもの喫茶店に、行くと、伊東吾郎が、席に座り、手招きした。向かいに座り、背に隠していた、花束を渡し、誕生日おめでとうと言った。それを、驚いた様な目で、みて、ありがとう、覚えていてくれたんだねと喜んでくれた。早いもので27歳になったよと言い、早く、嫁さんが欲しいなと笑いながら言うと、赤い顔して、もし良かったら、俺と結婚しないかと言い、本木も、真っ赤になってしまい、沈黙した。少し間が空いて、伊東が、ごめん、驚かしちゃって、と言い、そーなったら良いなと、思ってさと、照れた。


 私も、早く結婚したいなと言い、伊東君でも良いかなと、笑いながら言った。すると、たたみかけるように、今年中に、結婚しようよと、伊東が言うと、2-3日待って、親、仕事の上司などにも、相談してみると言った。次に、伊東が、それで、問題なかったらと聞くと、本木が、もちろん結婚したいわよと言った。これを聞いて、伊東は、呆然として、本気にして良いんだなと、念を押すので、当たり前でしょ、こんな大事なこと、冗談なんかじゃ、言えやしないのよと、本木が、強く言った。


 うれしいよ、本当にうれしいよ、と言い、伊東が、涙目になり、本木も、ハンカチで涙を拭った。そして、今日、伊東が、婚約指輪を買いに行こうと言うと、気が早い、ちょっと待った。こっちが、電話するまで待てと言い、大笑いした。そして、昼食後、喫茶店出て、今日、実家に行って相談して、その後、警察で世話になってる上司に相談して、わかり次第、直ぐ電話するわと、本木が言い、伊東と別れて、実家に向かった。実家につき、話すと、母が大喜びし、父も、安心したと言ってくれた。

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