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彼女は勘当される

どーも白黒です!

いつもより短いですがどーぞ!

彼女は豪の首筋にレイピアを突き刺した。

すると、レイピアは砕け散った。

「「あ」」

豪、The様の両者共に驚く

1人は何故自分の武器が破壊されたのか分からずに

そしてもう1人は…

(まさかフォークでレイピアを破壊できるとは…)

自分のやったことに驚いていた

彼女は豪の首筋にレイピアを突き刺したと言ったがそれは「否」である。

正確には「突き刺したはずだった」と言えるだろう

あの一瞬の間に豪は僅か2つの動作によって、武器破壊を行ったのである。

1つはレイピアを躱すこと。

そしてもう1つはレイピアをフォークで刺すことである。

何を言ってるのかわからない?

説明しよう!


彼女は確かに圧倒的な速度で、瞬発力で地面を蹴り僅か1歩で20mもの距離を詰めた。

(コレが魔術によるものなのか彼女の純粋な身体能力なのかはさておき)

そして、殺すつもりで、確実に息の根を止めるつもりで豪の首をレイピアで突いた

だが、豪にはそれが見えていた。

それこそ、ハエが止まる様なスピードで

故に、彼は最小限の動きだけで躱すことが出来た

が、躱したところで彼女の攻撃が止まらないことは豪にも分かっていたのだろう

豪は、彼女のレイピアを弾き飛ばすつもりでレイピアの刀身にフォークを突き刺した

すると、なんということだろう!

レイピアが砕け散ったではありませんか!


これが事の全てである。


えぇ…

レイピアが砕け散ったんだけど…

嘘!私のフォーク強すぎ!

「あ、有り得ない…有り得ませんわ!」

下らない思考を遮るように叫ぶThe様

何をそんなに悔しがってるんだ…?

あぁ、そうか

この世界では女性が上で

『自分より下の男に負けた』

という事実をプライドが許さないのだろう

でも、勝ちは勝ちだ

「ねぇ…勝負前に言った俺のお願い…おぼえてる?」

俺がそう言うとThe様の顔が一気に青ざめる

「わ、私の制服が…明日から裸エプロン…嫌!嫌ですわ!ねぇ、貴方!今からでも遅くはないわ!考え直してくれないかしら!」

凄い剣幕で彼女は俺に懇願する

なんか可哀想になってきたな…

いや、でも…美少女の裸エプロンみたいしな…

コイツ見た感じスタイルはいいし…

それに…なんか泣きそうなのみるとイジメたくなるよね!

「えー!どーしよっかなー!」

ワザと迷っているように見せる

もしかしたら、この世界のことが多少は知れるかもだし

自分で情報集めんの面倒だし

「そ、そんなこと言わずに…お願いします!」

The様が涙目になる

ゾクゾクするね!

「うーん…でもなー」

「わ、わかりました!裸エプロン以外はなんでもします!で、ですからどうか、どうかお慈悲を!」

ん?今…なんでもするって言ったよね?

「へぇー…"なんでも"ね」

なんでも というところを強調しながら言う

すると、彼女は体をビクッと震わせる

「じゃあ…さ」「俺には絶対嘘をつかないこと!」

そう言った途端、ガラスが割れるような音がした

「あ、ありがとうございます!あとちょっと遅かったら私の制服が本当に裸エプロンになるところでしたわ…」

彼女は安堵の息を漏らす

うん?本当に裸エプロンになる ってどういうことだ?もしかして…

「なぁ…」

「はい?」

「お前のスリーサイズいくつ?」

俺の疑問を解消するための質問をする

もしも俺の仮定がただしければ彼女はこの質問に正直に答える

「は、はい!えーと…上から84、59、82ですわ」

彼女は顔を赤らめながら答える

うん!ナイスバディ!

じゃなくて!やっぱりか…

この闘いにおいて誓約ギアスの様なものがあったんだろう

そうすれば、

「敗者が逃げることはできない」からだ

男は女に勝てない というこの世界ならではの固定概念の様なものから来た誓約なのかもな

で、さっきのガラスが割れた様な音は

【誓約が執行された】

と知らせる音なんだろうな

で、俺は相手に対して

「嘘をつくな」と言ったから彼女は嘘がつけないんだろうな

と、考察を巡らせているといつの間にか観客席にいた彼女の母親(ババア)が目の前にいた

「あ、あなた!どんなイカサマを?!」

言いがかりなんだよなぁ

でも仕方ないか

この世界では女が男に負けるなんてことは有り得ないのだろうから

それこそ、一族の恥というやつなんだろう

特に目の前の2人はいい所のお嬢様とお母様 って感じがするし、他の人よりプライドが高いんだろうな…

「イカサマだろうとなんだろうと、勝ちは勝ちでしょ?」

勿論、一切イカサマはしていない

が、何をしたか説明したところで信じないだろう

特にこういうプライドの高い奴相手には

「な!あ、あなた…!」

俺の言葉に対して顔を真っ赤にして怒るBBA

が、何も言い返せないのか自分の娘に身体を向ける

まぁ、イカサマしてたとしたら見抜けなかった奴が悪いしな

「あなた!なんてことですの?!男風情に負けるなんて!よくも"シャルル"一族の顔に泥を塗りましたわね!」

説教をし始めるババア

いや、お前…自分の娘に勝負させといて…

つーか、お前が勝負ふっかけてきたんだからお前が闘えばよかっただろ…

こっちが考えていることなど微塵も考えていないであろう糞ババアは説教を続ける

「あなたは優秀だと思っていたのに…勘当です!家から出ていきなさい!」

最後にそう一言自分の娘に言うと、アリーナから出ていく

うわぁ…勘当はやりすぎだろ…


いやー…どうしようこの状況

独りで泣いている美少女が目の前に

俺が物語の主人公だったり、この世界に来たばかりじゃなければ

「ウチくる?」みたいなこと言えたんだけどな

でも放置する訳にもいかないし…

「なぁ…お前はこれからどうするんだ?」

一応聞こう

もし自殺する なんて返ってきたら流石に止めるしな

「そうですわね…お母様から5歳の頃の誕生日に貰った一軒家に行こうと思いますわ…一応ある程度の家具はありますもの…」

5歳の頃に誕生日プレゼントで家貰うって…

どんな金持ちだよ…

にしても、コイツはどうにかなるとして俺はどうしようかな…

家ないし、金ないし、クエスト?受けて金稼ぐにも一日で家買うのはどう考えても不可能だし…

すると、今後の事を考えた時に最も希望のある考えが浮かぶ

いや…でもな…


だが、つべこべ言っている時間もないわけで

彼女は帰ろうとしている

「ま、待ってくれ!」

「は、はい…何の用ですの?ワタクシにこれ以上の屈辱を味合わせるというの…?」

「違う!お前をこんな酷い目にあわせた俺が頼むのも虫がいいことは分かっている!それを承知で頼む!」





「お前の家に居候させてくれ!」

いやぁ…展開早すぎますかね?

あまり早い様でしたらゴミ文才なりに努力します!

感想など頂けるとモチベーションの向上に繋がります!どうか!お願いします!

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