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まぁ、とりあえず異世界転移

どーも!いつもどうりの白黒です!

楽しんで読んでいただけると嬉しいです!

という訳で翌日の朝9時なんだが…

「凛が起きてこない…」


何故かいつもは俺より早起きな凛が起きてこない。折角つくった朝ごはんも冷めてしまう…

「仕方ない、呼びに行くか」


朝から面倒だが、天使の寝起きを見れると思うとまぁプラスマイナスで言えばプラスだろう。


一応ノックを3回し、中に声をかけてドアを開ける。

「おーい、凛?朝だぞー!」

すると中には…一糸纏わぬ天使の姿が

「いや、スマン、凛。着替えてるとは思わなくてだな…」

凛が真っ赤になって震えている。やばい…可愛い…


「ま、まぁなんだ小さくても気に「出てけぇー!」」そんな凛の叫び声と共に目覚まし時計が飛んでくる。流石に避けることは出来る。

だって極才だもん!うん…キモイな…


が、コレは着替えを見てしまった俺が悪い。よって、これを食らう義務がある。決して天使からのお仕置きを受けたい訳じゃない。いやホントに。マジで。俺嘘ついたことないし。


「痛っ!!!!!」



「知らない…天井?だ」

生きてる内に言いたいセリフ第4位、おめでとうございます。ありがとうございます。若干違うだろって?

だって天井ないんだよ。アニメのドラえも○のタイムマシーンに乗ってる時に時の流れ見えるだろ?あれが見えてんだよ。


「あ、豪 目は覚めた?」

その声に応えるかのように豪は体を起こす。

「なぁ、凛。ここはどこだ?」

「ここ?ここは世界の狭間」

世界の狭間…!カッコイイな…厨二心くすぐられる!

「くだらない事考えてるとこ悪いけどもう着くよ?」


着く?どこに…? って俺が今乗ってるの異世界転生装置「チート君」じゃねえか!


説明しよう!異世界転生装置「チート君」とは!

凛が豪の「日本から出て異世界行きてー」という聞き流しても許されるくらいの戯言を、お願いと勘違いし作ってしまった超ご都合主義なマシーンである!

どこら辺がご都合主義かというと、行きたい異世界の条件を入力すればその条件に見合った異世界に行ける事だ!因みに見た目はドラえも○リスペクトにより、まんまタイムマシーンだ。


「着く前にもう1回確認するけどさ、豪」

「ん?なんだ?」

「この世界で、何をするの?」


あぁ、そんなことか。勿論、決まってる。

「魔王になって、異種族娘でハーレムをつくる!」

くだらないって思ったやつ先生怒らないから後で屋上に来なさい。久々にキレちまったので。

「やっぱり、豪らしいや」

そう言って微笑む凛。エンジェルスマイルいただきましたー!!

「凛は…俺に着いてきて良かったのか?」

シリアスに見えるが別にシリアスシーンじゃない。前にも同じことを聞いたし、きっと同じ言葉が返ってくる。だとしても一応確認はしておきたい。


そんな俺の心を読んだかの様に凛は満面の笑みで

「もちろん!豪の行く所に僕あり!だよ!」

かわいい。結婚したい…


豪に返事をした凛は、チート君に向き直る。

「あっ!もう着いたみたいだよ!」

ついに来たぜ異世界!ここで俺はハーレムつくってウハウハ生活をするぞ!


「なぁ凛。確認してなかったけどさ…」

「何?」

「これってどうやって外に出るんだ?」

「外に出るっていうよりは勝手に着いてるって感じかな。」

「着くっていっても、他の人に見つかったらどうすんだよ?」

「それは大丈夫!その世界にあった登場の仕方で登場するようになってるから」

「どういうことだ…?」

つまり、アレか?GA〇TZだったら、電子線でドラえ〇んなら空中に穴が開いて って感じか?

「多分豪が考えてる事で当たってるよ」

おぉ!当たった!俺…天才だな あっ、極才でした!(๑>؂•̀๑)テヘペロ

うん、キモイなってか人の思考をナチュラルに読むなよ…


もし凛が言う通りなら、俺が凛に頼んだ世界は魔法がある筈だし…

「…魔法陣?」

「多分だけどね、魔法陣から出るんだと思うよ?」

「場所の指定は?」

「残念ながら…難しいかな」


え、て事は最悪男風呂の中に…ヒィ!嫌だ!嫌すぎる!想像しただけで、気持ち悪いな…

でも、逆に考えれば女風呂の中に…グヘヘ


「なに鼻の下伸ばしてるのさ」

凛が汚物を見る様な顔で俺を見てる。

やめて!心にくるから!


「そろそろ行くか?」

咳払いをして空気を切り替えながら言う。

ここで心折られたら異世界で魔王になるとかの話じゃねぇしな。

「じゃあ、豪も待ちきれないみたいだし、そろそろ行こうか!」

「よし、いくぞ」

「あ、因みに僕達が転移する場所は別々だから」

「え、ちょま」


俺が凛に文句を言おうとしたが凛の転移の方が早く、言葉が遮られる。

まぁ、仕方ないな、ウン。天使と別れて寂しいとか思ってないからウン。ホントホント。オレウソツイタコトナイシ。


すると目の前が急に明るくなる。ってことは、転移するのか?

豪はあまりの眩しさに目を瞑る。


「成功だ!成功したぞ!」

「「「うおおおおぉ!」」」

なんだ、騒がしいな。


騒音に驚いた豪はまだ明るさに慣れていない目をゆっくりと開ける。

すると、大量の兵士や貴族に囲まれていることがわかる。

そして目の前には王冠を被ったオッサンと魔法使いの様な見た目のお爺さんが。


あれ?どこだここ。魔王城(まおうじょう)ってわけじゃないよな…

「あなたが、勇者様…ですよね?」

そう魔法使いの様な人が話しかけてくる。


勇者?俺が?あ…ありのまま今怒ったことを話すぜ!

転移の光に包まれて、余りにも眩しかったから目を瞑った。そして目を開けたと思ったら周りには大量の兵士が。魔法使い、貴族、王様、みたいな奴らもいる。

な…何を言っているのか分からねぇと思うがおれもなにをされたのか分からなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術とか幻覚とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


はい、現実逃避はヤメヤメ。もう分かったもんね!オイラ!なんてったって極才だもん!(混乱による人格破綻)


ハァ… どうせアレだろ?勇者召喚の儀式をしていた所に俺が転移。俺の予想通り魔法陣から出てきたが、その転移先と儀式の場所が被ってて、俺の事を召喚された勇者だと勘違いしてる と。


「魔王になって勇者を倒す予定だったのに…」

「な、何かおっしゃいましたか?」

魔法使いの様なやつが聞き返してくる。

まぁ、十中八九魔法使いだろうけど。どうしよ、とりあえず勇者として振舞った方がいいか?


「い、いえ…特に何も」

「そ、そうですか…」

そう言って魔法使いは安堵のため息をつく。

「では!勇者様!異世界からお呼び出しして突然で悪いのですが、貴方様には魔王様を討伐して貰います!」

えぇ…(困惑)

俺魔王になりたいのに…


いや待てよ?

俺が勇者→魔王を倒す→俺が魔王になる

あれ、このプラン完璧じゃね?

よっしゃ!これで行こう!

つまり、最初にやることは…

「分かりました。ですが、私はこの世界の勝手が分かりませぬ。」そして一息置き、


「宜しければこの世界の学校に通わせては貰えませんか?」

いやー…いつも通りのごみ文才。泣きたい…


さてさて豪は異世界に転移し勇者になりました。

次回からは学校に!


感想等をくれると泣いて喜び更新ペースがあがります。(多分)

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