明日の準備!
どーも毎度おなじみ白黒です!
いつもより、長めです!
それでは、どーぞ!
さて、掃除したのはいいけど…
「お前、ちゃんと服着ろよ…」
「えー!めんどくさい!」
「でもさ…パンツとタンクトップだけって…」
「何が悪いの?」
俺の心と股間に悪いんだよ…
凛は男とはいえまだ10歳。元々女顔なのにそこに幼さが加わるともう…ね?かわいいんだよ!
そして何を隠そう、ショタは俺の守備範囲!
つまり…
「わわ!豪!鼻血出てるよ!」
そう言って凛はティッシュを渡してくる
「わ、悪いな…」
大量出血で死にそ…
とりあえずティッシュを鼻に詰める。
「と、とにかく!風邪をひくから服を着なさい!」
「はーい…」
よし、これでとりあえず俺が出血死することはないな。
「きがえたよー!」
お前…ショートパンツにパーカーって…俺の性癖に刺さるからやめろ!
「見れば分かる…」
平静を装いつつ返事をする。
「それで?アレはいつ使えそうだ?」
「うーん…」
そう言って凛は黙り込む。
あれ?メンテナンスしたんだよな?じゃあなんで返答に困ってるんだ?
「お前…実はゲームしてt「ちがう」はい」
ならどうして…
「実はね…豪…」
いつになく凛が真剣な顔をしている。
「なんだ?」
そんな顔されたら真面目に聞くしかないだろ。
「じつは…部品なくしちゃった!」
「は?」
俺は今世界で35番目くらいに間抜けな顔をしてるだろう。後の34人は誰だって?知らん。
「え、何そんなしょうもない事で真剣な顔してたの?」
「しょうもなくないよ!豪が時間をかけて創ってくれた部品なんだよ?」
いや、確かに創ったよ?頼まれたし。でもな、部品を失くしたぐらいであんなに真面目な顔をされたかと思うと拍子抜けしちまってな…。
「別にいいぞ、また創ればいいし」「で、何処の部品を失くしたんだ?」
「バッテリー…」
え?バッテリー丸々ってこと?それ部品って言わなくない?
「を入れる容器のフタを閉めるネジ」
「あ、そこ…」
ビックリした…バッテリー丸々失くしたのかと思って焦った。
「それなら今創るからちょっと待ってろ。」
そう言って俺は手に意識を集中させる。
そしてネジの形状を思い出す。
イメージするのは常に最強の自分だ…
「複製、開始!」
そういうと掌にはネジが。
「ほらよ」
「ありがと!でも、その掛け声いる?」
「気分の問題だ」
「ふーん…変なの」
「ガハッ…」
天使に冷たくされた…マジ病む。
そう言えば、誰かが『人生、マゾになっちゃえば楽だよ』って言ってたな…
「で、部品もできたし、いつ頃出れる?」
「このネジさえ取り付ければ行けるけど…」
「あぁ、時間がな」
今の時刻は4時。今からでも行けなくはないが、どーせなら朝から行きたいよな…
「じゃあ明日の朝からいくか!」
「いいけどさ、豪は朝弱いじゃん!」
うっ…そこを突かれるといたいな…。
というのも、俺は朝が極端に弱く二度寝なんてザラ。
ひどい時なんて14度寝まであった。勿論1日が終わってました☆
「な、なら明日の10時ごろの出発でいいか?」
「いいよー!」
って事で明日の予定も決まったわけだし準備するか。
「凛ー!エアポケットどこ?」
「テレビ台の引き出しの中!」
「分かった」
えーと、テレビの台の引き出しの中…お、あったあった。あれ、どのスイッチだっけ?赤色のだったかな?
俺はとりあえず赤色のボタンを押す。
そうすると、空中に大きなチャックが出てくる。
別に社会の窓じゃないからな!にしてもコレ久々に使ったな。
説明しよう!:エアポケットとは凛が作ったすごーいアイテムNo.37である。簡単に言えばリモコンを使ってドラ〇もんのポケットを空中に作る という超便利なスグレモノ!容量は量子力学が〜みたいな理由で考えなくていい。
ゲームに着替え、シャンプーリンスに洗顔フォーム…といった具合に必要なものだけを入れていく。
「凛ー!俺は準備出来たぞ!」
「分かったー!エアポケット取って!」
「ほらよ」
そう言って俺は凛にエアポケットを渡す。
いやー、改めてみるとアレ凄いよな。
凛が作ったんだぜ?アレ。いやー、流石"天才"!
「こっちも準備終わったよ!」
凛の準備も終わった様だし、晩飯作るか。
あ、冷蔵庫もエアポケットに入れたんだった…
取り出すのめんどくさいな。そうだ!
「凛、この世界のも今日で最後だし外食にするか!」
「わーい!僕、サイゼがいい!」
「俺もそうしようと思ってたぜ!」
そんな会話をしながら2人で玄関へ向かう。
「僕ね!ミラノ風ドリアがいい!」
「俺は何にしようかなぁ」
財布も持ったし大丈夫だな。
「よし、行くか」
「うん!」
そう言って俺達はサイゼに向かう。
「ふぅ〜食った食った」
やっぱりサイゼは安いからな。食いすぎちゃうんだよな。
「豪、さすがに食べ過ぎだったよ」
そう言って凛は歯ブラシを咥えたまま笑う。
いや我ながらこんなに食ったのは久々だな。いやマジで。会計の時といい料理を運んでくる時といい店員の顔といったら…プクク
俺も歯を磨き、寝る準備をする。
あ、俺まだ風呂入ってないや。
「凛、先に寝ててくれ」
「え、一緒に寝てくれないの?」
凛は涙目になりながらこっちを、見つめてくる。
クソ!かわいいなコイツ!
「いや、風呂に入り忘れてただけだ。スグにあがるから先にベッドに行っててくれ」
「あ、そういうこと。うん!分かった」
凛が寝室に向かったことを確認し俺は服を脱ぎ頭、身体と洗い湯船に浸かる。
ここまで、やっとこれた…。改めて考えるとこれも凛のお陰だな。なんて昔のことを思い出していると1時間も湯船に浸かっていた。
思い出もそこそこに、俺は風呂からあがり髪を乾かしベッドへ向かう。勿論、服を着てな。
ベッドには寝息をたてている凛が。
「今までありがとな、凛。そして、これからもよろしく」そう言って俺は凛の頭を撫でる。気持ちよさそうな顔しやがって…
さぁ、明日は念願の異世界!楽しみだなぁ
いつもより、長めですがいかがだったでしょうか?
ココが分かりにくいよ〜。
ココってどういうこと?この表現よりコッチの表現の方がいい!
というのがありましたらぜひ!お教えください!
ではでは!