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黒鋼の天使は、虚空を征く。  作者: ドライ@厨房CQ
第1章 コバルトブルー
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3話 アカデミー

おまたせしました。今回も説明回です(汗) 次回から動いていきますのでどうかよろしくです!

 空中大陸は海抜5000メートルから9000メートル上空に位置しており、オルゴン空域による環境維持効果によって人間が生存可能な大気を作り出せている。そしてそれらを支えるオルゴンは空域中央に存在するタワーより供給されている。

 地上と宇宙を繋ぐ巨大建造物はエクスシアが変化したものによって築き上げられて、最上部のコアユニットよりオルゴンが生成されている。一方の地上部は地上から3000メートルのエリアは要塞化されて、ガレリアとの戦いの最前線にて地上奪還の橋頭堡となっている。


「―と、このようにタワー要塞部では多くのエフェクターが日夜戦っています。皆さんもアカデミーで多くを学んで、人類の守護者たる存在になることを願っています」


 教壇に立つ若い女性教師が立体映像を交えながら授業を進めている。ここはエフェクターを養成する『アカデミー』であり、普通の学生と変わらない一般的な授業からオルゴンの扱い方や戦闘訓練といったエフェクターに必要な技能を学んでいた。

 現在のカリキュラムだと座学の授業は午前中までで午後からは各自が選択した実地訓練となっており、この授業が終われば昼休みを挟んで実技が始まる。


「ですので、規律正しく模範となる人間を目指して下さい。ね、イーサン君!」

「マイヤ先生、なんでオレだけ名指しなんです?」

「当たり前じゃないですか! 昨日も訓練飛行でガレリアと交戦というじゃないですか! もし撃墜とかされたらどうするんです!!」

「げ、バレてたのか」


 イーサン・バートレットは問題児である。エフェクターとしての素養は並以下であるが、ストライダーのランナーとして凄まじい技量を見せつけて、入学から1年ほどでストライダーに関してはこれまであったアカデミーのレコードをあらかた塗り替えた。

 一方で規則違反に命令不服従の常習犯であり、腕前もエースに匹敵するほどだが、機体にかける負荷も大きくてアカデミーの備品たる練習機もこの1年で10本指では数えられないほどオシャカにしてる始末だ。それでも放校処分を受けないのはひとえに彼の実力の高さなど色々の要因が絡み合っていて、実力的には特進コースたる“ブルー”でもおかしくないのだが、その扱いづらさから一般コースである“レッド”に甘んじている。

 もっともイーサン自身はそんな事は微塵も気にぜず、己の思うままに空を飛んでいる。授業自体は真面目に受けていて実技に関しては教えることも少ないからか、他の教師からは放任されている。唯一の例外は担任であるマイヤ・レイヤーズで、規則を破ったりしたら真っ先に叱ってくるが、一方で命令違反した時の擁護も引き受けてくれる事もあるのでイーサンにとっては数少ない頭の上がらない存在だ。


「でも、非武装の輸送機がガレリアに襲われていたから救援したんですよ。あそこで規則だからって見捨てるような奴が、模範となる人間になれます?」

「ですね。ですが例の輸送機にはメタトロン5機がしっかり護衛についていたそうですよ? しかも、護衛機でなんとか倒せそうなところを、イーサン君が割り込んできたとか」

「なんで先生が詳細知ってんの!?」

「ちょうど知り合いがその船に乗っていましたからね。詳細について隅々から教えてもらいましたよ、『すごい操縦スキルの訓練生もいるのね、でもちょっとあれはやりすぎじゃない?』っと。……ですので、イーサン君、今回は反省文ですよ!」


 イーサンが訓練飛行中に襲われていた船を助ける事は多々あったが、非武装な船を守るために規則を破った時はマイヤ先生も大目に見てくれた。しかし今回は護衛機に割り込んで勝手に暴れ回ったので、厳罰として反省文を言い渡されてイーサンは机の上に力なく崩れ落ちた。本来ならもっと重い処罰なので、マイヤ先生の温情が多分に入っている。

 ちょうどチャイムが鳴って午前の授業が終わりを告げる。先生が教室から出ていくと、他の生徒達も各々の昼休みを過ごしていくが、イーサンは机の上に突っ伏したままだった。そんな彼に近づく2人の男女がいた。


「落ち込まない落ち込まない、イーサン君なら反省文なんて書き慣れているから大丈夫」

「……お前ほど反省文を書いた奴なんていないじゃないか。データベースとして役立つぞ」

「うるへー」


 慰めにならない慰めをかけた2人はイーサンの学友である。明るく人懐っこい表情を浮かべる少女はリコッタ・ハミルトン、見るから気怠げな顔をして無造作に伸びた髪を掻く少年はロイ・ビーグルだ。

 人当たりは悪くないが、学生離れしたランナースキルに凄まじい数のペナルティから他のクラスメイトもあまり関わりたがらないイーサン。コミュ力が高くて誰とでも打ち解けられるリコ。“やらなきゃいけない時だけやる”をモットーに掲げる学業も友人構築も最低限しかしれいない、とんだマイペース屋なロイ。性格も性向も全く違うベクトルな3人であるが、なぜだか馬が合って自然と集まる事が多かった。


「まぁ、悩んでもしゃーねえな。飯でも食いにいくかー」

「うんうん、こんな時こそ沢山食べるべきだよ!」

「リコはいつも食い気ばかりじゃないか」


 食堂は一面ガラス張りだから日の当たりが良くてテラス席も用意された開放的な設計だ。広さもかなりあるのだが、昼時ともなれば生徒たちでごった返している。人の波を掻き分けて観賞植物に隠れた席を見つけてそこに腰を下ろす。

 トレーに載ってる学食のランチにありつきながら3人で午後の実技について話し込む。一口で実技と言っても、エフェクターの基礎となるオルゴンのコントロール方法からエイジスやストライダーの操縦訓練、そしてディストーションの鍛錬だ。

 エフェクターがオルゴンを介して発動する特殊能力がディストーションであり、その効果は認識能力や身体能力の強化からテレキネシスや自然現象の再現といった特殊なものまで多岐にわたる。エフェクター1人が完全武装の兵士1個小隊と同等と称されるのは、ディストーションがあるからこそだ。


「最近はディストーションの訓練ばっかだな。2人とも午後からそうだろ?」

「うん、イーサン君は相変わらず訓練飛行だよねー」

「ところがぎっちょん、反省文書き終わるまで飛行停止処分だとよ。あー、これじゃあ午後は射撃訓練しつつ反省文書きになりそうだわ」

「……ランナー特化型はやること少なくていいもんだな」


 リコは肉体強化を得意とし、ロイは数種類の属性効果を扱えるなど、それぞれ長所を持っているが、イーサンはディストーションに関してはからっきしだった。精々テレキネシスで軽い物を浮かせたり弾いたりできる程度なものである。

 ロイの言う通り典型的な特化型であるイーサンのカリキュラムはほとんどがストライダーによる飛行訓練に割り振られているというわかりやすいものだ。あまり労力は割きたくないと考えるロイ自身の思いとは裏腹に、多岐に渡る適正を持っているからかカリキュラム内容も多彩となっている。


「それじゃあ、ご飯も食べ終えたし私達はもういくね。ディストーションの訓練場はここから反対だし」

「おうよ、射撃訓練の良い所はすぐ近くにあることだな」


 空になったトレイを持って別れた二人を見送りながら、パック入り野菜ジュースを飲み干したイーサンも席を立つ。そして懐に忍ばせてあった銀色の拳銃を手に取った。






「……なんなのよ、これは……」

「ダッハハハハハ!! こいつは傑作だ! 適正持ちがやる気なかった桜花だけとはな!」


 手にした携帯情報端末(PDA)から映し出される結果に桜花は愕然として巽が大爆笑しており、彼女に肘鉄がみぞおちへクリーンヒットして笑い声は途中から苦悶のうめき声に変わった。

 4人はオラクルへ到着してから一晩明けた今しがたエフェクターの適正検査を受けたところだった。付き添い人のシュザンナは各方に顔を出すとのことで今日は別行動になった。

 肝心の結果は全員がエフェクターの適正が認められ、しかしメタトロンのランナーには桜花だけが選ばれていた。戦う気など毛頭なかったのに自分だけ選ばれた事に、桜花はいつも以上に憂鬱な雰囲気を醸し出していた。一方で選ばれなかったリクは残念そうに肩を落とすもどこかスッキリした心持ちだ。


「リク、吹っ切れた感じか?」

「うん、乗れないのは残念だけど、戦うのはやっぱ向かないよ。それよりも、メタトロンにも色々と種類があって、こっちが気になるね!」

「おお、オラクルはメタトロンの製造もしてるみたいだな。適正無いとは言え、エフェクターなのは変わらないようだし、もしかしたら俺達にも声がかかるかもな」


 肘鉄を食らったみぞおち辺りを押さえながらPDAを片手で弄る巽はオラクルに関する情報を検索していた。ハイテンションなところはあるが、中身はいつもどおりの慎重派である。リクも支給されているPDAでメタトロンに関するものを手当たり次第に閲覧していくのだった。

 シュザンナから渡された時に言われた通り、通信や情報収集のほかに身分証明書や通貨データを貯めていたりと、空中大陸での生活をこれ1台で賄えるほど便利な代物だった。そして、それをリク達に手渡した張本人がひょっこりと顔を出す。


「あ、シュザンナさん、手続きとか終わったんですか?」

「はい。それから、皆さんにお会いしたい方がいるのですが―」

「みなさん~~~!! 無事で良かったッ!!」

「せ、先生!?」


 シュザンナの言葉を遮って4人のもとへ突っ込むように飛び込んできた人物は宮小路(みやのこうじ)桜子(さくらこ)。140センチ台と成人女性としては小さめであるが、リク達がいた学校の教師である人だ。クラスの担任ではないが生徒のことを第一に考える先生であり、小柄ながらその包容力で人気のあった。こちらへ転移した時も教室に残ってクラスメイト達の相談に乗っていて、一緒に巻き込まれてしまったのだろう。

 自身も異世界転移という訳が分からない状況なはずだが、ここでも生徒を第一に思ってくれている事がとても心強かった。リクは桜子先生にしっかりと向き合って健在なことをアピールした。


「はい、この通りピンピンしてます! 先生も無事だったんですね」」

「長瀬君、ありがとうございます。まだ皆さん4人が見つかっていないと聞いてて、無事で本当によかった……」

「大げさですよ、桜子先生。俺達はシュザンナさんのおかげでこうして建材ですし! エフェクターなんて凄いのにも選ばれたぐらいですから!」

「……そう、乾君たちもですか」


 おどけたような巽の仕草に桜子先生も彼の変貌ぶりに驚きながらも、エフェクターという言葉を聞いた途端に表情を暗くした。それには皆面食らったが、心当たりにエフェクターとしてクラスメイトが戦っているということがある。生徒のこと考える事を思っているので戦いに出るのは以ての外、早く元の世界に戻れる事を願っている。

 それを察してか、おどけた態度は鳴りを潜めて巽は真面目な顔になった。


「……でも俺は、俺達は戦いませんけどね。この乾巽、喧嘩した事など生まれてこの方したことないので!」

「真面目な顔してふざけないでよね……。でも僕も同じですよ」

「ここにはエフェクターが多くいます。リクさん達が戦わなきゃいけない理由なんてありませんよ」

「皆さん、シュザンナさんからもそう言って貰えると心強いです。でも、生徒たちが戦おうとするのを止めれないのは教師として失格です……」


 巽とリク、そして現地の人間であるシュザンナの言葉を聞いて先生は胸を撫で下ろす。それでも大多数のクラスメイトが戦おうとしているのに、止められない不甲斐なさに押し潰されそうな心持ちだ。それを否定するのはソラと桜花だった。


「そんな事ないよ、先生。ヒーローはただ力を振るうんじゃなくて、誰かの為に力を使うからヒーローなんだ。皆はまだ戦う以外に力の使い方を知らないだけだよ、だからわたしたちで戦う以外の力の使い方を見せればいいんだ。戦いを止める、それがヒーローさ!」

「はー、あんなのは力持っただけではしゃいでる幼稚園児以下の連中に付き合う必要ないと思うんですけど? 先生も考え過ぎですよ、ちょっと痛い目に遭えばすぐやめますよ」

「さ、さすがにそれはどうかと思うんですけど……」


 やさぐれ桜花の過激な発言に桜子先生は思わずツッコミを入れるが、リクと同じようにソラのヒーロー論に助けられたようで、曇っていた表情は晴れていた。

 廊下で話し込んでいたからか、皆の間に誰かが割って入ってきた。慌てて端に寄って通そうとしたが、なぜか足を止めて皆の方を向いた。先生に並ぶほど小柄で黒い前髪を額の辺りで切り揃えた少女が小さく呟く。


「痛い目、見る」

「えっと、どういう事ですか?」

「これから模擬戦、きっと痛い目見る」


 そう言って少女は廊下の向こう、ガラス張りの展望室を指差した。





 的がせり上がってくるのと同時にその中央が撃ち抜かれた。銀色のブラスターピストルを手にしたイーサンは次々と的を射抜いていき、その場で大きく身体を動かした狙い撃つには向いていない体勢の崩れた構えで全弾命中してみせた。

 ブラスターはオルゴン変換させた光ビームを放つ普遍的な武器だ。物理的破壊力を得るにはオルゴンを取り込む機構が必要なのでライフルクラスの大きさになり、ピストルサイズで殺傷能力がないものとなる。それも相手を負傷させずに無効化できるので、警察や治安維持部隊では制式装備として需要の多いものだ。

 本来は非致死性武器であるブラスターピストルもエフェクターが使えば、オルゴンの変換と集束を代替わりできるからライフル以上の火力を得る事ができる。もっともエフェクターは携帯火器を超越した火力を誇るディストーションが使えるので、そもそもブラスターなぞ必要としない。

 使うとすれば、銃器マニアみたいな物好きかイーサンのようなディストーションの使えない落ちこぼれぐらいだ。


「いい腕、相変わらずね」

「お、シアンじゃないか。お前さんがここに居るなんて珍しい」

「イーサンも、ハンガーにいないの、珍しい」


 ブラスターを撃ち終えたところでいつに間にかいた来客に気づいた。黒髪を襟首あたりで切り揃えたボブカットの色白な少女にイーサンは親しげに声を掛ける。彼女―シアン・オルタシアはアカデミー・レッドの生徒会長で、オラクル総監ミハエル・オルタシアの孫娘でもあった。

 祖父同士が学友で交流もあったからかイーサンとも幼少期から面識のある幼馴染のような存在で、オラクルの重鎮たる一族と繋がりがあることもイーサンの規則違反が許されている理由の一つでもある。

 一般生徒の着ているブレザータイプとは異なる黒いセーラータイプの制服に身を包んでいるので、周りから見れば変わっているとイーサンは思えた。しかしスラックスとワイシャツ、柄物のネクタイにベストと格好から見れば私服と言えるイーサンの方が目立っていて、言動行動からしても悪目立ちしている。


「いやー、昨日ははしゃぎすぎちゃってよ、反省文書き終わるまで乗れないの。だからこうして撃ちつつ反省文書いてるわけ」

「じゃあ、今から飛べる方法、聞く?」

「まじか! 教えてくれよー」


 今から飛べると聞いてイーサンは飛びついた。反省文を放り出す気は毛頭ないが、これから長い午後えお的撃ちに興じるのは些か退屈だった。なので二つ返事で承諾するとシアンは内容について説明する。


「イーサンにお願い、ノーマッドと模擬戦」

「んー、ノーマッドって1ヶ月くらい前にこっちに来ていきなりエイジス動かしてガレリア落とした奴か?」


 ここ最近のアカデミーではノーマッドの話題で持ちきりだ。一月ほど前に現れたノーマッド、彼は救助にやってきたエフェクターが運悪くガレリアから攻撃を受けてしまい、負傷したランナーに変わってエイジスを動かして見事に撃退したという。

 それからというもの、そのノーマッドと知り合いと思われる者達が次々と転移してきて、彼ら皆高いオルゴン適正を誇っていた。そのため一部ではオルゴンの導きにより遣わされた救世主だという声も上がっていて、エクスシアの起動に携わらせるべきという意見さえ出ている。流石に上層部は異世界の人間に仮にも数少ない切札を任せるわけにいかないと判断したが。

 このように賛否あれど話題の中心にある例のノーマッドに対して、手合わせ出来るのは願ってもいない後期だ。借りを返す機会とも言えイーサンに断る道理はあるはずもない。


「やる気満々、そんなに飛びたい?」

「ああ、それもあるんだけど、ノーマッドの連中の一部がさ、整備チームの奴らを痛めつけたっておやっさんから話があってな。そのお礼参りも兼ねてるわけさ」

「似た報告、いくらか受けてる。調子に乗ったらダメ」


 いくら高い適正があって救世主と言われようが、模擬戦で負け知らずだろうが、ノーマッドの彼らもイーサン達アカデミーの生徒と変わらない年齢だ。持て囃されれば増長してしまうのは無理もない。それを感じさせる報告や苦情が生徒会にもいくつか届いており、シアンはここで一計を案じる。

 模擬戦の相手としてエース級の腕前を持つイーサンをぶつけて、上のは上はいると感じさせて気を引き締ませる算段だ。折しもイーサンは知り合いを不当に痛めつけた彼らを一泡吹かせたいと息巻いていて、やる気は相当高い。

 ベストの裏にあるホルスターへブラスターをしまい込むと、腕を軽くスナップしながらイーサンは凶暴な笑みを浮かべる。


「そんじゃあ、一発かましてやりますか!」

ここまで読んで頂きありがとうございます!感想や誤字報告などお待ちしております。次回もよろしくお願いします!

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