〜 旅立ち 〜
ここアラーモ諸島を仕切るローガン族長と言う方に、この世界の事と魔族の事を伝えられ…
俺は、ゲームやアニメでよくありがちな…世界を救う、勇者としてこちらの世界に連れて来られたみたいなのだ…
「はぁ…ベタ過ぎだろ…」
「しかし、何故5人なのじゃろうなぁ?伝説では、4人の光を宿し勇者達と…」
「まぁ…良かろう、とりあえず…ここでは休めぬゆえ宮殿へ案内しよう」と皆ローガンに付いて行く時の事だ…三歩歩いたら…
「ぐはぁッ‼︎」
ヨースケは、口から血を吐いた…
「何じゃ!こりゃ〜‼︎⁇」
周りも驚き、俺は混乱中…頭の中で<スキル毒耐性上がった>と聞こえた。
「ん?毒耐性⁇」まだ混乱中…
ローガンが、俺に駆け寄り容態を見る。
「どゆう事じゃ…何故…既にカラダが猛毒に侵されておる…」
ヨースケは、冷静を取り戻し考えてみた…
<アレか…ケーキ…>
ローガン「大丈夫じゃ今治してやろう」と頭に手を乗せて詠唱し始めた。
「ポイゾナ‼︎」
全身が緑色に光り、カラダが楽になっていくのがわかった。
「ありがとうございます。」ローガンに頭を下げる…しかし、ポイゾナって…俺がよくやってたMMOと同じ呪文なのだが…と思ったら笑えてきた。
とりあえず、ローガン族長の宮殿まで行きそこで、皆に一枚の紙を渡された。
「その紙の1番下に名前を書くと現ステータスが浮かび上がってくる様になっているアイテムじゃ」
「書いてみるがよい、自分のステータスが分かれば今後にも役に立つはずじゃからな」
そう言われると皆、書き始め…その時に皆互いの名前を知った。
由紀「わぁ〜本当に数字が出てきたぁ」
美奈「私も出ましたわ!でも、何この<属性>って?聖って書いてあるけど?」
翔太「わいもや‼︎これがローガンさんが言っとた光を宿す者って意味かいな?」「ガハハハ」
晃「確かに、僕にも書いてありますね」
ローガン「属性?精霊以外誰も持っていないはずなのだが…これが光を宿す者の意味だったのか」
翔太「お前さんは、どう何や?皆、LV1だから対して変わらんだろうがな」
ヨースケ「何で俺だけ、LV30で属性が…
魔なんだよ…どゆう事なんだ?」小声で言う…
翔太「おい!聞いてるかい⁉︎」
ヨースケは、考えごとしていたら翔太の気配に気付かず、翔太に紙を取られた。
「な…何やねん!これ⁈何でお前さんだけLV30なんや?しかも属性、魔って…聖ちゃうやん…しかも何や⁈このスキルって?<リミットブレイク>?」
翔太「お前さんだけ、何でや⁉︎チィートやないか…」
ローガン「属性…魔とな…人の姿した魔族では、無かろうな…⁈」
ヨースケ「なわけねぇだろ‼︎てかお前らの都合で呼んで、それかよ‼︎話しにならん!」
「まぁ…アンタには、助けてもらった恩もあるし、アンタが俺を信用できねぇって言うなら、この場で出てってやるよ‼︎」
ローガン「……。」
ヨースケ「わかったよ。じゃあな!まぁ…そゆうの慣れてるし」
「まぁ偶々<魔王>が居たら倒してやるよ!せっかくの異世界にゲームみたいな設定で面白そうだしな」
そう言うとヨースケは、笑いながら宮殿を出た…