〜 会談 〜
<太陽が月を喰らう時>からもはや、1カ月…
突然の魔将魔軍の襲来で、各地の名高い国々でも苦戦を虐げられ救援要請が、絶えない状況であった。
その中、アルダンディーノ公国 (絶大な法力持つ民が多く生活のほとんどが魔法で補って生活をしている為、魔法王国として平和と豊かさを保っており「人類の砦」と呼ばれている国である)
シアラ皇女は、「このままの状況では、早くも遅くもこの世の終わりは回避できないでしょうね…何か打開策を練らねばいけませんわね」
「各国の代表と話します。用意を‼︎」
シアラから命令を飛ばすと、神官達は三角に陣を組みアルダンディーノ公国の優秀な神官しか使えない通信魔法を使い、各国の代表者に繋げた。
<アラビカ王国代表ルーセス王><アルグレ共和国代表ソフィー皇女><ベリウス公国代表バーカス王><マスカル王国代表ディラン王><バステニア王国代表イザベラ皇女><アラーモ諸島代表ローガン族長>計7国会談が始まる。
シアラ皇女「皆様、突然の対話にお時間を頂きありがとうございまわ」
バーカス王「で、話しとは、なんじゃね?」
シアラ皇女「皆様も、お気付きでしょうが今回の魔族の襲来の事ですわ」
「この様な魔族が軍隊化して襲って来るなんて前代未聞な事により、私の国も大きな痛手を負い早急に手を打たねばならないと思い、この場をつくらせて頂きましたわ」
ディラン王「そんな事分かち合っておるが、何か良い方法でもあるのか?そんな事より、強き者を集め精鋭部隊設立し攻撃に撤しようぞ‼︎」
イザベラ皇女「そうね…守ってるだけなんて、わたくしには合わないから賛成だわ。まぁ守りだけしか取り柄のないお方も居ますがね」
イザベラは、シリア皇女に嫌味ぽく言って笑った。
ソフィー皇女「わたくしもその方がいいと思いますが、守りも大切ですわよ。こちらの国から強き者が居ない時、魔物が攻めて来られたら終わりですし…」
ディラン王 「冒険者共を集い使えば良いでは、ないか!冒険者には我らの聖騎士より強い者もいると聞く」
……周りが、ざわめく……
ルーセス王「儂は皆に話さなくてわならない…約3ヶ月程前…ある導師から、魔物共の襲来の予言を伝えにきた導師が居たのだ…」
シリア皇女「その方は何処に…?」
ルーセス王「すまぬ…その当時は、その様な事などありえないと思い…狼藉者と思いデビルズ島のムド荒野に…」
ソフィー皇女「何て事を…デビルズ島では、その者は、生きてはいないでしょうね…」
シリア皇女「その者は、襲来の予言以外に…な…何か他に…」
ルーセス王「……光の勇者を…とか言ってたと思うが…」
ローガン族長「島の神殿に、遥か昔…
光を宿し勇者一行…異空の世界から現れ人類に光の道を照らした…と書かれておるが…」
ソフィー皇女「異空の世界とは?なんですの?」
ローガン族長「ん…普通の召喚魔法は、中級魔法で精霊などを呼び出す魔法なのだが…その魔法と違い我が民の中のイースト族のみ使える超上級魔法じゃ…」
その後、光を宿す勇者達の事が出た事により話しが決まらないでいた…
ディラン王「えぇいッ!話しが決まらん‼︎」
「その光を宿す勇者達の召喚が、本当に可能なのか分からんのに‼︎その召喚魔法がイースト族しかできないのであればローガン族長が責任を持ち、光の勇者達を召喚させ、こちらは、各地の冒険者ギルドと志願者を募り精鋭部隊を作る‼︎皆、それでいいな!」
各地の代表達は、ディラン王の言葉に皆同意した。