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〜 ダンジョンボス 〜

6層の泉から出て、すぐに俺達は、7層、8層をサクッとクリアした。


そして、今居る…9層では、LV13のライガの群れで襲ってきたり、1番苦手なのが…LV12の冒険者の屍…リビングデット‼︎

動きは遅く、弱いのだが…とにかく悪臭がヒドい…その名の通り腐ってるからもあるだろうが、この悪臭だけは慣れない2人であった…。


「ヨースケさん…この臭い…」


「え⁈…俺してないよ⁈」


「何言ってるんですか!違いますって! リビングデットですよ‼︎」

「なんだ…そっちね。」

「アイツら倒しても魔石取る時、何かしら大変だから嫌なんだよなぁ」

ヨースケは、嫌な顔をしながら両手剣を振るった。


そんな感じで…ある意味、苦戦しながら10層の1番奥まで辿り着き、そこには巨大な扉が現れた。


「ヨースケさん…この威圧感ある扉は、ボスの部屋の入り口じゃあ…。」


「おぉ…スゲェ迫力だな…想像してた、まんまだし…」

2人は扉を見上げたまま固まっていた…

「とりあえず…中に入ってみるか?」


「そうですよね…私は、いつでも大丈夫ですよ」


「じゃあ入ってみるか…」

ヨースケとミラは2人で扉を押して扉を開けた。


ギィィ… バタン‼︎ ……部屋の中は、無駄に広く神殿の大広間に似ていた。


部屋の中央に…佇む巨大な姿が見えた。

その姿は、おうよそ3mある…1つ目の巨人で、手にはデカい棍棒を持って佇んで居るモンスターが居た…

「ボスってアレか?」

ヨースケは、索敵スキルを発動させた。

「鋼鉄のサイクロプス?」

「レベルは…22か…」

(ミラのレベルが…16だから、ミラには…ちょっとキツいか…)

「ミラ?俺がヤツの気を引く。ミラは、サポートを頼む‼︎」

「だけど、無理だと思ったら俺を置いてでも逃げてくれ…」

「約束できるな⁉︎」


「分かったわ。無茶はしない…」

「でも…逃げる時は2人一緒だよ?」


「分かった…」「じゃあ!行くぞ‼︎」

2人はサイクロプスに向かって行った。


[グゴォォォッ‼︎]

サイクロプスは、近寄るヨースケに棍棒を振り降ろす。

ドゴォン‼︎ バッ「うぉアァあっ‼︎」ズバァっ!

サイクロプスの攻撃を避け、両手剣で相手の左足膝に切りかかった。


[ブァァァッ‼︎]

「よし!俺だけに攻撃してこい‼︎」


その時、ミラが放った弓の矢がサイクロプスの目蓋に刺さった。

シュッ‼︎ ザックッ‼︎ 「やったぁ♪」


[グゴォォォッ]

サイクロプスは、もがき苦しみ…ミラを睨み襲いかかった。


ドゴォン‼︎ 「きゃッ」

ミラは、サイクロプスの攻撃で吹き飛ばされ壁に激突し…カラダを痛め…そのまま動けなくなった。


「ヨ…ス…ケ…逃げ…て…」


サイクロプスは、ミラに再度棍棒を振り下ろそうとする。

「ミラーー‼︎」

ヨースケは、両手剣を盾かわりし、ミラへの攻撃を防いだ。

バッキン!

「え?マジ⁈折れたぁぁ‼︎」

ヨースケは、ショックのあまり膝が折れた…

「ミラからもらった剣が…剣が…」

「初めて…初めて…女の子からもらったプレゼントだったんだぞ……許さない…許さない…」


「ウオァァ‼︎」<スキル発動‼︎リミットブレイク>


いつものスピードの3倍の速度でサイクロプス近寄り、サイクロプスの左足に折れた剣を突き刺し、地面に倒れた。

[グゴォォォッ]

「まだぁぁ!終わらせねぇぇッ‼︎」

ヨースケは、サイクロプスが死ぬまで…折れた剣で連撃を与え…その場には緑の血が舞った。

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