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はじまり
リストスの城にある、美しい水が流れるこの部屋は蝋燭の光だけが唯一の光源だ、その場所で白い布を口元まで被る数人の大人たちが古びた本を持ち、魔方陣の上で輪になる、その中心に一人だけ青い布を被る男がいる。
―時空の扉よ開け われらリストスの魔術師により 召喚する
古びた本を抱える大人たちが歌うように何かを唱えるとその魔方陣が白い光を放つ。
それを確認した、青い布を被った男が手に持っていた本を魔方陣の中央におく。
―賢者である ルキリスが命じる
男がそう唱えると先ほどまで白かった光は一瞬にして、青色へと変わる。
目の前に流れる水も今では青い光を放っている。青い布を被った男が懐から美しい小瓶を取り出しその水をすくい、魔方陣へとかけるとその光は金色へと変化する。
―来たれ 選ばれしものよ
その言葉と共に、魔方陣の光が赤になり、この部屋一面に広がりその光が収まったとき魔方陣の中央に人影があった。
『店長!!ありました!! えぇと・・・ここ何処!?』