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超短編

さようなら

作者: しおん

なくしてしまったものが、わりとすぐに大切なものだと知った。


なんの変哲もない、ただのモノだったけど、欠けてしまったその部分だけ、ぽっかりとあながあいている。


埋め合わせなんて、所詮誤魔化し。


代わりになるモノなんて、どこにもありはしなかった。


思い出さない為に、見ないようにした。

けれど、それも意味はなさなかった。


現実はどこまで行っても、事実を突きつけてくる。

忘れさせてはくれなかった。


どこか遠くに行ったところで、居る場所がかわるだけで、居場所は移らない。


晴れやかに着飾ったところで、過去の事は飾り付ける事ができない。


何をしても、何もしなくても、なくしたモノは帰らない。


どこへ行こうと、ここにいようと、なくしたモノは戻らない。


さようなら、我が愛しの○○○○よ。


雨風に打たれようと、根気強くそこに在ってくれ。



よんでくださり、ありがとうございます。


よろしければ、他作品もご覧くださいませ。

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