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【死の床より捧げた心臓】
竹林 ヒラメさんの、「妖刀」のオマージュです。
⒕10.8 ヒラメさんのお名前を訂正しました。間違えてすいません。
本文、改行。
あなたの熱い額に凍り付いた星の欠片を置いた。
そして、私はあなたの心臓を取り出す。
ここにある私の心臓と合わせるのだ。
美しい曲線を持つこの刀で、
2つの心臓を縦に半分にして、
お互いのものにあわせよう。
そうして今、私たちは本当に一つになる。
この胸の中で、あなたの半身の鼓動が聞こえる。
あなたの冷たい唇に炎が灯った。
あなたの瞳に名もなき星の光が宿った。
しかし、なぜかあなたは答えない。
死の床より、全てを捧げた私に。