第二話 謎の世界
────僕達は、死んだのか?
周りは暗い闇しか見えない
しばらくすると光が差し込む
暗闇が、光に照らされ景色が見えてくる
そこには、草原が広がっている
僕は、死んでいない?────でもここはどこだ
隣には、僕と心中したはずの桐生 零の姿もあった小指の赤い糸は縛られたままだ
「死んでないの?僕たち」
「みたいね多分ここは私が夢にまで見た異世界よ、夢でみたもの」
近くには、杖を持ったショートヘアーで金髪の女性が僕達を見ながら目を丸くしている
「は、初めて成功した」
彼女は、喜んでいたやったやったと飛び跳ねている
喜んでいる所で悪いとはおもったが僕は、
「ここ、どこ?」
彼女は、飛び跳ねていたのを止めて咳払いをした
「ここはアルドラという世界ですあなた達にとっては異世界ですね」
零の言うとおりここは異世界だった
「ほら、異世界でしょ」
零は、誇らしげに言う
「でもどうして僕達は異世界にこれたんだ」
すると杖を持った彼女が、
「私が、召喚しました」
「私の名前は、カークといいま
すこれから仲良くしてくださいね」と手を差し出して来る
原因は、金髪の彼女だった
今は従うしかないと思い僕も手を差し出し握手する
僕と握手した後
彼女は、零の方にも手を差し伸べる
寡黙な彼女だがこの世界の事を彼女は知らない
彼女も僕と同じ事をおもったのか、嫌そうに手を差し出し握手する
「じゃあとりあえず私の住んでる町に向かいましょう」
とりあえず僕達はカークの町に向かうことにした
道中零は、ほとんど話をしなかったのだが僕は、彼女に積極的に質問した結果聞けたのが
彼女は、「召喚士」僕達はその練習で召喚された初めての成功だったようだ
彼女の歳は、16歳 僕達と同い歳
異世界にも学校はある どうやら彼女も学生らしい
帰る方法を聞いたが、知らないと答えられた
そんな話をしていたらカークの住む町につく、彼女自分の町は案内してくれるようだ
彼女は、僕達に教えてくれたここが果物屋、ここが魔法屋、ここが武器屋、そしてここが私の家と、僕達からするとなじみのある者は果物屋しかなかったのだが
カークの部屋の前につくと
「あがってくださーい」と声がきこえたので僕達は、あがらせてもらう
部屋の内装は、僕の住む部屋と大してと変わらない
だが、置いてあるものが馴染みのないものがたくさんある
杖、緑色の液体、 五芒星の書いてある紙など訳のわからない物ばかりおいてある
「じゃあ私買い出し行ってくるんで留守番していてください」
と言ってカークは、部屋を出て行く
部屋は、僕と零の二人だけになった
「で、この赤い糸解いていい?」
すると彼女は、久しぶりに口を開いた
「ダメよ、不安なのよこれ解いてしまったらあなたか私どちらか消えてしまうんじゃないかって」
零にもかわいい所があるようだ
「これからどうする」
「とりあえず結婚しましょまた出会えたんだし」
彼女が、口を開くいつもおどろかされる
とりあえずって、忙しいな今日は