第一話 寡黙な美少女
─────彼女はこの世のものとは思えないほど美しかった
僕が、彼女をはじめてみたのは高校の入学式だった身長は160後半ほど髪の毛はロングで真っ黒な黒髪、顔立ち、匂い、スタイルすべてにおいて完璧で美しかった
────僕は、一目惚れした
彼女は誰に話しかけても無視することから「ぼっち美少女」やら「寡黙な美少女」なんて呼ばれている
噂だが告白は何回か受けていたみたいだ
すべて無視したらしいが
そんな彼女に僕は、一目惚れしていた気づいたら僕は、彼女を目で追っていた
彼女と同じ本をよんだり席替えで彼女の隣を指名したり
席替えが功を奏した時はよく消しゴムを落としたものだ
友達にも好きな事をはなしたのだがあいつと付き合う事は絶対無理なんていわれたものだ
そんなある日彼女が、屋上で弁当をたべていると聞きつけ僕もこれで最後にしようと勇気を振り絞り屋上に告白しに向かう
怖くて屋上の扉の前までいけなかったのだが
彼女は屋上で空をみていたそれは、美しく凛として僕は見取れてしまっていた
しばらくすると彼女はこちらを振り向いた「君もここ好きなの?」
いきなり話しかけられドキッとした声を聞いたのは初めてだ
声は想像どおりの綺麗な声をしていた
「んー?うん、好きだよきみも?」
「私もそうね好きよ」
────彼女は空を見上げながら予想外の事を言う
「きみ、わたしのことどう思う」
僕は、びっくりした声をはじめてきくほど寡黙な彼女がこんな事をきくなんて
「美人だとは思うよ」
彼女は僕に歩みってきた明るい屋上から扉前にいる僕の所に彼女は顔を赤くして言う
「じゃあ私の事好き?」
さっきの質問以上にびっくりした彼女に、嫌われてるとおもっていたから
彼女に見取れてしまっていた僕は、そのままの勢いで言ってしまっていた
「すき────ですあなたのことが」
すると彼女はまた予想外のことを言うのだった
「私も、君のことが好き」
なんと両想いだったのだ
「私は君に興味をもたれてないんだと思ってたのでも、最近の君の行動を見ていると私に興味あるんじゃないかと思う行動が多かったの、だから聞いてみただから両想いになれた」そういった彼女は、またもや驚きの言葉を言う
「心中しましょう」
ん?、今なんて言った聞き慣れない言葉だけにわからなかった
「いま、なんて?」
彼女は、少し怒った表情をみせたがもう一度言ってくた
「心中しましょうっていったの」
ん?なんで?
「すまん、なんで?」
彼女は後ろを振り向き歩き出し理由を述べる
「私ね死にたいの親も両方借金残して死んじゃったし私は毎日借金取りに追われる毎日、もういやなのこの世界がだからね私死んで異世界に転生するわ」
理由は、良くある自殺の理由かもしれないが一つ疑問がある
「なんで異世界に転生出来るとおもってるの?」
「そう感じるの死んだら異世界に行けるって」
と不思議な返事をする
「なんで僕なの」
「好きだからよ────それ以上に理由がいる?」
といいポケットの中から赤い糸を出した、それを自分の小指に縛り
その糸で同じように僕の小指に縛る
「なにしてるの?」
「死ぬ前に赤い糸を両方の小指に縛っとくの、向こうの世界でも出会えて両想いになれますようにって」こっち来てと彼女は、僕を屋上の端に立たせる
僕と彼女は、今にも落ちそうだ強風でも吹けば落ちるだろう
「一旦────お別れねまた会えるわよ絶対」
「会えたら、結婚しましょう」
顔が熱くなるのが、わかった
もしここで死んでも本望だとおもった
彼女に背中を押され屋上から飛び降りた
こうして僕 八雲 透と
彼女 桐生 零の異世界譚が────はじまるのだろうか?