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区分無し-糸

神について記す-ベルの日記

作者: ベル

 神という存在にはいくつかの能力・権限が与えられる。


その能力や権限については後々に記述するとして、


其れらを固定化したのは一番最初に生まれた大王神、

もっと正しく言うのならば、

大皇白王神(読み方はわからない)という一人の、いや一匹と言うべきか、

まあ神の単位は定かではないが、

兎も角、その一番最初に生まれた神が、

はじまりとなって、

神と呼ばれる種族をどんどんと増やしていった。


神が持つ能力や権限については、

人の形をして人間社会に紛れた神が残した書物や物品以外では表に出る事は無く、

人が記録した書物もまた見つかっては居ない。

其の事を神でも無い私が知る事が出来たのは、

私が神と人の混りによって出来た人間だからなのだということを今になって深く感じている。


まあ、私のことはどうでもいいとして、

私が見聞きした話などで、

最初に記述した神の能力や権限、

神そのものについて書いて書いて見るとしよう。


これから此処に書いておくことは、

私の推測も混じっているということを踏まえて読んで欲しい。


まず神が持つ能力や権限、権利は私が知る時点で複数存在している。

1.神は自身の空間を作り、持つ事が出来る。

2.神は余程の事では死なない。(例外有り)

3.神の作った空間は作った神そのものが許可しなければ他の神は入る事が出来ない。

4.神には個々に何らかの能力を持っている。(自身以外の種族不可侵の氷の城を作り上げる等々)

5.神が神以外のものと交わった場合や神であることを放棄した場合幾つかの権利や権限は消滅する。(例外有り)




まず1について、

空間と言うのは文字通りなのだが、

さらっと言うとすれば世界を創る事が出来ると言う事だ。

母曰く、玩具を組み立てるような意識で出来るらしい。


2について、

例外があると書いたが、

神は通常、人間が使う兵器や武器ではまず死ぬ事は無いらしく、

あと、神の力や自身の世界が維持できなくなると死してしまう可能性が在ったり、

人間やその他の種族に近くなって行くと神としての力が薄れてしまい、

簡単に命を落とす事があるという。

 稀に神が死しても死した神が作った空間は消えずに、

存在したり、神が死した時近くにいたモノが所有者になる場合があったりするらしいが、

私には良くわからない。


3について、

コレは神同士が必ずしも仲間であるとは限らないし、

仲が良いとは限らないと言う事で存在する権限だという。


4について、

私自身、小さい頃に母はどんな能力を持っていたのか聞いても、

教えてはくれなかったのだが、

氷の城を作り上げるという能力を持つ神が居ると言う事は、

母の知り合いの銀色の髪のお兄さんに聞いた事があっただけなので、

どういう基準や法則で能力が決まるのかというのは私自身良くわかっていない


5について、

私の母はどちらとも当てはまるらしく、

ある大事な約束を果たした時に神である事を半分放棄し、

一人の人間と恋に落ちた時に残りの能力が消滅したらしい。


例外というのは意識や想いの強さが関係するようで、

私が生まれる前に起きた大きな戦いの時には、

銀色の髪のお兄さんも手伝って、

母の持つ消滅していた能力が使えるようになって戦いに尽力したそうだ。


母やお兄さんが体験した大きな戦いとはなんだったのだろうかと、

今でも気になってしまうところがある。


とりあえずはこんなところで、

書くのを一旦休憩しようと思う。



クラリスの娘ベルより。









読んでいただきましてありがとうございます。

なんのこっちゃと思われそうですが、

一応関連性のある短編の一つになってます。


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