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2才の誕生日

2才のお祝いに国王陛下が出席してくださいました。


何故かって?わたしの祖父だからですけど?

前日にざわついていた使用人が言ってたので、母が王女だと確定した。御祖父様は母と色が同じで、威厳のあるふつうの美形だった。


「ああエメル。変わりないか。」

「お父様ったら、一昨日お会いしたばかりではありませんか。」

「愛する娘には毎日だって会いたいものだよ。」


母に張り付いてスカートを握る。

無邪気な幼児になるのは無理なので、人見知り路線でいこう。無表情な幼児でも、美人だと様になるものなのだ。


「ティツィアナよ、お父様。ティツィアナ・イーティアーテ・デルン。」

「そうか。大人しいな。二年前のコンラートはもっとやんちゃだった。」

「女の子ですもの。ティティ、御祖父様よ。」


御祖父様がしゃがんで目線を合わせてくれる。わたしと母と同じ瞳だ。


「おじーさま。」

「スヴェン殿に似てるが、エメルの面影もあるな。王家の翠玉だ。」

「おんなじ目。」


印象は悪くなさそうだったので、孫として、身振りで「おじーさま、だっこ」をやってみた。ちゃんと抱き上げてくれた。


そのまま膝の上で話しを聞いた。近況や母の昔の話し。王族の情報が増えて、ためになった。お祝いの言葉もちゃんともらった。

母が15歳で妊娠したという話しの時はケーキを食べて誤魔化した。なんとなくいたたまれなかった。



御祖父様は一時間ほどお茶をして帰っていったけど、その時は笑顔でお見送りした。プレゼントは去年と同じように山ほど頂いた。





誕生日にはいろいろ収穫があった。一番は陛下がわたしに対して敵対的ではなかったこと。言いやすいので心の中では陛下って呼んでる。


孫に向ける気安さの中にも気を使われていた。父に対して丁寧だったしそのせいもあるのかな。ちょっと線引きはあるけどふつうに可愛がってくれたと思う。


自分の立場が特殊なことだけは間違いない。そこをはっきりさせてからでないと、両親以外との関係構築なんてできない。



その他の情報


・陛下(44歳)

・祖母は他界

・陛下の兄弟とその子供は全員男

・母、王家久々の王女

・母(18歳)、わたし(2歳)

・母、兄弟がいる

・兄の息子(4歳)

・弟の息子(1才)

・母(+父)、王宮に出かけている

・母(+父)、陛下と頻繁に会ってる

・うちの家、王宮と近い

・うちの家(陛下が持ってる離宮の一つ)

・うちの使用人(陛下が手配している)

・母の身分=王女(一生)

・母、何か素晴らしい事をしたらしい



必要な事柄だけを箇条書きにして忘れないようメモした。親族情報はともかく、わたしってもしかして両親に関心なさ過ぎなのでは。両親が出かけてるとか全く気にしてなかった。まだ食事は別だし。


・・・・・・もう少し周りを気にして生活しよう。

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