連想ゲーム
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ゴリゴリに際どい話を書いたので、穏やかなものにしました。
ふと外出先でパン屋を発見した。こじんまりとしていて、地域密着型の様な、何処か優しさを感じる。看板石像である、ふくよかなコックと目が合ってしまったら、もう逃れる事など出来ず、気が付いたら来店していた。
「何を買ったんだ?」
「パンだよ」
私はビニールの袋を顔の横まで持ち上げて、密かに笑った。
思い返すのは、とっても小さな店内。人が三人以上入ったら、もう窮屈に感じてしまいそうな。トレーに置かれたパンは、お昼時を過ぎたせいか、ほぼ売り切れだった。でも偶然にも目当ての物を発見した。君が好きそうな物、私が好きな物。その両方。
ずっとご機嫌な私を察してか、彼の様子も穏やかだった。そして私と同じ様に彼も袋を見せた。猫の絵が書いてあるビニール。甘い匂いがずっとする。
「俺はちょっと変わったドーナツ。置物の猫が気になって気が付いたら買ってた」
私に勧める様に袋を差し出す。中に入っているのは、伸ばし棒の様なお菓子。ほんのりと漂う、手作りの甘さが胸を満たす。
「ん。私も」
同じ様に目が合って、同じ様に買っていた。これから電車に乗って、近くの公園で食べる予定。偶には良いだろうという、彼の方からの提案だった。
公園に着いて、吹き出る噴水を長めながら、買ったばかりのパンに口を付ける。私が今食べているのは掌サイズのメロンパン。可愛くて、美味しくて、でもそれ以上に優しい味がした。ずっと口に入れても、毒になんかならない優しい甘さだった。
「君みたいな味がする。優しい味がする。お店の外観は、うーん……」
「無理に探さなくて良い」
彼は端的にそう返すと、自分が買った袋を一瞥した。それから瞬きを一つ。
「俺はこれ買う時、お前みたいな店だと思った。猫の置物見て、お前を考えて、気が付いたら買ってた」
目は合わなかった。けども耳の先の赤さから、少し照れているのだと知った。
何でもない事から私を連想する程、君は事を思っているのかも知れない。勿論、私も。
渡が立ち寄ろうとして、定休日だったパン屋さん。
幻想奇譚でも何れ出したいネタです。
どれ食べても優しい。何食べても安心する。そんな味。
外観は全然似てないけど、素朴な雰囲気とか、やさしさとか感じ取って入ったんだろうなと。
彼氏さんの方は、彼女さんの事をよく猫に例えるので。
猫に似てるなー。気が付いたら購入……。といったノリ。
同棲する前の話だと良いなーと。
今はずっとベッタリなので。あ、依存しないと分かってる時。
際どい話が書きたい( •︠-•︡ )️ ウケるか分からないけど( '-' )
追伸 作者の『勝手な』偏見
彼氏さんは女の子の、彼女ちゃんは男の人の理想として書いてます。
※多分……。多分……。どうしよう、自信無くなってきた( '-' )
人の好みは千差万別ですけども、沢山自分の事を思ってくれる男の人を、女の子は嫌わないと思う……ので……(. . `)
男の人も同様に。
ずっと自分の事を考えて、かつ甘えてくれる子が好きなら……いいなぁ……と……(. . `)
んなわけねぇだろ!! 世界は……。
と言われたら引き篭ってしまうので、耳を塞ぎます( ˙꒳˙ )
え、ツンデレが良いとかあります?
多少トゲがあった方が刺さるとか!?
今勉強中なんです( ˙꒳˙ )
とある作家さん、『凄く可愛い!! 見てるだけで幸せ!!』と絶賛されているキャラクターを沢山お作りになってるので。
私の中では可愛くて仕方ないですけども、ズレまくったまま爆走してるので、偶に迷子になります( ¯−¯ )
あ、何もしなくて大丈夫です!!
『このキャラ可愛い』と思って下さったら、脳内で握手しましょうね!!«٩(*´ ꒳ `*)۶»