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鐵道旅路録 〜小田原へ行く編〜  作者: うっちーだよ。
1/1

新宿駅までの道のり。

これは、確か中二の時ぐらいの旅の記録。

小説かも怪しいもの。

楽しめるかも分からない。そんなもの。


「さて、今日はどこへ行こうか。」


 そんなことを考えながら、自分の鞄にスマホと、

五千円くらい入った財布に、家の冷蔵庫から

くすねたお茶、飴を何個か入れて、最寄りの駅まで

自転車を飛ばした。

 

 駅の近くの駐輪場に自転車を止めて、駅の券売機

で、三百円の切符を買い、そのまま改札機に入れ、

某駅まで向かった。この時は、どこへ向かうかさえ

決めてなかったもんだから、駅の中をうろうろしま

くっていた。そして思いついた。


「そうだ、小田原へ行こう。」


と、行き先が決まったならばそこまでの行き方だ。

小田急の特急、ロマンスカーを使うか。

それか、JRの二階建てグリーン車に乗っていくか。

どちらも捨てがたい。

 だが、この時の自分は、私鉄特急に乗ったことが

一度としてなかった。

 私鉄特急…そんな甘い誘惑が自分を襲った。

 しかも、ロマンスカーと来たものだ。これは、

勝ち目がなかった。

 そんなこんなで、自分は、小田急ロマンスカー

と言う特急に乗ることにした。

 小田急の始発駅にして一大ターミナルの新宿駅まで

移動して、ロマンスカーになるための特急券を

買うのだが、またしても、誘惑が襲ってきた。

 それは何なのか。

 それは、登場してから十年経つのにも関わらず、

その人気は衰えない車両、VSEでのはこね号。

 もうひとつは、VSEの後継車両であり、最新型の

GSEでのスーパーはこね号。

 この二つの誘惑が自分の頭の中で葛藤していた。

 のんびりと小田原を目指すはこね号、途中駅を

全て通過して小田原を目指すスーパーはこね号。

 最後に選ばれたのは、スーパーはこね号だった。

 やっぱ、スーパーって付くとなんかかっこいいん

だよなぁ〜。

 そんな軽い気持ちで、スーパーはこね号の特急券を

買った。

 この時、とある失敗を自分はしてしまった。

 それは何か。

 この時、丁度十分後に出るスーパーはこね号が

あったのだが、間違えて、一時間後に出るスーパー

はこね号の特急券をかってしまったのだ。1時間と

言うと、スーパーはこね号で小田原を手前くらいまで

行けてしまうような時間だ。

 これは、ロスタイムだ。

 まぁ、仕方がない。

 こういう時に、鉄道好きは何をするのか。

 それは、撮影である。(個人的に)

 そして、何十枚か撮影したのち、一番線ホームに

ミュージックホーンが鳴り響きながら、GSEが入線

してきた。

 そして、十分程度の車内清掃ののち、

ドアが開いた。自分は、心を躍らせながら、

車内へ、一歩足を踏み入れた。

 

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