紙パンツの効用
怪談?! の続き。
莉沙と雅美はよく図書館に行く。
読むジャンルはいろいろ。
ある推理小説で、参考人として任意で事情聴取された人が、
出されたお茶にまったく手を付けなかったという場面が。
茶碗に口を付けると唾液が付着して、それがDNA 鑑定の試料に。
口だけでなく、おシモで「鉄板ガード」した例が。
ある女性が任意で事情聴取され、途中で署のトイレを借りた。
取り調べに当たった女性の刑事は、口には出さずに、「トイレの和式便器におしっこが飛び散っていたら、それが鑑定の試料に使えるかも」
ところが・・
参考人を帰してから女子トイレを調べたら・・
排尿の痕跡はまったくなし。
女性の刑事はすぐに気がついた。
「あの人がかなりの頻尿なのはわかっている。
もしかして、紙おむつを使っている?」
事実はその通り。
結局、この事件は物証も状況証拠も得られずに迷宮入りになった。
(続く)