第3話 出発! カテリア攻略作戦
「いいか、諸君!!カテリアは地勢上も、極めて重要ポイントの1つだ!今日、ここで落とすぞ!!」
10日とは早いものだ。今日は出発の日、作戦の最高責任者である、シャーリー中将が兵士を鼓舞する言葉を聞いて、俺はなんとなく、そう思った。
新兵の多い、俺たち第10部隊は、先に主要部隊として出発した第2部隊の後を追って、彼らの戦闘支援と補給を行う。そして第2部隊にはリヴィもいる。エリートが揃っていると聞くので、あまり心配はしていないが、それを聞いたときは、嫌でも気合いが入ったものだ。
緊張をほぐすため、移動中、俺はクラーク班長の訓練のことを考えていた。
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「--いいかい?魔法とは、体内にある魔力を変換して放出することで繰り出せる。体内に現存する魔力を可視化したものがMPであり、これが枯渇すると意識を失い、最悪死に至る。」
「魔力は万人に共通して存在するが、その変換方法で魔法の性質が異なる。攻撃魔法として基本的なものは、火、水、風、氷、土、雷、光、闇…他にもあるが……とりあえず、君たちにはここまでで良いだろう。」
「魔力は、回復魔法に変換することもできるし、自身の強化に使うことも可能だ。その他にも補助魔法、召喚魔法、空間魔法など、用途を挙げればきりがないのぉ。」
そんなに多くては、あと10日で何をすれば良いのだろうか?
「いいかい?今回の作戦で、君たちはまず、戦闘に参加することはない。任されても、馬の管理くらいだろうのぉ。」
「その事を踏まえて、君たちが今からやるべきなのは…ズバリ、馬の世話じゃなぁ。」
----え?--
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<ダダッ、ダダッ、ダダッ>
馬の背というのは、なかなか揺れる。振動で我に帰った。任務に集中しなければ。
俺たちが訓練していた、主要拠点、ラダリアから転移魔法で前線拠点へ。それから馬でかれこれ2時間ほどになる。
地図的には、あと15分といったところだろうか。
ここで突然、
「止まれぇぇ!!」
前方から声が聞こえると、俺たちもあわてて止まる。
「どうした!?何があった?!」
対応しているのは、6班班長だろうか。見ると、ボロボロの兵士が一人、介抱されていた。
「敵の…、大将です!こちらの動きを読んで、最初から2部隊を配備していたようです。
奴と、奴が召喚した三体の神獣は、カテリアの町ごと第2部隊を殲滅にかかりました。
その結果、我々の部隊は1、3、5班が全滅し、他の班も壊滅的打撃を被っていると思われます。」
「----はめられたか…。」
辺りが騒がしくなってきた。
つまり、現在の状況はこうだ。
第2部隊は、もはや部隊として機能してはいないだろう。
残る戦力は、新兵が多いうえ、補給を目的とした第10部隊と第2部隊の生き残りだけ。
さて、どうしたものか。とりあえず、リヴィエルも気になるし、合流したいところだが…。
「お、おい…なんだあれ?!」
周りに習って空を見上げると、そこには、円形の異空間が広がっていた。
「召喚魔法だ!全員退避しろ!!」
そう誰かが叫んだが、遅かった。
<バチチヂヂヂッッッ>
紫色の電流が、辺り一面を覆う。
俺たち10班は、クラーク班長の作った土の壁で助かったが、他のやつらがどうなったかはわからない。
伝説の神獣、白虎の登場に、周囲は成す術がなかった。
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