魔王になるもの
「ギャァ、ギャァ、ギャァ」
え~といま僕はどうなってるの?
空を飛んでいるの、それとも捕まってるの?
このフクロウおかしいでしょ。だって目3つもあるもん。
「ギ、ギ、オマえハ、マおウにナるモノだ。ナをモウせ」
魔王?僕が?一応名を申しておいたほうが良さそうだ。
「ぼ、僕の名は、寒波 荒だ。」
「サムなミ あラシ?」
「そ、そうだ!」
「オマえ、マ王に、なる。俺、種族、魔王を導く魔物。」
てことは、僕が魔王になっていうこと?
「城、見えてきた、ここで、お前、住む。魔王に、なる」
この城は、教科書に載ってる感じの西洋の城みたいだな。
入口には、石化した大きな扉があった。
「この石、お前、ステータス、分かる。」
そうすると、フクロウは虹色の石を渡してきた。
「ステータスオープン念じ
る。」
言うとおりに、
(ステータスオープン)
と念じると、画面が表示された。
寒波 荒
さむなみ あらし
レベル1
HP 50
MP 40
攻撃力 40
防御力 40
ノーマルスキル
ステータス超アップ
スキル効果アップ
空間把握
無詠唱魔法
ユニークスキル
ステータス超アップ
思考共有
ステータス共有
封印解除
魔王の種
封印解除?この石化した扉のことかな。とりあえず、
(封印解除)
と念じてみた。すると石化した扉が元の色に戻った。
「これからどうしよう」
ステータスにあった封印解除というスキルを使ったら石化した扉が元の色に戻った。
おそらく石化=封印だったのだろう。封印されるほどのことがあったのだろう。
だが、意味分からないところに拠点ができたのは、大きい。
これからどうしようかな。
みんなを探しに行くっていう手もあるけど、せっかく来た異世界だ。しかも魔王の種。
すると、
「お前、今から、魔王になる。」
すると、その魔物は羽根の中から、紫色の石が出てきた。
その魔物は魔方陣を作り出され石を真ん中に置かれた。
「真ん中に、立て。」
そうして僕は、その場に行き、
「そこに座れ。」
「石を持て。」
僕は言われたことをした。
そして、
「仕上げだ、自分がなりたい種族を思い浮かべろ。」
「なんでだ?」
「そうしないと進まない。」
「はぁ」
そして、僕は
(異世界といえば、エルフかな。そして魔法でしょ)
すると、石が突然光りだした。
「お前、エルフなる、エルフの魔王だ。」
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そして、この日寒波は、魔王に・・・
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