いろいろな情報
魔物が出るとかRPGじゃん。
俺たちは武器を持っていないから、魔物が出た時は、天馬さんに、倒してもらうように頼んでいる。
魔物(って言ってもゴブリンだけだけど)を倒すと、武器が入った箱が落ちてくる。この箱にはさっき細剣がはいっていた。その細剣は天馬さんが使っている。
ゴブリンが2体出てきた。天馬さんはそのゴブリンをすぐに切り倒して箱が落ちてきた。天馬さんの剣道は二種類あって、ひとつはみんなの知ってる剣道。もうひとつが、抜刀術。今、あっさり倒されてるゴブリンのことが可哀想に思えてくるほど天馬さんが圧倒している。そういえば、勇者とか魔王っているのかな?
おっと、箱が落ちてきた。
「おぉ、見ろよこの箱の中に10本の矢とボウガンが入ってるぜ。」
さっそくひとつの箱を開けていた。ボウガンは、サバゲーとかによくある見た目だった。そして試し打ちしたところ威力も申し分ないほどだ。なぜなら、石突き刺さるほどだ。
看板には、残りの魔物の数を表示していた。看板は、100mおきに設置してあった。あと7体かぁ。そういえば2つ箱があってひとつはボウガンだったけどもうひとつの箱には何が入っているのだろう、と思い箱を開けたら食糧と飲み物が入っていた。この森では食糧が見つからなかったのでうれしい。
「とりあえずご飯にしようぜ。」
とりあえずみんなでご飯にすることにした。幸いにも全員の分プラスあと1日分の食糧が入っていた。
みんなが食事をし終わり、休憩していたら空から大きなフクロウが来た。
そして、あまりにもこのフクロウはデカ過ぎる。更に目が3つあり、羽は、黒く怪しく光っていて不気味さが増していた。
するとフクロウは、
「ギャァァ!!」
と叫び、寒波くんがつかまってしまった。
助けようとしたが、怖くて足が動かなかった。天馬さんは、さっそくフクロウを倒そうと動いていた。
細剣がぎり届かず、あっけなく寒波くんが連れて行かれた。
天馬さんは、俺がうごけなかったのを見て
「ごめん、寒波くんはどうなっちゃったの?」
「連れ去られたに決まってるじゃん。見てなかったの?」
俺は、確かに当たり前だと思った。
「もがいてはいた、けど一言もしゃべらなかった。しかもこれからどうするかを考えたぽいし。」
「ヤバ。おかしいでしょ。」
「あんな状況でも冷静だったのが凄かったなぁ。」
そう言いながら道を進んで行った。
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