魔王会議 ②
タイトルを番号にしました。
『魔王会議~前編~』→『魔王会議 ①』
石を壊したらなんか変なゲートみたいなの出来たんだけど。
行くか。
この剣は貰う、てか僕の城にあったから僕の物だよね。
『お前の物だ。ちなみにこの剣には〔破壊強化〕がついている。』
なるほど。だから石を切り壊すことが簡単に出来たのか。
ついでにここにある服に着替えるか。
よし、準備万端!このゲートを潜るか。
そして僕はこのゲートを潜った。
受付みたいな場所に出てきた。
「「ようこそ、招待状を見せて下さい。」」
「はい。」
僕は招待状を見せて中に入った。
すると円卓と8つの椅子が並べてあった。
2つの椅子にはもう誰かが座っていた。
「あっルクレス様、席はこちらです。」
受付に居た人が来て僕を案内してくれた。
椅子は一番端だった。
椅子には8と刻まれていた。
続々と魔王たちが来て、全員揃った。
1と刻まれている椅子に座っている魔王が立ち上がり、
「これより、魔王会議を始める。議題は、8のルクレス・ハウトの魔王認定についてです。ルクレスさん、自己紹介を。」
「新しく魔王を宣言したルクレス・ハウトです。魔王になれって言われたんで魔王になりました。」
『それじゃ・・・まぁいいや。』
ミアイ、どうした?ミアイが答える間もなく、
「この魔王を認める魔王はいますか?」
「おい、誰に魔王になれって言われたんだ?」
この6の魔王、豚みたいな種族だな。
それはおいといて、ミアイどうしたらいい?
『魔鳥に言われた。って言えばいいかな。』
「まち・・・」
「この魔王は魔鳥が選んだ者です。」
1の魔王ヤバイな。
めっちゃグイグイくる。
「それでは、他にありますか?」
「ない。」
2の魔王、なんかあそこだけ変な感じがする。
この椅子の番号は恐らく魔王になった順番を表しているのかな。
『あぁ、恐らくそうだろうな。』
「次にこの魔王の強さをみましょう。誰かこの魔王と勝負したい者はいますか?」
「それじゃ、俺で。」
「それでは、私の配下が貴方を試しましょう。」
えーダルい。
てか、なんで魔王と戦わないの?
まっ、いっか。
「ルールを説明します。相手を殺しては、いけないです。そして、相手が参ったと言う、又は、気絶させることが勝利条件です。それではいいですか?」
すると円卓が消え、僕と相手が結界で包まれた。
ミアイ、この結界の性質はなんだ?
『・・・この中では物は壊せないな。外と中で隔離されている。だがこの中でワールド・ロストは使えるな。』
非致死に出来るか?
『もちろん。』
頼んだ。
さて、あいつはどういう攻撃かな?
「それでは・・・初め!」
すると、相手は剣を出し、切りつけてきた。
あぶな。殺す気満々じゃん。
しばらくは避けるか。
ミアイ、フェイントを見極めてくれ。
『わかった。』
相手の剣に魔法がかかっていることに気付いた。この魔法は・・・切りやすくなっている、だと。そんな魔法あるのか。
すると、自分に攻撃がかすった。痛って!あれ?そこまで痛くないな。
ミアイ、こんな魔法あるのか?
『見つからない。この魔法の詠唱方法が分からない。恐らく、オリジナルの魔法だろう。』
対処法はあるのか?
『自分の・・・くっ』
もしもし?ミアイさん?
火事ですか?救急ですか?そんなことしてる場合じゃない!
さらに、相手のスピードが増した気がする。
ミアイ!どうした?くそ、ワールド・ロストの制御が出来ないじゃないか。でも、やるしかない!
僕は剣を床に刺し、
「くらえ!〔我が為に消えゆく世界〕!!」
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今日は2月22日です。
かと言ってやることもないですけど・・・
大変遅れました。色々ありましたので